2012年1月7日土曜日

戦姫絶唱シンフォギア 1話


局:tvk
放送日:2012/01/07
評価:HV1280

MXと同じところ。

MXも小さい分布だったけれど、tvkの方が特に横伸びが悪く一回り小さい分布になっている。ここままだtvkボケの弱い方で、はっきり縦長の楕円分布になるくらい横の伸びが悪いところも多い。

元から少し太めの線なのでボケで線の黒浮きが目立つところは少ないけれど、背景などののディテールの潰れも大きく、稀に圧縮劣化でブロックノイズが大量に出ている破綻気味のフレームがあったりと、悪いところが目に付く。それでもMXで見てもソフトなHVなので環境によっては大差ない絵に見えるかも?

日常


局:NHK Eテレ
放送日:2012/01/07
評価:HV1280


同じフレームがないのでMX1話とは別のところだけど、鮮明なカットは似たような分布になるアニメなので無意味な比較でもないだろう。

大きな円分布だったMXに対し、全体に横の伸びが悪いNHK地上波らしいボケ画質分布。相対的にボケているといっても十分大きめの分布になっているので十分鮮明に見えるけれど、細い線は若干黒浮き気味になっているなど、比べると劣化がはっきり見えてくる。

BShiが比較対象になることが多かった時代は、NHK地上波ボケ画質も安定感があるように見えたけど、BSプレミアムに変わって無難なBS画質に向上してしまったのでむしろ地上波の方が圧縮劣化が気になるくらい。見るに耐えない酷さでも何か変わったわけではないけど、ここしばらく他局の画質向上が続いただけに取り残された感じで何の取り柄もない局になってしまった。

エリアの騎士 1話



局:テレビ朝日
放送日:2012/01/07
評価:HV1280

少し質感の異なるカットが混ざっていて分布も大きく変わるけれど、この程度の中間的な円分布になるところが多い。

演出でコントラストを下げているところもあるけれど、線の太さが一定でないので鮮明さがカット間でも異なりちょっとちぐはぐな印象。圧縮劣化で周期的に崩れているなど比較的荒れの目立ち、どこかはっきりしない絵に見える原因のひとつになっている感じ。



評価:HV1280-i(GONZO)

一部フィールド毎に拡大された縞カットが混ざっていた。ほとんど全編縞HVという作品は短編を除くとほとんど見かけなくなったけれど、縞HVカットが混ざっているアニメは少なくない。

このカットは縦720→1080のリサイズを行っているけれど、上のような分布になるカットのジャギの特徴は縦720でなく675に見える。1200x675で16:9になる数字でシンエイ動画の作品含め他にも何例かあり。

ただシンエイ動画映像に多い特徴として線の乱れが大きく、撮影解像度が1200x675なのか、撮影解像度は1280x720でも元絵の解像度が足りずに偶然1200x675のように見えるのか、あるいはもっと複雑なことをやっているのかよくわからない。

黒執事Ⅱ 特別編


局:TBS
放送日:2012/01/06
評価:HV1280


1話で見たところに近い分布のところもあるけれど、さらに大きな分布になる鮮明カットも多かった特別編。ノイズ効果もほとんどないすっきりくっきり画質でとても鮮明に見える。細すぎるくらいの線で描かれていてジャギ感の強い絵になっているところも多く、大画面で見ると少し粗さを感じることもありそう。

全体に細い線で描かれているのでどこを見てもジャギの特徴が綺麗に残っている、とてもわかりやすいHV1280。

劇場版「ドットハック セカイの向こうに」話題沸騰!緊急スペシャル!


局:BS11
放送日:2012/01/06
評価:HV1280

3DCGの3D映画のようだけど、特番内の本編映像っぽいところの分布。

輪郭線のない3DCGでははっきりしない分布になることも多いけれど、このフレームは細かい描写が多いのではっきりとした大きめの円分布になる。境界線はなくてもぼかしも弱いので、見た目の鮮明さは十分。暗部を持ち上げた感じの全体に明るい映像で暗い部分含め全体が良く見える絵になっているけれど、背景と人物とのズレなど明るさバランスに不自然さを感じるカットもあり、ちょっと気になる。

上147下146ピクセル幅の太い黒帯付き2.44:1くらいのシネスコ状態の映像になっているのに、黒帯込みで正確に縦720のジャギがはっきり出ているHV1280映像。黒帯を除く絵の部分では1280x525程度しかないのでHD映像と言っていいのかも微妙な数字。国産CGは1280x720が多いとはいえもう少し頑張ろうよ、と言いたくなるけれど、これも3Dが影響しているのかな?

戦姫絶唱シンフォギア 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/01/06
評価:HV1280


状態の良いところは番宣より一回り大きな分布になるけれど、全体に小ぢんまりした分布になるところが多いソフトなHV画質。

少し強めのぼかしで精細感が弱い絵に見えるところが多いけれど、乱れの少ない素直なぼかしで細かい描写も崩れず良く残っている。テレビの鮮明化処理と相性が良さそうな特徴なので鮮明画質に見える環境も多いだろうけど、逆に甘い感じがそのまま見えることもあるだろうし、視聴環境次第で印象が変わりやすい映像かも。

ぼかし前の状態でも特に乱れなどもないので、意図してこの画質にしたように見えるけれど、ぼかしの副作用で線の暗さにばらつきがあり、カット感で少し印象が異なるところがある。それでも少し太めで十分暗い線で描いているので十分なコントラストを維持しているとこが多く、明るさのバランスも自然で悪くない。

ジャギの特徴も乱れず綺麗に残っていて、これも縦720のHV1280。