2008年12月31日水曜日

獣の奏者エリン @宣伝番組


局:NHK-E
放送日:2008/12/31
評価:HV1280?

前番後の予告でSD-HV?を疑ったけれど、今日の番組内での映像では予告同様にボケの強いところもあったけれど、比較的よい状態のHVらしいカットもありHV1280に訂正。

それでも、メジャー同様リサイズした形跡が確認できるフレームが多くあり、こちらは元は1280x720より小さいサイズの可能性もありそう。予告で見たところのように縦長の分布になるところもありその分布になる理由も謎。

MAJOR 5th season @宣伝番組


局:NHK-E
放送日:2008/12/31
評価:HV1280


「2009アニメ先どりスペシャル~メジャー&感動の新作~」という長いタイトルの番組内での映像。

大きな分布ではないけれど、円に近くノイズの少ない綺麗な画質。

このアニメに限らないけれど、縦720の特徴が強く出ていてHV1280に分類していても、別のサイズからリサイズされたような特徴が出ているものが多くあり、これもその一つ。少し劣化するような方法で、大きなサイズを縮小したようにも見えるし、逆にもう少し小さいサイズの絵を1280x720に拡大したようにも見え、処理過程の推測はなかなか難しい。

劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ


局:テレビ東京
放送日:2008/12/31
評価:HV1280+

前回放送の1作前で2006年。

劇場版ということで上下15ずつの黒帯がついた横長の映像。非常に精細でもえたんサイズ1536*864よりも大きなサイズのようだ。

分布としては巨大というわけではないけれど、HV1280程度のアニメでよく見られるリサイズでの線の乱れも確認できず(といってもリサイズなしというわけではない)滑らかで美しい。巨大分布でない分、高周波成分の少ない絵なので、圧縮での劣化が出にくく動きが派手でないところではMPEG2由来のノイズも少ないように見える。

黒帯びを含めて元の解像度は1920x1080には届かない感じはするものの、劇場版としてはトップクラスだろう。少し珍しい例なので、後でも確認しなおすかも。

時計表示があったため、消しています。


追記
CGで作ったデータ部分に都合のよいジャギが出ていて、どうやら縦は1027に近いようだ。黒帯があるので、絵の部分で換算すると1000にかなり近い数字になる。横は1826程度になると推定できるけれど、地デジの1440のサイズでは崩れてしまい確認できず。

はじめの一歩 New Challenger 予告


局:日本テレビ
放送日:2008/12/30
評価:HV1280 (1280x720)


この枠は引き続きHV。よい場所では比較的大きな円に近い分布でなかなか優秀なHV画質。

圧縮でのノイズはそれなりに出ているけれど分布が示すとおり状態もよく、ジャギの特徴も綺麗に残っていてわかりやすく、これも1ピクセル以下の精度で1280x720。解像度も前番魍魎と変わらず。

2008年12月30日火曜日

かんなぎ 9話


局:BSJAPAN
放送日:2008/12/29
評価:SD-i/486


いつのまにかSD-iになっていた。今回から?
以前の分布はこちら

SD-iであればインタレ保持で全体をSD-pに近い状態まで改善できるので、横の伸びの悪い分布になるDVDよりかなりよい画質で楽しめてしまう。



という事で、今回も縞を解消した時の分布を見てみると、回が違う=絵が異なるのであまり細かく比較しても意味はないものの、縦は差がなく、横はDVDを圧倒している。

2008年12月29日月曜日

劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸


局:BSJAPAN
放送日:2008/12/29
評価:HV1280+

テレ東と同じ場所。比較すると少しBSの方が横の伸びがよいけれど大差なく、局ロゴを隠すと普通にテレビで見て判別するのは不可能なくらい似た状態。

それでも拡大してみると元解像度が1440を超えているだけに1920と1440の差で地上波の劣化は確認できる。BSは元解像度のジャギの特徴が比較的綺麗に残っているので正確な数字も出すことはできると思うけれど、時間がかかるのでパス。横は1500以上はありそうなので、これももえたんサイズ1536x864より少し小さい解像度だろう。

