2011年8月7日日曜日

トワノクオン 第一章 泡沫の花弁


局:TOKYO MX
放送日:2011/08/06
評価:HV1280


ほぼ常時左上にタイトル表示、というのもこの手の特番的放送ではよくあるパターン。

まずまずの大きさの綺麗な円分布だけど、全体としては一回り小さい分布になるところも多い。コントラストも高め線もしっかり黒く、くっきり感は十分だけど、細かい描写は控えめで精細な印象は弱め?

気になるほどではないけれど、人物が小さいところでは線が細くなりすぎて黒浮き気味のところも多く、全体としてはちょっとちぐはぐ。適度に補間された線だけど、鮮明さを優先したリサイズで少しジャギ感の出た絵をぼかしてごまかした感じで線は少し荒れ気味。bonesらしい画質にも思えるし狙ってやっているのかもしれないけれど、少し雑な感じがしないでもない。

CMで確認済みだけど、細めの線などには正確に縦720のジャギがはっきり出ているところが多く、映画でも黒帯なし16:9のHV1280もよくあるパターン。

NO.6 1話



局:BSフジ
放送日:2011/08/06
評価:HV1280

地上波と同じところ。

大きな差ではないけれど、これもBSの方が少し大きくノイズも少ない。

線もフジテレビの方が僅かに太くなっているけれど、元から太めの線でしっかり暗いので鮮明さでほとんど差はなく、フジテレビ劣化が目立たないタイプの映像。それでも地上はではコンスタントに線周辺のノイズが多く、逆にノイズ効果などはBSの方がつぶれず良く残っているので、画質を気にして見ればBSの安定感がわかる環境も多いだろう。

太めでしっかり黒い線の多いbonesらしい画質の作品だけど、あらためて見ても以前のような960x540の特徴はなく、細めの線には縦横とも1280x720のジャギが綺麗に出ている。線の太さや輪郭を変えてしまうような処理を使ったとしても960x540経由では表現不可能な細かい描写もあり、ちゃんとHV1280の映像になったと考えてよさそうだ。

うさぎドロップ 1話


局:BSフジ
放送日:2011/08/06
評価:HV1280


フジテレビ1話と同じところ。

最近の傾向通り、地上波より少し大きな分布になっていて、周辺のノイズの分布も少ない。フジテレビでは線周辺に圧縮ノイズが目立ち荒れた感じになっているのに対し、BSでは引き締まった線になっている。

BSで見てもすっきり画質にはなっていないけれど最初からそういう映像というだけで、グレイン風ノイズもノイズ効果っぽく残っているし、放送には厳しい映像をうまく処理している印象。コントラスト控えめで分布の割りには鮮明さは弱いものの、細い線もBSでは崩れず良く残っている。

適度に補間された線で少し補正しないとわかりにくいけれど、乱れが少ないBSでは場所に関係なく容易に縦720の特徴も確認できた。

劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 ザ・ロストタワー



局:テレビ東京
放送日:2011/08/05
評価:HV1280+

高解像度の特徴も残っているところもあり精細な映像でも、大きいというほどの分布ではないくらいにソフトに仕上げた感じ。上下21ピクセル幅の黒帯付きなのも前作までと同じ。

紙や本のような線間隔の狭い部分を見ると例年通り黒帯込みで縦870程度のジャギが出ているところがあり、HV1280+だろう。十分な精度で確認できるところ見つからずBSで再確認。

大きな分布のHV1280テレビアニメが当たり前になっただけに分布だけ見ると高解像度という感じはなく、上質なリサイズを使えば1280x720に縮小しても見た目の画質はほとんど劣化しないけれど、細かい描写は解像度限界でつぶれてしまうので、あくまでソフトな高解像度映像であって、1280x720程度に縮小したものではないだろう。