2012年4月1日日曜日

ふるさと再生 日本の昔ばなし



局:テレビ東京
放送日:2012/04/01
評価:HV1280+, HV1280


話ごとに特徴が異なるスタイルだけど、2パターンあった今回と、質感が大きく異なる予告だけ簡単に見ておこう。

1話目の花さか爺さんは大き目の綺麗な円分布で同じような分布になるところが多い。極端に黒い線でもなく、少しソフトに仕上げられていてくっきり感は強くないけれど、十分鮮明に見える。
 
線の特徴を注意深く調べてみると6ピクセル周期の揺らぎが見つかる。これは6/5倍に拡大した時に現れる特徴なので元は縦900かそれにかなり近い数字だったはず。正確に1600x900と断言できる特徴はないものの、そのクラスの映像なのは間違いなさそう。




夢を買った男、ねずみ経はEDで見ると撮影も同じだけど絵的にも似ている。番宣で見たフレームと同じ特徴で、乱れのない縦720の特徴もはっきり残っているわかりやすいHV1280。線も少し暗くリサイズでの乱れも少ないので、花さか爺さんより鮮明に見えてしまう。

番宣でも花さか爺さんのカットがあったけれど、分布も似ていて見た目にもそれほど差がなかったので、状態が異なることに気付けなかった。



次回予告は特徴もバラバラ。細かく見ている時間もないので、分布なしで簡単に書いておく。

一寸法師

PC作画のベタ塗り絵でフルHDっぽい特徴もあり。ただ、線には少し拡大したような特徴も出ているので撮影に当たる作業はフルHDで行っていても絵は少し拡大して使った、とかかな?

おむすびころりん

花さか爺さんとは異なり少しジャギ感もあるすっきりくっきり画質だけど、これも1600x900に見える。

牛の嫁入り

水彩画っぽい絵だけど最初からデジタル作画っぽく見える。筆っぽい線なので輪郭もがさがさした状態だけど、縦720の特徴もはっきり残っているHV1280。

という感じで画質的にはバラエティーに富んだシリーズになるようだ。

宇宙兄弟 1話



局:日本テレビ
放送日:2012/04/01
評価:HV1280


これも大きな円分布の鮮明HV。線も極端に黒いわけでもなく、平均的な明るさの癖のないHV画質。軽微なノイズ効果があり、その影響でモスキートノイズも少し出ているけれど荒れた感じもなく、すっきりくっきり画質に見える環境が多くなりそう。

 
見た目には線も滑らかに見えるところが多いけれどジャギ感の強い線になっていて、特に細かい描写では階段状の縦720の特徴が乱れなく綺麗に見えているところが多く、これもHV1280。

聖闘士星矢Ω 1話



局:テレビ朝日
放送日:2012/04/01
評価:HV1280+


安定したフレームは番宣で見たところより一回り
大きな円に近い分布。暗いシーンも多い1話だったけれど、高コントラストのすっきりくっきり画質でかなり鮮明なHV。

極端に細い線での描写を避け少し太めの線でしっかり黒いのでくっきり感は強いけれど、ベタ塗りに近い簡素な作画なので精細感はあまり感じない。グレイン風ノイズの揺らぎも見えないけれど、動かないカットのフレームでもモスキートノイズがかなり多く、ノイズの見えやすい環境では、少し汚い感じに見えてしまうこともありそう。

番宣通り縦810の周期のジャギが残っていて元は1440x810のHV1280+だろう。

AKB0048 PV



局:tvk
放送日:2012/03/31
評価:HV1280


tvk開局40周年記念 tvkアニメまつり2012の特番内で流れたPVの分布。


このフレームはそれほど小さい分布ではないけれど、アプコンと大差ない分布になるカットも多かった。

コントラストも抑え目で、淡い色合いという点でも鮮明さが弱い絵になっているけれど、線も少し黒浮き気味でかなりソフトなHVに見える。ただ元の作画の線は比較的細い線で描かれているのでHVらしい精細感もあり、線も滑らかで元絵の特徴も良く残っているし、悪い感じがするほどでもない?いかにもPVという感じのカットも多いので、本放送はまったく違う質感になる可能性もありそう。

tvkでしかチェックできないので、tvkのような劣化のないほかの局ではもっと鮮明な絵に見えるだろう。

軽微なノイズ効果もあるけれどtvkでも線輪郭の微妙な特徴もある程度残っていて、特に線間隔の狭いには縦720のジャギがはっきり残っているところもあり、これもHV1280。

黄昏乙女×アムネジア 番宣

局:tvk
放送日:2012/03/31
評価:HV1280+??



これも最初に見つけたのがtvkの番宣なので、他局より少し伸びが悪くなっている可能性が高いけれど、小さめの円分布になるソフトなHV。今期はオーソドックスな明るさバランスのアニメが多いけれど、塗りでも効果でもグラデーションを多用した個性的な質感。全体的に暗いシーンが多いので小さめの分布でも気になるようなボケ感はないけれど、細かい描写が潰れ気味で精細感は弱め。tvkで縦540化現象も広く見られる劣化もあるので、他局はもちろん本放送ではもう少しくっきり感のある絵になるかも。

縦540化の影響で縦方向は540の特徴が非常に強い絵になっていて、tvk映像だけで判断するのは強引な感じがするくらいだけど、劣化の出ていない線を見ると縦720より縦810に近い特徴になっているところがある。バカテスでは一部フルHD相当の映像も作っていたSILVER LINK.なので、これもHV1280+の可能性がありそう。他局の番宣か本放送で再確認しよう。

誤認の可能性も高そうなので?付き。