左右の斑点はBSJAPANロゴ成分。

2008~2009年 年またぎ 大グレン団祭 天元突破グレンラガン 第一夜


局:テレビ東京
放送日:2008/12/28
評価:SD-ip/486

長いタイトルだけど、普通に再放送。ここをはじめた頃に一回みてるけれど、改めて確認。

少し四角っぽ分布ではあるけれど、過度にジャギ感が強いほどでもなく、比較的よい状態のSD-ip。よく動くアニメだけに、SD-ipでは縞が出ているところが多い。動きが大きい時はそれほど気にならないけれど、振動しているところとか、スピードの遅いパンなどのシーンでは気になるところも多々あるので、縞解消して見たくなる作品。

2008年12月28日日曜日

こんにちはアン 番宣


局:BSフジ
放送日:2008/12/28
評価:HV1280+


1クール空くので冬を飛び越えて2009春アニメの番宣。それほど大きな分布ではないけれど、1440x810に近い特徴が出ていておそらくHV1280+。

タイトルの文字は消しています。

あまり動かないところでも圧縮時のレート不足によるノイズと思われる劣化が気になるところが多く、やはりBSフジのエンコーダ、というかその設定含めてあまりよくない。

ポルフィより若干小さい分布になった感じはするけれど暗くてわかりにくいだけで伸びは悪くなく、絵としてはリンギングも少ない状態で線も明瞭。1920x1080放送という点を含めて高精細さが伝わるHV映像。

動画部分は少なかったけれど、一部はちゃんと動いていたので放送もこの画質のままかな?

2008年12月27日土曜日

ef - a tale of melodies. 1 Blu-ray



発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/12/26
評価:HV1280


memoriesとほぼ同じ傾向。解像度も同様でこれもHV1280。CGも美しく、映像を見てるだけでも楽しめる気がするけれど、アニメの楽しみ方としては何か違うかな。


(あお)で改めて比較とかしてます。

2008年12月26日金曜日

ef - a tale of memories. Blu-ray BOX


発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/12/26
評価:HV1280

少しノイズの分布が周辺に見えるけれど比較的大きい分布。これもHV1280で高解像度な映像というわけではないもののシャープな絵。tvkとはもう比較する気にもならない異次元の画質で圧倒的な情報量の差を見せつけてくれる。


こちらも(あお)でだらだら書いてます。

ケメコデラックス! 01 Blu-ray


発売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/12/26
評価:HV1280

びみょ~

分布だけで判断すると優秀なアプコンに見えなくもない。といっても確実にアプコンでない、と言い切れるだけの特徴はあり、これでも一応HV1280。

くわしくはこちら

2008年12月25日木曜日

みなみけ おかえり 番宣


局:テレビ東京
放送日:2008/12/24
評価:LB-SD-ip/486 SD-ip/486訂正

おかわりと似た分布で、SD-ipの特徴があるものの、縦の伸びが悪くLBの限界に十分近いので、LBの状態が確実にあったという特徴は確認できないもののLB-SDの可能性が高そう。

細かいアプコン分類を行なう前だったおかわりを再確認してみると1話はLB-SD-ip/487。すたちゃ枠でたまに出てくる縦487になるアプコン処理は1年以上前からあったようだ。

番組名や新番組の文字等は消しています。

追記
縦の伸びが悪いもののLB経由ではもっと劣化するようなので、単にボケが強いだけかも。FFTで比較しても意味のない例も目立ってきたので無理な分類は減らすべきか。

続 夏目友人帳 番宣


局:テレビ東京
放送日:2008/12/24
評価:HV1280?


1期1話より少しよい分布だけれど、元々場所によって分布に差があるアニメなので似たような画質と考えていいだろう。1期ではあまり丁寧に確認していなかったけれど、縦方向にリサイズでの劣化があり、その分伸びが悪くなっていて僅かに横長分布になっている。

1280x720のジャギがはっきり確認できるところがなく、1536x864の特徴が残っているように見えるので元はかなり高解像度の状態だったのかも。そのサイズから直接1080iに拡大したとは思えないくらい縦方向に劣化が出ているので、これも1280x720程度に縮小された過程があると思えるものの、番宣中のカットだけでは断定できず?付き。本放送で状態のよいフレームを使って調べれば明確に判断できるかな。

