2014年2月2日日曜日

ハピネスチャージプリキュア! 1話


局:テレビ朝日
放送日:2014/02/02
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900


十分大きな円に近い分布で、どこかもやっとした分布になるところが多い。

適度に暗い線にはなっているけれど、HD化以降のプリキュアの中では最も線が明るく黒浮き気味な上、極太の輪郭線を使っている一方で、極端に細い線での描写もあるなど線の太さのバラつき具合も極端。

鮮明化処理が効く普通のテレビであれば精細かつ十分鮮明な画質に見え、まったく気にならないけれど、細い線の黒浮きが目立つところも多く、カット間、あるいは1フレーム中でも場所によって線の黒さが大きく変わる少しちぐはぐな映像に見えてしまう環境も出てきそう。似たよな特徴のアニメは過去にもいくつかあったけれど、次第に見やすい画質に変わっていくことが多いので、話数が進めばもう少しバランスの良い絵に変わるかも。



リサイズでの乱れも少なく縦900の特徴も綺麗に残っていて、元は1600x900のHV1280+。ドリランドや京騒など標準的なサイズから少しずれたサイズが増えてきた最近の東映だけど、プリキュアではHD化以降一貫して1600x900を維持している。

激しく動くCGのEDははっきりとした特徴が残っていないところばかりだけど、人物の動きがほぼ止まっている最後のカットを見ると、CGらしい縦720のジャギもはっきり残っていて今年もHV1280だった。

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局:TOKYO MX
放送日:2014/02/01
制作:サテライト
評価:HV1280+/972


縦の伸びは非常に良く巨大な分布になる高精細HV。

ひと目で1280x720クラスの映像ではないとわかる質感で、テレビシリーズとは比較にならない精細感と鮮明さのある映像になっている。

線に少し粒状感が残るところもあって、少し荒削りな作りにも見える辺りにはサテライトらしさが残っている感じがしないでもない。それでもテレビアニメでみるサテライト作品よりしっかり作り込まれているように見えるし、線も極端に細くなりすぎずメリハリのある高コントラストのくっきり画質で、大画面映えしそうな映像に仕上がっている印象。


フルHDには届かないけれど縦は972と非常に高精細になっている。972という数字はここで見た作品の中では初出だけど、1728x972でちゃんと整数で16:9になる組み合わせの一つ。黒帯なしの16:9映像なので、これも最初から16:9で作っている可能性が高そう。

2012年辺りはテレビシリーズから続く劇場版でもHV1280+作品がいくつかあったけれど、映画でも大半は1280x720が当たり前という状況が続く中、この劇場版はかなり気合いを入れて作ったようだ。