2012年9月27日木曜日

アイカツ! 番宣


局:テレビ東京
放送日:2012/09/27
評価:HV1280+/810 HV1280+/837に訂正 
説明はこちら

2D+3DCG混合アニメ。

2Dの普通のアニメ作画のカットの分布。

若干横長な感じはするものの伸びは悪くなく、極端に黒くはないものの適度な暗さの線の癖のないHV画質になっている。


この分布でも縦810のジャギが残っているHV1280+映像。平均的なアニメよりは少し精細感の高い絵に見えるところもあるけれど、フルHDへの拡大リサイズの質があまり良くなく周期的な乱れや輝度ムラが出てしまっているなど1440x810をしっかり活かした映像というほどの良さはない。平均的な普通のHD画質に見えてしまう環境の方が多いかも。

3DCGカットも縦720より810に近い特徴が残っているように見えるけれど、CGのカットは圧縮劣化で線が崩れが大きくよくわからないので、本放送で確認した方がよさそうだ。

伏 鉄砲娘の捕物帳 CM


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/09/26
評価:HV1280+/900?


横が少し切れたことで縦長のかなり大きな分布になる鮮明HV。

暗部を持ち上げた感じの少し淡い明るい映像だけど、線はしっかり暗いので精細さも鮮明さも非常に高い。ノイズ効果のほとんどないすっきりべた塗り絵だけど、細かい描写もしっかりあり見た目の印象も悪くない。

しっかり補間の効いたリサイズを使っていて線の乱れも少なく、撮影解像度より元絵のジャギの特徴が強く出ていて1ピクセルの精度で断言できるようなフレームは見つからなかったけれど、線間隔の狭いところなどを見ると縦900に見えるジャギが多く残っている。これも黒帯なし16:9の映像なので1600x900かそれに近いサイズだろう。

アクエリオンEVOL 1話


局:ファミリー劇場HD@e2
放送日:2012/09/03
評価:HV1280

HD化後のEVOLは最終回辺りだったので再放送1話でテレ東と比較しておこう。

テレ東1話で見たところと同じ。

明らかにテレビ東京より伸びが悪く小ぢんまりした分布になっている。このフレームに限らず全体が似た傾向で、少しボケた絵になって背景のディテールの潰れ気味。

極端に荒れの目立つ絵ではないものの、圧縮劣化も多めで動きの少ないところでも細かい劣化が出ていて、特にシーンチェンジ後の不安定さが気になるファミ劇HD。

アシュラ CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/09/24
評価:HV1280


比較的鮮明なところでは、大き目の円に近い分布になるところもあるけれど、くっきり画質でもなく動きのあるカットばかりで圧縮劣化も多いかなり条件の悪いCMなので、アプコンでも可能なくらい小さい分布になるところがほとんど。意図してそういうCMにしているようにも見えるし、本編の映像はCMと異なる質感になっているかもしれない?

圧縮劣化含めはっきりした特長が残っていないフレームが大半だけど、比較的細かい描写のあるフレームには十分正確に縦720に見えるジャギが散在しているのでHV1280だろう。これも黒帯なしの16:9。

GOTHICMADE 花の詩女 CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/09/24
評価:HVFULL


枠をはみ出すほどではないものの、縦の伸びもかなりよく巨大分布になる精細鮮明HV。派手な動きが少ないこともあるけれど、ほとんどノイズ効果のないすっきり画質になっていることが効いて、高精細でも圧縮劣化が少なく安定したCM映像になっている。

最近の過多とも思えるくらい効果多用のテレビアニメに慣れた目にはすっきりし過ぎた絵という感じがしないでもないけれど、細い線での描写が多くても適度な線の暗さを維持しているので極めて精細かつ鮮明なHV映像にみえる。
 
上下22ピクセルずつの黒帯付きビスタサイズだけど、特に細い線に縦1080のジャギが出ているところがありフルHD相当の映像と言ってよさそうだ。少し縮小したような跡もあり16:9でないことを含め元映像はさらに上の可能性も高そうだ。

フレッシュプリキュア! 1話


局:tvk
放送日:2012/08/29
評価:HV1280+/900

テレ朝BSアニマックスと同じところ。


下のBS11含め、例によって一番伸びの悪いtvkだけど、それでも十分すぎるくらいの巨大分布になっている。

少しボケて線も若干太くなっているけれど、線がしっかり黒いこともあって黒浮きするようなこともなく、鮮明さはtvkでも遜色ない感じ。ただ他局より発色が悪かったり色が滲んで見えるところがあり、今回は他局より良いところはなさそうだ。