タイトル等、絵と特徴が異なる要素は消しています。

2008年12月23日火曜日

劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸


局:テレビ東京
放送日:2008/12/23
評価:HV1280+

円に近い大きな分布で場所による差も少なく安定している。トップクラスの巨大分布でもなく、リンギング等もないため見た目にシャープな絵ではないけれど情報量の多いHV画質。上下に黒帯付きだけれど最新作のCMと少し数字が異なり、上下21ドット程度で左右にも若干欠けがあり、アメリカンビスタの1:1.85に十分近い。

これも何度かリサイズされたのか線の乱れが目立ちジャギが崩れているため、かなり時間をかけないと数字が出せそうにないけれど、元のサイズは横1440より大きいように見える。

1年前の劇場版1作目の放送はこちら。似たような分布なので、画質も大差なさそうに思えるけれど、1年前はチェックしたフレームの画像も捨てていたため再検証できず。去年の劇場版BLEACHの放送がデータを残してない最後の記事で、これ以降は再検証可能できるようにデータは残してあります。

美肌一族 最終話


局:テレビ東京
放送日:2008/12/22
評価:HV1280-i (1280?x720)

最後までHV1280-iで常時縞のまま終了。前回書いた通り、縞の状態から直前の状態は縦720であったことは間違いないものの、縞を解消すると1440x810に近い特徴が見えてくる。もっと高い精度で確認してみると1431.5x806.5程度、ほぼ16:9なのでほとんど歪みはない。

ということで元は1440x810で少し周囲を切った(意図的なのか処理上の都合かわからないけど)上で1280x720にし、さらに1080i化したものだろう。

正確な数字を見出せないものも残っているけれど、同様に1フレームを見ても2つの解像度の特徴を併せ持つアニメも多くあり、HV1280とHV1280+で誤認や迷走が多いのも、放送までに複数の解像度を経て複雑な特徴が出ていることに原因がありそう。
単純なミスや勘違いも多々あるけど・・・

番外 アキカン! 1話 先行配信


サイト:バンダイチャンネル
配信日:2008/12/22


制限なしでの先行配信という事で、確認しておこう。上限の変な分布は取得過程の問題なので、無視して下さい。レタボ状態なので、縦の伸びが悪いのは当然としても、ちょっと悪すぎる。レタボ化もフィールド単位の縮小でよれよれになっていて、それを誤魔化すためにぼかしたような状態。分布としてはtvkでもありそうな大きさだけれど、細部の欠落によるのっぺり感が強い。1Mbpsしかないというよりも、仕事がいい加減だからひどいという気がしないでもない。

宇宙をかける少女 予告


局:テレビ東京
放送日:2008/12/22
評価:HV1280


BS11でのCMよりかなりよい分布。といっても場所によって差が大きいアニメで、特に動きやぼかしの効果等がない場所でもBS11より小さな分布になるカットもあり不安定。

よい場所ではここまで大きな分布になる程度にボケの少ないHV画質。

2008年12月21日日曜日

ドラえもん のび太の魔界大冒険

★4:3アニメです

局:BS朝日
放送日:2008/12/20
評価:4:3-ip/486

8月以来の古いドラ映画@BS朝日。前回放送作品より1年前の1984年。コンポジでドット妨害輝線も出でいる上4:3なのに16:9の平均にもとどかない横の伸びの悪さなどあまり状態はよくない。というよりは前回の劇場版放送の画質が特によかっただけかな。

-ipではあるものの、セルの位置ずれによる微妙な動きの影響で、演出上は動きのない場所でも縞が出てしまっているところが多く、上下の隅にその影響の分布も見える。

今回も番組名表示付きだったので、局ロゴ含めて消しています。

2008年12月20日土曜日

獣の奏者エリン 予告


局:NHK-E
放送日:2008/12/20
評価:SD-HV1280?

縦長のSD-pでのスクイーズアプコンっぽい分布でボケた画質ではあるけれど、縦に720の特徴が強く出ているので、1280x720のサイズの状態も存在した感じ。SDを1280x720にアプコンしてさらに1080i化したパターンかな?

