2008年12月5日金曜日

番外 たまにはDVDも見てみる その4 セキレイ


最後に、それなりに売れてる感じのセキレイ。公式ページの画像や強烈なジャギ感のある放送からもHV制作と考えて間違いなさそうだけれど、そのDVDの状態を見てみる。

上は、MX1話のフレームをやりなおしたもの。



同様にPS3でアプコン。僅かに縦の伸びはよくなっているものの、大きな差はなく、これも横の伸びの悪さが気になる。



という感じで、DVDの画質はスクイーズという収録条件以上に横の解像度が低いものが多く、人の目が縦より横の解像度に敏感ということを考えると、放送>DVDと感じるアニメが多い状況はここで書くまでもなく気になっている人も多そう。HVでの放送に負けるDVDというだけでなく、アプコン放送にも負けている現状では、HV化されるアニメが増える流れと逆行するように低画質アプコンも増えつつあるのは仕方ないところかな。

番外 たまにはDVDも見てみる その3 ひだまりスケッチ×365


DVDの売上でいくと、次は365?

比べるまでもない、という感じではあるけれどBS-iとの比較。上はBS-iの1話で見たフレームをやり直したもの。上下にドット妨害による奇妙な分布も出ているBS-i画質らしい奇妙な形。



DVDの同じフレームをPS3でアプコンさせてみる。これもまた縦の分布はよいものの、横の伸びは悪くスクイーズという要素以上に縦に長い分布。

BSの奇妙な分布のうち実質的な絵の要素の分布は中央の縦長楕円の部分だけなので、この横の分布でもDVDの方が勝っている状態で、線もはっきりしている。BS-iの低画質化処理はいろんな要素でDVD以下の画質に出来ている感じ。

番外 たまにはDVDも見てみる その2 ストライクウィッチーズ


いくつか放送でこのブログでいうSDに分類した夏アニメからDVD売上で頑張ってるものをいくつか。

というわけで大人気?のストライクウィッチーズ。

BSでのまともなSD放送が7話以降なので今回はEDの部分で比較してみる。放送の方は動きがあり、SD-ipで縞が出てしまうのでインタレ保持で縞を解消した状態で比較。

7話BS日テレのED部分54秒あたりのクレジット表示のないところをロゴ消し、縞解消した状態での分布。縦長でアプコンとしては非常に大きな分布。多少のノイズはあるものの解像度としてはアプコンの限界に近い。といっても放送そのままでないので念のため。



同じフレームのDVDをPS3アプコンで見てみる。
縦の伸びは補正後のBSをさらに上回り、ノイズも少なく線も綺麗ではあるけれど、これも横の分布が圧倒的に悪い。
これもかんなぎと似た傾向のDVD画質。

番外 たまにはDVDも見てみる その1 かんなぎ


ということでDVDとデジタル放送の比較をいくつか。
はじめに予告気味に書いておいたかんなぎ。

SD-ip/486放送のBSJAPANの1話。

比較的まともなSD-ipらしい分布で比較的よい状態。



DVDの同じフレームを単純に拡大したもの。

極端な縦長分布で、BSに比べて縦の伸びはよくなっているけれど、横の伸びが劇的に悪い。横の伸びの悪さはこのアニメに限った話ではなく、こんな感じの分布にになるDVDがかなり多い。

当然すべてのDVDを見ているわけでないので、当たり外れもあるとは思うけれど、現状のスクイーズアプコンでの放送であれば、横方向の解像度はテレビ放送が圧勝で、縦方向にはDVDの方が少しよい、という作品がほとんどのような気がする。



今回だけPS3のアプコンで見てみる。
はじめにPS3の単純な拡大?での状態。ほとんど上のPC上でのリサイズ結果と変わらない感じ。



PS3アプコン、フル設定での分布。多少ノイズっぽい分布が左右に見えるようになった他はそれほど劇的な変化はなく、縦横とも微妙に伸びた程度。ちゃんと調べてこなかったので、気のせいかもしれないけれど、初期のPS3アプコンがかなり無理やりシャープな絵にしていた感じが強かったのに対し、最近の処理はかなり上品で普通な画質という感じがする。

元からの横の伸びの悪さは輪郭強調したところで高解像度感が出るわけでもなく、むしろ汚い絵になるだけなので、この程度の分布で押さえているのは無難か?