ロゴはなくても時計付き放送。




局:BS11
放送日:2012/09/01
評価:HV1280+/900


僅かな差だけど横の伸びがもっとも良い。ノイズ効果のないすっきり画質ということもあって普通に見比べてはっきり違うと感じるほどの差はないものの、色の境界などもはっきりしていて一番メリハリのある絵になっているBS11。

線周囲のモスキートノイズも少ないものの、背景にブロックノイズが出ているところもあるなど、突出して良い状態というわけでもない。それでも目に付くような欠点が少ないので、BS11が最も良く見える環境が多いかも?

横の伸びが良いといってもBS11も横が切れた感じの縦長分布になっている通り、これも横1440経由の映像。

映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城


局:BSアニマックス
放送日:2012/09/22
評価:HV960/576

2002年公開作品。ちゃんとフィルム経由ではなく、少し古い感じのデジタル制作の特徴。

10年前ということを考えると伸びも悪くないけれど、2重の分布っぽく見える。全体としてはアプコンと大差ないような小さい分布になるところも多くソフトな映像だけど、線がそれほど細くなくしっかり黒いこともあって、見た目にはアプコンっぽさを感じないくらいの鮮明画質になっている。


上19、下22ピクセルくらいの黒帯付きだけど、その黒帯込みで縦は576なので16:9では1024x576。1024x576から上下を少し削って1.85:1に近いビスタしたような状態だけど、実際は最初からビスタサイズで作って黒帯を足した状態かも。絵の部分では1024x554程度だけど2002年公開のデジタル制作映像としては健闘している印象。ただ、この時期からHDに移行していたHD制作先行組は1280x720より上の作品も多かったので、その辺りと比べると頑張っているというほどでもないか。

劇場版 青の祓魔師 CM


局:テレビ東京
放送日:2012/09/19
評価:HV1280+/900?HV1280+/810に訂正
言い訳はこちら

映画のCMでは多いけれど、派手な動きのあるカットばかりの条件の悪い映像だけど、比較的安定したフレームは大きめの円分布になる。黒に近い線で描かれているところが多く、鮮明さも十分。

分布で見るとテレビシリーズの安定したフレームより少し悪く見えてしまうけれど、劣化の少ないフレームの線の特徴を見ると6/5倍に拡大した特長が残っているところがあり、900→1080と拡大した状態に見える。このCMの映像だけでは誤差なく900と断定できる特徴は見つからないけれど、黒帯なしの16:9のCMなので元は1600x900かそれに近い高精細映像だろう。

去年辺りまでは劇場版もテレビシリーズと同じ1280x720、あるいはテレビシリーズはHV1280+でも劇場版は1280x720という例が多かったけれど、CMで見る限りテレビより高精細に作る作品が劇的に増えてきた。

劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合!


局:BSアニマックス
放送日:2012/09/01
評価:HV1280

ちゃんとフレームで拡大したSD-pでもアプコンだったテレビシリーズとは大きく異なり、少し四角感はあっても大きな分布になる鮮明画質の劇場版。

ノイズ効果のない明るいすっきりくっきり画質でBSアニマックスの中では荒れの目立たない映像だけど、動く部分の劣化ノイズは多く、安定しているというほどの落ち着きはない。


乱れやノイズの出ない上質のリサイズで線も非常に滑らかに見えるけれど、特に細い線などには縦720の特徴もきれいに残っていてこれもHV1280。映画でも黒帯なしの16:9のパターン。

ワンピース エピソード・オブ・ナミ ~航海士の涙と仲間の絆~



局:フジテレビ
放送日:2012/08/25
評価:HV1280+/900

フジテレビボケの影響で横の伸びが悪く縦長の分布になっているけれど、十分大きな分布になっている。関東以外の局での放送ではもっと良い状態のところもあるだろう。

ワンピース映画はテレビと異なり1280x720になっているものしか確認していないけれど、今回はテレビシリーズ同様の高精細な鮮明HV。

少し圧縮ノイズは出ているけれど線が荒れるようなところもほとんどなく、縦900のジャギも比較的きれいに残っているので元は1600x900で間違いないだろう。



局:長野放送
放送日:2012/08/25
評価:HV1280+/900

ということで、フジ系NBSでの放送の同じフレームの分布も見てみよう。

横1440なので横が切れた感じの四角感のある分布だけど、フジテレビより明らかに横の伸びがよく、絵でみても線も細く引き締まっていて精細感も高くなっている。線の周囲にモスキートノイズが多く出るようなこともなく安定感も高い。