元はSDだったと言い切れる特徴は確認していないので、とりあえず?付き。

フルメタル・パニック? ふもっふ 1話


★4:3アニメです

局:BS11
日:2008/12/19
評価:4:3-ip/486

地上波でみたところと同じフレーム。MXより少し小さいけれど、劣化が少なく周辺のノイズによる分布もあまり目立たず綺麗な印象。

MXとtvkでは画質差は大きいものの4:3の絵の部分の大きさはほぼ同じ(位置はずれているが)だったのに、BS11では1920換算で右12ピクセル、左8ピクセル程度欠けた状態になっていて、少し絵が小さい。縦横比はほぼ一致していてるので、歪みはないけれど、絵を切り出して4:3にするには注意が必要。

2008年12月17日水曜日

RIDEBACK 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2008/12/16
評価:HALF?-額縁(B)-ip/486

tvkと同じフレーム。同じ額縁状態ではあるけれど差は大きく、縦の激しいボケを反映して押しつぶしたような形ではあるものの、MXの方が一回り大きい。

左右の縦線分布はこのフレームではドット妨害のようなノイズが残っている影響だけれど、色の状態を見る限りコンポジ経由と思える要素は確認できず発生理由は不明。

tvkより状態がよい分、縦の解像度も少し高く見え、LBの縦解像度半分という状態ではないようなので、HALFという分類は不適切にも思えるけれど、通常のレタボズームより縦方向の解像度は低いので、番宣だし同類ということにしてしまおう。

2008年12月15日月曜日

リトルプリンセス


局:TwellV
放送日:2008/12/15
評価:HV1280+

変わった分布だけれど、これもPC作画で見かける同心円状の分布パターンの一種かな。取り込んだ絵をPC(あるいは近い環境)上でリサイズして使っているのかフレーム内でも異なる解像度の特徴が出ているところもあり、全体に共通の解像度は判別が困難だけれど、これも縦1000を超えそうなくらい高精細。

過去に確認した海外のHVアニメの本数は少ないけれど、日本でのHVアニメでは1280x720が主流であるのに対し、海外作品では縦解像度900以上のものが多いようだ。

2008年12月14日日曜日

ベン10


局:BS11
放送日:2008/12/14
評価:HV1280+

高精細な絵で分布も大きい。1920x1080の特徴が確認できず、それよりも大きいサイズの絵を縮小したようにも見えるものの、若干線に乱れがあって正確な数字は出せそうにない。少なくとも縦1000以上の解像度はありそう。

アキカン! 番宣 2


局:BS11
放送日:2008/12/13
評価:SD-i/482

先週の悲惨な画質から、新しくなって今回の番宣はコンポネだけれど、-iアプコンで常時縞あり。

SD-iのアニメでは似た分布になっているものが多いけれど、少し変わった分布で、元の縦解像度も482程度と珍しいパターン。

SD-iとしても横の伸びが悪く少しボケ気味。本放送ではもう少しまともな画質を期待したいところ。

2008年12月11日木曜日

ルパン三世 ルパンVS複製人間 カリオストロの城 Blu-Ray


発売元:バップ
発売日:2008/12/03
評価:HV1280+


"ルパンVS複製人間"。

若干小さい分布に見えてしまう感じでシャープな絵ではないものの、少し暗い分布でも伸びは悪くなく、情報量の多いBDらしい映像。1080pらしい安定した映像で、元のフィルムの状態が比較的よかったのか古いながらも汚い印象もなく、オリジナルのよさは十分再現できている気がする。





発売元:バップ
発売日:2008/12/03
評価:HV1280+


カリオストロの城。

地上波放送と似た分布で精細感はあまり変わらないものの、絵として見ると差は大きい。地上波での放送ではレート不足でつぶれてしまっていたグレインや、フィルム(あるいはセルの段階でも)のゴミや傷っぽい要素もはっきり確認できる。地上波では汚いというレベルになっていた線まわりのリンギングや圧縮でさらに劣化したようなノイズが大幅に軽減されて十分見やすい画質。

それでもルパンVS複製人間と比べると普通に見ていてもグレインが目立つシーンや、1080iに起因する劣化のほか、全体が少し暗く、少し不親切な出来かも。

地上波との比較とか含めて、今回も(あお)で書いてます。

ぽかぽか森のラスカル


局:TwellV
放送日:2008/12/10
評価:額縁-ip/486

これも同様に額縁で、コンポジのため非常に汚い。それを反映して奇妙な分布になっている。

tvkでの放送も額縁だったと思うけれど、こんな低画質額縁が全国で楽しめるようになってしまうとは・・・

アクビガール


局:TwellV
放送日:2008/12/10
評価:額縁-ip/486


引き続きTwellV。短いアニメではあるけれど、かなり珍しい額縁。

動きがあると縞での劣化が目立つものの、静止時の分布は若干四角に近い分布で、ボケた感じはない。上下の影はフィールドの一部で動きがあったために-iアプコンのような分布が加わったためでやり直すのが面倒だったのでそのまま。

