2011年3月28日月曜日

忍たま乱太郎 第19シリーズ


局:NHK-E
放送日:2011/03/28
評価:HV1280+, HVFULL

こちらも新シリーズなのでチェック。大半のカットは3年前と大差ない、今見ると少し小さくも見えるくらいの円に近い分布で特に変わった感じはしない。

この分布でも線間隔の狭い部分などには綺麗に縦810のジャギが残っていて元は1440x810。線の乱れは非常に少ないという高解像度らしい特徴はあるものの、見た目の鮮明さは分布通りかなりソフトな映像なので、1280x720に縮小したとしても判別は難しいだろう。




以前からの特徴かわからないけれど、一部極端に輪郭のはっきりした鮮明なカットが少し混ざっていて、その部分は縦長の楕円分布になる。大半の部分はぼかし効果で僅かに黒浮き気味になっているのに対し、この鮮明カットはボケが弱い分線もしっかり暗くくっきり感も強いので印象差は小さくない。縦長なのはNHK地上波ボケの影響だろう。

鮮明カットは少なく正確な判断が難しいけれど、線周辺のノイズには縦1080のジャギが出ている上、フルHD以上の元絵は縮小したような特徴を持っているので、おそらくフルHDの映像だろう。

高解像度映像自体は評価したいところだけれど、一つの作品の中で理由もなく画質が大きく変化するのは好ましいことではないだろう、というのは個人的な意見かな?

おじゃる丸 第14シリーズ


局:NHK-E
放送日:2011/03/28
評価:HVFULL

今日から新シリーズらしいので、新番ラッシュ前に久しぶりに見ておこう。

部分的に上下隅まで伸びる部分もある相変わらずのフルHD相当の映像だけど、途中で線が途切れたような状態になっていて以前とは少し傾向が異なっている。

見た目の違いとしては以前より線周辺のノイズが軽減しすっきりした絵。少し不自然な分布になるところが多いので、映像全体に何らかのフィルタ処理で質感の微調整をしているのかも?2年以上見てなかったので、ずっと前からこんな感じだったかもしれない。

フルHDでも巨大分布にならないのは解像度を精細さではなく、乱れの少ない映像にする方に使っているためで、適度なぼかしで非常になめらかな線に仕上げている。フルHD解像度でも1ピクセル幅しかないような細かい描写があるカットもあり、それが分布上スポーク状に伸びた線として現われている。逆に中央の明るい部分は少しソフトな背景が強く影響しているようだ。

パッコロリン


局:NHK-E
放送日:2011/03/28
評価:HV1280

初回から日本地図付きになってしまった、1分という超短編幼児向けアニメ。この番組の少し前に同じ1分のジャンルアニメで、"ゾーンタイトル"という番組名の番組?があるけれど、幼児向け番組時間帯のオープニングタイトルとしての看板映像を独立番組扱いしているだけだった。

同心円状の分布になるPC作画映像。まずまずの大きさの分布だけどこれもHV1280で、線は綺麗にぼかしてあってわかりにくいけれど、リサイズの副作用ノイズには正確に縦720のジャギが綺麗に残っている。少し縦長の分布になっているのはNHK地上波ボケの影響だろう。線も太めでコントラストも高めで鮮明で見やすい映像なのは、視聴者層を考えれば当然の選択かな。

チェックしている本数自体少ないので偶然かもしれないけれど、少し前はこの手のPC作画系短編でフルHDなどの高精細映像もたまにあったけえど、最近は1280x720以下が多い気がする。

冒頭で触れた"ゾーンタイトル"の方は絵を拡大して使っている部分も多いけれどフルHDで加工された60fpsで動く映像だった。