フジテレビが悪いのでこっちの状態に近い局の方が多いだろう。

劇場版 魔法少女まどかマギカ CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/08/25
評価:HV1280


確認するまでもない感じだけど、動きの少ない安定したフレームでチェックしたテレビシリーズと比べてもそれほど変わらないいつものシャフトらしい分布。

画質視点ではテレビシリーズから特に変化した特徴も見当たらず、縦720のジャギもわかりやすく残っているHV1280映像のまま。

王立宇宙軍 オネアミスの翼


局:フジテレビNEXT@e2
放送日:2012/08/19
評価:HVFULL?+フィールド逆転


BShiの放送がフィールドが入れ替わって縞状の劣化が出ていた事故放送だったオネアミス。

不適切な処理で劣化してしまった多くの作品同様、一旦作った放送用マスターを作り直すこともなく、この局の放送でもフィールド逆転状態のままでの放送。今後他の局でHD放送されることがあるとしても当面この状態のままになってしまいそうだ。

アプコンに伴う縞は60iのインターレース映像のリサイズではやむを得ない場合もあり、24p, 30pが基準のアニメ映像で不適切でも間違った処理ではないけれど、これは完全に事故画質で本来あってはいけないミスと言っていいだろう。

局の違いも見ておくと、BShiではグレイン(本物)の粒状のノイズもそれほど潰れず残っていたのに対し、NEXTではほとんど潰れてやや汚く見えるちらつき映像になっている。それでも線の乱れなどはそれほど大きくないし、そのまま視聴する限りフィールド逆転の劣化の方が深刻なので動画としてはそれほど印象差は感じないかも。

BShi放送時、呆れるくらいいい加減な理由でHV1280評価にしていたけれど、細かい描写のある比較的安定したフレームを見ると、縦1080に近い特徴が残っているところも見つかる。1920x1080換算で左右65、上28、下24ピクセル程度の細い額縁付きだけど、フルHDに近い映像と考えてよさそうだ。

ベクシル 2077日本鎖国


局:BSアニマックス
放送日:2012/08/19
評価:HV1280


輪郭線のある3DCGだけどジャギ感を感じない程度にアンチエイリアスも効いているのでもう少し小さい分布になるところがほとんどだけど、CGらしい緻密な背景のカットでは大きな円に近い分布になる。

後のTOと大差ない質感で同じ作品と思ってしまうくらい雰囲気も似ているけれど、TOよりジャギ感の弱い滑らかな線になっているところが多い。輪郭線が目立たないので少しソフトな絵に見えるものの、落ち着いた上質なCG映像に見える。

見た目にはジャギ感のない映像でも、CGらしい乱れのない縦720のジャギの特徴もしっかり残っているHV1280。黒帯なしの16:9なのでこれも最初から16:9で作ったパターンだろう。

河童のクゥと夏休み


局:BSアニマックス
放送日:2012/08/18
評価:HV1280+/765

遅くなりすぎたけど時間が取れず保留していた8~9月の放送から、秋新番スタート前に映画を中心にまとめてチェック。

2009年に放送されたBShiテレビ朝日で見たところと同じフレーム。

BSアニマックスがもっとも大きな分布に見えるけれど、圧縮劣化で出たノイズの分布が重なっている影響が大きく、鮮明さはほとんど変わらない。
圧縮でのノイズは多いものの、背景などの潰れは少なく緻密な絵を維持出来ているところが多い。特にテレ朝はブロックノイズも目立ち情報が欠落した感じになっているので多少ざらついた感じでも今回の放送の方が良く見える。

BShiなどでは1360x765程度と書いたけれど、十分正確な数字でどこを見ても縦765のジャギがきれいに残っている。この数字も整数で16:9になる組み合わせの一つ。映画でも黒帯なしので16:9なので、これも最初から16:9で作った可能性が高そう。


2009年放送時は意識していなかったけれどシンエイ動画作品で、ドラえもんクレヨンしんちゃんの映画でも同じ数字のものがある。映画は1360x765、テレビは1200x675がシンエイ動画の標準だった感じだけど、映画でも1200x675に見えるものがあるので今はどちらも1200x675になっているのかも。