2008年12月9日火曜日

スパイダーライダーズ~オラクルの勇者たち~


局:TwellV
放送日:2008/12/09
評価:SD-ip/486

TwellVいつのまに・・・。ということで比較的新しいアニメの再放送なのでチェックしておこう。

SD-ipらしい分布であるけれど、大きな円に近い分布で、線は太めで精細な感じはないものの比較的良質なアプコン。

見えにくいけれど、中心の円の分布から少し離れたもやっとした部分はTwellVのロゴ成分。

2008年12月8日月曜日

蟲師 1話


局:BS2
放送日:2008/12/08
評価:SD放送

BDの宣伝?と思えるこのタイミングでのBS2での放送。公式でSD制作と書いているのでフジでの放送からすべてアプコンだった模様。

SD放送なのにSD-ipアプコンでの劣化の形跡が確認でき、BS2のいつものパターンでこれも元はHD解像度でBS2用にエンコード直前の段階でSD化をした可能性が高そう。
動きのある部分は激しくボケていて、動きのない部分でもこの程度の縦の伸びしかなくSDとしてもかなりボケた画質なので、放送自体はHDだったフジテレビやBSフジでの放送より悪化してる。


局:BSフジ
放送日:2006/10/06
評価:SD-p

リサイズしたデータしか残していないので参考程度と考えて欲しいものですが、BSフジでの再放送時(BSフジでの1話としては最初の放送だけれど)の同じフレーム。一見SD-ipっぽい分布ではあるけれど、元から柔らかい質感の絵のために若干小さい分布になっているだけで、もう少し明るく補正すると若干縦長のSD-pらしい分布に見えてくる。ED等の文字を含む場所はSD-pらしい分布になる。

現在のBSフジ月曜24:30枠のアニメでのフジテレビとBSフジの画質さの傾向は当時からそのままで、アプコンだったこのアニメも、ノイズが多く少しシャープな状態な分ジャギも比較的確認しやすい状態だったBSに対し、地上波は少しぼけた感じはあっても自然な線で上質なアプコン放送だった、という感じが記憶の中の印象。

劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ CM


局:テレビ東京
放送日:2008/12/08
評価:HV1280+

このところBDや映画のCMスルー気味だったので、久しぶりに。CMでは動きの大きなカットを使うことが多く、圧縮での破綻が目立つものが多いけれど、このCMでは破綻は少なめ。その分少しボケもあって分布はそれほど大きくないものの、円に近く高精細でジャギ感もほとんどない劇場版らしい質感。

正確な数字が出せそうにないけれど、精細でも1920x1080に近いというわけでもなく、もえたんサイズ1536x864よりちょっと小さい数字になりそう。上下にそれぞれ27ピクセル程度の黒帯がついていて16:9より横長のビスタサイズなので、元の映像全体がちゃんと収まっている状態だろう。

コードギアス反逆のルルーシュR2 10話


局:BS-i
放送日:2008/12/07
評価:HV1280 (1280x720)

折角再放送しているので、これも正確な解像度を再確認しておこう。

場所によってはボケ感が強いものの、平均的には十分大きなHV分布でこれも誤差1以下で1280x720。

2008年12月7日日曜日

RIDEBACK 番宣


局:tvk
放送日:2008/12/06
評価:HALF-額縁(B)-ip/486

動きのないフレームがなく、上下にうっすらと影はあるけれど-ipで一応コンポネ。縦に激しくボケた状態で厚みのないHALFの分布で実質的な縦解像度は180程度だろう。

まだ例が少ない(こんな画質が増えても困るけど)、HALFの分類についてはアリソンとリリアで書いてます。

アキカン! 番宣


局:BS11
放送日:2008/12/06
評価:LB-ip/386


相変わらず番宣開始が早いBS11。BS11ではめずらしいコンポジ番宣で、それぞれ左右60,上下30ドット程度の額縁のおまけ付き。その影響か、額を含めての元の縦解像度は386程度と普通のLBよりも大きな数字になっている。

