2013年9月30日月曜日

宮河家の空腹


局:tvk
放送日:2013/09/29
制作:Ordet/エンカレッジフィルムズ
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。

いつも通り他局より小さな分布で、ノイズも多く周囲が明るくなっている。 それでも元が極端な鮮明さなので比較しなければtvkも十分大きな分布になる鮮明さを維持して、大差ないくっきり画質に見えるところがほとんど。

ただ、MXが緻密な絵になったので背景のディテールなど情報量の差は今までより大きくなり、比較するとのっぺりした絵に見えてしまう。

逆に、少しボケたことで過剰な鮮明さのない落ち着いたHV画質となった思えばそう見えるし、少しノイジーでも好みによっては他局より見やすいと感じることもありそう?

2013夏 HV1280+深夜アニメのまとめ

冬、春と途中で変わる作品があったので全部終わってからのまとめにしてみたけれど、今クールは全作品変化も例外回もなかったというオチ。本数では実質過去最高になったものの、サプライズもなくここではディーンの頑張りが際立った2013夏。

1
(1699)x955.5
Free!
京アニ標準フォーマットのまま1クールぶりにトップで復帰
OP, EDのフルHDも維持
2
(1600)x900
とある科学の超電磁砲S
継続だけどフルHD2作終了でランクアップ
3
(1552)x873
義風堂々!! 兼続と慶次
ディーン標準になりそうだった869から整数で16:9になる873に
3
(1552)x873
ローゼンメイデン
同時3作は無理かと思ったけれどこれも873
5
(1545)x869
八犬伝 -東方発見異聞-
1期の特徴のまま再開
途中で上2作品と同じ873になることもなく869維持で終了
6
(1523.5)x857
進撃の巨人
3話で857になってからは最後までそのまま
7
1440x810
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
全話1440x810で変化なし
7
1440x810
恋愛ラボ
3作品揃わなかったものの2本の動画工房
これも全話1440x810で終了

確認した中では動画工房初の1440x810だった夏雪ランデブーは1, 2話程度しか確認しなかったけれど、CSフジの再放送で再チェックしたところ全話統一されていて、結局GJ部が例外的な存在だった。進撃の巨人も比較的早いタイミングで変わったけれど、1, 2クールが多い夜アニメで途中で変わるような作品は稀な存在と考えてよさそうだ。

30分枠で8本はスタート時点で2013冬と同じだけど、春からのドリランドの時間変更と、GJ部がHV1280+で完走しなかったこと考慮すると微増傾向が続いている印象。ただ過去最高本数でもディーン3本、動画工房2本と制作の偏りが激しい。


制作数が少ないので、今回は制作毎の動向ではなく過去4年の推移を簡単に振り返ってみよう。並べてみると、2012年春が区切りになってる感じがわかりやすい。

2009秋1東映アニメーション
2010冬1SILVER LINK.
2010春0
2010夏1セブン・アークス
2010秋1アームス
2011冬0
2011春1ブレインズ・ベース
2011夏1SILVER LINK.
2011秋1ufotable
2012冬0
2012春4京アニ DEEN IG ufo
2012夏4京アニ 動工 テレコム 東映
2012秋5京アニ トムス IG アクタス 東映
2013冬8-京アニ IG DEEN ZEXCS 東映 動工- サンライズ (アクタス?)
2013春7ZEBEC JC JC IG WIT アームス 動工
2013夏8京アニ JC WIT 動工 動工 DEEN DEEN DEEN

夜アニメ限定でまとめてきたので、全体では東映、テレコム、リスト出てこないOLMなど別格の制作もあるだけど、このリスト内で何クール分のHV1280+アニメを作っているかをまとめてみると、

京アニ(5), DEEN(5), 動画工房(5-), IG(4), 東映アニメーション(4), JC(3)

で、2012年以降本気で脱HV1280した制作が主導している印象。IGはリストに入っていないBASARAもありトップの存在と言ってもよさそうだけど、HV1280作品も多くガルガンティア後はHV1280のみと目立たなくなっている。逆にこのリストにないものも含め1作品程度で脱落した制作も多く、高解像度化は簡単なことではないようだ。


偏ってしまっただけに、秋気になるのは継続含め3本のディーンだけど、メガネブ番宣が微妙だったり、30分枠かも怪しい情報が少なすぎるpupaがどうなるかで、微増傾向が続くか減少に転じるかも変わりそう。番宣で見る限り、SILVER LINK.が2年ぶりに復帰、春に復帰したアームスも維持、また番宣だけのパターンの可能性はあってもA-1、さらに東映、JCの2本に継続のディーンを加えて7作品くらいは維持できるかな?

ワルキューレ ロマンツェ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/29
制作:エイトビット
評価:HV1280


特に鮮明なところは四角感の強い分布になる鮮明HV。輝度を弄る効果も多用しているのなど淡く見えるカットもあるけれど、基本は線も十分暗い高コントラストのくっきり画質。

以前のMXにはない緻密さはあるものの、動き耐性が悪くなった感じがするくらい圧縮ノイズが多い。それでも破綻気味のフレームは稀なので、NRの性能次第でほとんどノイズが気にならない映像になるかも?
 
分布通り比較的ジャギ感の強い線になっているけれど、リサイズでの乱れもなく元絵の特徴が強く出ているので線に注目すると1280x720より高精細な映像っぽく見えるところが多く、簡易な調べ方だと誤認しそうになるくらいの出来。といっても線間隔が狭いところや、線の輪郭に出たリサイズの副作用ノイズなどのは縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

メガネブ! 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/29
制作:スタジオディーン
評価:HV1280, HV1280+/873?, HVFULL


早くからアニメ映像のない番宣が大量に流れていたけれど、ようやくPVにもあった動画カットのある番宣。

場所によって状態が異なるので動画としての動きのあるところ2箇所を見ておこう。上は普通のアニメっぽい動画のあるカットで、やや小ぢんまりした円分布になるソフトなHV画質。線の黒さにバラつきがあり、黒浮き気味になっているところも多いけれど、適度に暗い線もあって十分鮮明に見える。彩度も高めの文字通り濃い映像になっている。

圧縮劣化の影響で特徴がはっきりしないカットも多いけれど、比較的安定したフレームには縦720のジャギも綺麗に残っていて、このカットはHV1280。



模様背景でアニメ本編っぽくない特徴でも、上より格段に鮮明なカットの分布。線も黒に近く高精細と分かるくらい精細感のあるくっきり画質に見える。


ここも劣化の影響で正確な数字は確認できないけれど、ディーン制作のHV1280+標準になりそうな縦873に近いジャギが残っている。元は1552x873かそれに近いサイズのHV1280+で間違いなさそう。

これ2パターン以外に以前の番宣にあったようなイラスト静止画を使ったカットだ残っていて、その部分はフルHD相当の映像になっている。ただ、背景の絵は解像度が足りず拡大して使っている。


夏は3作品HV1280+を揃えたディーンなので本放送は本編もHV1280+の可能性もありそうだけど、この番宣を見ると一番ありそうなのはOPかEDがHV1280+でも本編はHV1280という、少し前の京アニっぽいスタイルかな?