2013年9月21日土曜日

機巧少女は傷つかない 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:ラルケ
評価:HV1280


伸びは悪くないけれど、特に大きい感じはしない分布。この作品も映像全体ではそれなりに暗い色も使っているのに、勇しぶより線が明るく、低コントラストの淡い絵なのでソフトな映像に見える。

ただ勇しぶより線の黒さのバラつきが小さく、リサイズなどでの乱れも弱いので、個性的でもバランスの悪さを感じるないかも。

派手に動くカットがほとんどで圧縮劣化も目立つけれど、ノイズ効果の影響か動きの少ないところでも劣化が出やすくはっきりした特徴が残っているフレームがほとんどない。それでもタイトル背景の動きの少ないCGっぽい映像にはわかりやすく縦720のジャギも見えるし、断片的ながら通常のアニメ映像カットでも正確に縦720といえる特長が残っているので、これもHV1280で間違いだろう。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:アスリード
評価:HV1280


最近は大きな分布が多く、この程度でも小ぢんまりした感じに見えるけれどそれほどボケた状態ではない。

ただ、映像全体のコントラストは高いのに、線がかなり黒浮きした状態なので、分布以上にソフトな絵見えるカットも少なくない。ぼかしの副作用で線が黒浮きしているため、元の絵の線の太さ次第で線の黒さが変わってしまい、不自然なバランスに見えてしまう。

荒れているというわけではないけれど、線に輝度ムラがあったり、細かい描写はジャギ感が強くなってたりとリサイズ処理も上質な感じがしない。完成した絵が思っていた質感になっていなかったので、後から補正してみたけどさらに微妙になってしまったような特徴かも。

線だけでははっきりしないところが多いけれど、線の輪郭のノイズなどに縦720の特徴がきれいに残っていて、これもHV1280。

フリージング ヴァイブレーション 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:A・C・G・T
評価:HV1280


圧縮劣化のノイズで周囲が明るくなっているけれど、若干四角感のある大きな分布は1期とほぼ同じ。

効果でコントラストを抑えている部分もあるけれど、基本は線がしっかり黒いくっきり鮮明画質で鮮明さも1期と変わっていない印象。ただ、ノイズの粒が見えるところも結構多く、グレイン効果が少し強くなったようにも見え、圧縮劣化も全体に多い。番宣より本放送の方が安定した映像になりやすいけれど、BS11の1期放送と比べても不安定になってる。

少し荒れ気味でも動きの少ないカットには縦720のジャギもきれいに残っていて引き続きHV1280。

ポケットモンスター THE ORIGIN 番宣



局:テレビ東京
放送日:2013/09/21
制作:OLM, Production I.G, XEBEC
評価:HVFULL



特徴の異なるカットが混ざっているけれど、ここは縦1080のジャギもきれいに残っているフルHD相当の鮮明精細HV画質で、縦は枠を超えてしまう巨大分布になる。

OLMは映画で、XEBECもニャル子WでフルHDを作っているので、解像度だけではこのカットがどちらの担当かはわからないけれど、線の輪郭の特徴を見ると、ZEBECっぽい感じがするようなしないような・・・

下のような分布のところよりは線も暗く、メリハリのある画質になっている。



評価:HV1280+/864

チェックした番宣ではこちらの状態のカットが圧倒的だったけれど、少し縦長に見えるくらい大きな分布でも上のフルHDパートと比べると伸びが悪い。線もやや黒浮き気味でくっきり画質というほどの鮮明さはないけれど、平均的なテレビアニメより精細感が高く鮮明さも十分感じられる。

この部分も比較的わかりやすいジャギが残っていて、縦はもえたんBASARAの864。I.GのHV1280+標準サイズそのままなのでここはI.Gが作ったカットの可能性が高そう。

3制作で統一せず、それぞれ自分の普段の作り方で作っているようなので、カットによって少し印象差のある作品になりそうだ。仮に上のカットがXEBECで、テレビでは1440x810が多いOLMがそのサイズ作っていれば、制作ごと異なる3つの解像度混合状態なんてことも?

ガイストクラッシャー 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/09/21
制作:studioぴえろ
評価:HV1280


奇妙な分布になっているけれど、補間なしのリサイズで拡大して線がガタガタになっているのが主因。どちらかというと動画よりカメラワーク的な動きの方が目立つけれど、良く動くカットばかりで圧縮劣化も多い。かなり汚い映像だけど、線もしっかり黒い高コントラストのくっきり画質で、離れてみればくっきりHV画質に見える。


線を見ると縞状の崩れがあり、フィールド毎のリサイズで拡大したようにも見えるけれど、リサイズ品質が悪いだけで処理はフレームで行われている。可能性0ではないものの、放送では普通のリサイズ処理に変わり、この状態のままにはならないだろう。

3/2倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残っていてこれもHV1280。横720のジャギがはっきり見えるけれど、実際にSD相当の横720の状態があったわけではなく、放送までに何度か繰り返された横方向のリサイズの影響かも。

修正しようとする人もいなそうな映像だけど、縦方向の粗さは

PointResize(1440, 720, src_top=-1)
で一旦縦720に戻して拡大しなおすと改善する。文字は普通にフルHD解像度で入っているので、全体で処理すると文字が崩れてしまうパターン。

リトルバスターズ! ~Refrain~ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/20
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900

JCフィルタ画質としても悪すぎる1期のボケHVの小さい分布とは比較にならない大きな円分布の鮮明精細HVに変わる。彩度低めなカットが多い辺りには1期に近い雰囲気はあるものの、線も十分暗い高コントラスト映像は別次元レベル。

グレイン風ノイズもしっかりあり、褒めるほどの安定感はないけれど、ノイズ効果ほとんど潰れてすっきりした絵になってMXでは十分安定した放送画質になっている。

超電磁砲Sと同じ、乱れの少ない縦900のジャギがはっきり残っていて元は1600x900のHV1280+。1280x720超作品を作っても短期間程度で1280x720に戻ってしまう制作も多いけれど、継続してHV1280+を維持のJC。