通常の額縁ではないものの、分布としてはtvkでよくみるパターン。さすがにこの画質での放送はないと思うけれどちょっと不安。

2008年12月6日土曜日

番外 たまにはDVDも見てみる おまけ Air


DVDの画質は元から悪い?、と勘違いしてしまいそうなくらい最近売れているアニメDVDはどれも横方向の伸びの悪さが目立つ分布になっているので、DVDでもやろうと思えばこういう分布になる、という例ということでAirDVDの分布も見ておこう。

単純な拡大での分布。通常のアプコン放送でもここまで大きな分布のものはない、というくらい大きな分布で、DVDでもこの程度の分布になるような画質は実現できる。

分布はよく解像度は高いけれど、最近のテレビでの視聴を考えると詰めこみすぎで、高画質と思わない人も多そうな状態であり、SDサイズでの限界に挑戦したような極端な例。SD解像度のテレビでしか見られない時代であれば、これはこれで頑張った画質と言えたけれど、視聴環境での拡大表示が当たり前になりつつある状況ではむしろ失敗だった側面もあり。

最近のアニメは放送時の分布から考えてもこのくらい大きな分布になるようなDVDにすることも可能で、そうしない理由もAirDVDとアプコンBDの画質あたりにあるのかな。ボケたDVDにする利点を考えてみると、今の情報量の多いアニメでは進化したとはいえMPEG2圧縮で音込み9Mbps程度では激しく破綻するところが出てくるとか、極端にジャギ感の強い非連続な線が見えてしまうとか、色情報不足による偽色問題の軽減はできそう。

利点があるとしてもバランスがよい処理とも思えないけれど、視聴環境によっても印象は変わるので、別の意図もあったりするのかもしれない。故意に悪くしていると仮定すると、BD化商法のためにDVDとの画質差を大きくした方がいいとか考えている人がいてもおかしくなさそう、というのもあり?まあそれはないかな・・・

2008年12月5日金曜日

番外 たまにはDVDも見てみる その4 セキレイ


最後に、それなりに売れてる感じのセキレイ。公式ページの画像や強烈なジャギ感のある放送からもHV制作と考えて間違いなさそうだけれど、そのDVDの状態を見てみる。

上は、MX1話のフレームをやりなおしたもの。



同様にPS3でアプコン。僅かに縦の伸びはよくなっているものの、大きな差はなく、これも横の伸びの悪さが気になる。



という感じで、DVDの画質はスクイーズという収録条件以上に横の解像度が低いものが多く、人の目が縦より横の解像度に敏感ということを考えると、放送>DVDと感じるアニメが多い状況はここで書くまでもなく気になっている人も多そう。HVでの放送に負けるDVDというだけでなく、アプコン放送にも負けている現状では、HV化されるアニメが増える流れと逆行するように低画質アプコンも増えつつあるのは仕方ないところかな。

番外 たまにはDVDも見てみる その3 ひだまりスケッチ×365


DVDの売上でいくと、次は365?

比べるまでもない、という感じではあるけれどBS-iとの比較。上はBS-iの1話で見たフレームをやり直したもの。上下にドット妨害による奇妙な分布も出ているBS-i画質らしい奇妙な形。



DVDの同じフレームをPS3でアプコンさせてみる。これもまた縦の分布はよいものの、横の伸びは悪くスクイーズという要素以上に縦に長い分布。

BSの奇妙な分布のうち実質的な絵の要素の分布は中央の縦長楕円の部分だけなので、この横の分布でもDVDの方が勝っている状態で、線もはっきりしている。BS-iの低画質化処理はいろんな要素でDVD以下の画質に出来ている感じ。

番外 たまにはDVDも見てみる その2 ストライクウィッチーズ


いくつか放送でこのブログでいうSDに分類した夏アニメからDVD売上で頑張ってるものをいくつか。

というわけで大人気?のストライクウィッチーズ。

BSでのまともなSD放送が7話以降なので今回はEDの部分で比較してみる。放送の方は動きがあり、SD-ipで縞が出てしまうのでインタレ保持で縞を解消した状態で比較。

7話BS日テレのED部分54秒あたりのクレジット表示のないところをロゴ消し、縞解消した状態での分布。縦長でアプコンとしては非常に大きな分布。多少のノイズはあるものの解像度としてはアプコンの限界に近い。といっても放送そのままでないので念のため。



同じフレームのDVDをPS3アプコンで見てみる。
縦の伸びは補正後のBSをさらに上回り、ノイズも少なく線も綺麗ではあるけれど、これも横の分布が圧倒的に悪い。
これもかんなぎと似た傾向のDVD画質。

番外 たまにはDVDも見てみる その1 かんなぎ


ということでDVDとデジタル放送の比較をいくつか。
はじめに予告気味に書いておいたかんなぎ。

SD-ip/486放送のBSJAPANの1話。

比較的まともなSD-ipらしい分布で比較的よい状態。



DVDの同じフレームを単純に拡大したもの。

極端な縦長分布で、BSに比べて縦の伸びはよくなっているけれど、横の伸びが劇的に悪い。横の伸びの悪さはこのアニメに限った話ではなく、こんな感じの分布にになるDVDがかなり多い。

当然すべてのDVDを見ているわけでないので、当たり外れもあるとは思うけれど、現状のスクイーズアプコンでの放送であれば、横方向の解像度はテレビ放送が圧勝で、縦方向にはDVDの方が少しよい、という作品がほとんどのような気がする。



今回だけPS3のアプコンで見てみる。
はじめにPS3の単純な拡大?での状態。ほとんど上のPC上でのリサイズ結果と変わらない感じ。



PS3アプコン、フル設定での分布。多少ノイズっぽい分布が左右に見えるようになった他はそれほど劇的な変化はなく、縦横とも微妙に伸びた程度。ちゃんと調べてこなかったので、気のせいかもしれないけれど、初期のPS3アプコンがかなり無理やりシャープな絵にしていた感じが強かったのに対し、最近の処理はかなり上品で普通な画質という感じがする。

元からの横の伸びの悪さは輪郭強調したところで高解像度感が出るわけでもなく、むしろ汚い絵になるだけなので、この程度の分布で押さえているのは無難か?

2008年12月4日木曜日

遊戯王ファイブディーズ 37話


局:テレビ東京
放送日:2008/12/03
評価:HV1280+ (1433x806?)

絵の差で多少形状差はあるけれど、平均的には前回見たときと大差なし。

以前確認できた縦810の特徴が出ているところがなく、横方向に調べてみると1440より少し小さく、1433程度。縦横比が維持されていると仮定すると縦806くらいになるけれど、その数字の特徴も特に確認できず。これも縦方向に拡大時にインタレに起因したような劣化が出てはっきりした特長が消えてしまった感じ。以前より微妙に劣化してるかな?

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者


局:BShi
放送日:2008/11/30
評価:HV1280

比較的ノイズの少ない映像なので、BShiとしては比較的まともな画質か。BS-i9月の放送時に見たフレームと同じところ。僅かに差はあるものの分布は大差なし。絵としては微妙に違っているものの、解像度的な要素よりも、色の違いの方がわかりやすい差で、BShiの方が色は自然に見える。フレームで見るとBShiの方がよく見えるところが多いけれど、BS-iの方は一部しか残していなかったので、動画としての比較はできず。

横1280に十分近い特徴があるフレームは見つかるものの、縦は720からずれていているようで数字は特定できず。比較的ジャギがはっきり確認できるので時間をかければ正確な数字を出すことはできそう。

黒塚-KUROZUKA- 8話


局:BS11
放送日:2008/11/29
評価:HV1280

ズームインや、パンなどの効果、暗い絵、グレイン、とジャギの特徴の確認が難しくなる要素すべてに該当することもあって、ほとんど絶望的に思えた黒塚。このフレームは、動きもなく、比較的明るい状態でノイズもやや弱いという好条件のところで、1話で見たところのように周辺にうっすらとノイズ成分の分布もなく、すっきりした分布。それでもHVとしては伸びはいまいちでボケ感は強い。

このフレームを見る限り、1話同様縦に720に近いジャギの特徴が出ている一方、横は1280の特徴は出ていないのに1440の特徴がある状態。これも何度かリサイズされた結果かな?
縦方向には、810だった形跡が確認できない程度に、インターレースが原因と思える荒れがあることから、これも元は1440x810程度のサイズであったものを1280x720に劣化を伴うようなリサイズで縮小した、というあたりが実際の処理過程に近そう。

似たような説明文を繰り返し書いているけれど、このパターンは比較的多いみたいだ。