2014年4月3日木曜日

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/04/02
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900?


大き目の円分布になる鮮明HV。この分布で比較的強めのぼかし効果が掛かっていて線の輪郭が非常に滑らかに見えるけれど、ぼかしの副作用で黒浮き気味になっている線も多く、極端なくっきり画質にはなっていない。

線の輪郭を見ると高解像度の特徴も残っているけれど、全体に細かい描写が少なく、比較的簡素な作画も手伝って情報量の少ない絵に見えてしまうシーンが目立つかも。

解像度を推定できるような特徴がまったくといっていいほど残っていない映像だれど、一箇所彩色時の2値画像のようなガタガタな線になっているところがあり、そこは縦900になっているので東映に多い1600x900の可能性が高そうだ。ただ、OPED含め、数ピクセルどころか誤差100ピクセルくらいの幅で考えても判断できない状態なので実質お手上げで確信どころか不安しかなく今回は?付き。東映ではトリコが似たような極端にジャギの特徴が見えない映像だったけれど、この作品はそれを超えて難解だった。

もちろん解像度の推定が困難というだけで、ジャギ感が残らないように少し面倒な処理を加えている分、丁寧な作りの映像で悪いという話ではなありません。ただ滑らかな線にはぼかしが必須なのでで精細感やくっきり感の減少は避けられず、良い絵と思うかどうかは見る人の好みの話。

カリーノ・コニ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/04/01
評価:HVFULL


造形でクレジットされているけれど、模型実写と3DCGの合成で作られた短編作品。CG使っているということで確認しておこう。

少しもやっとしているけれど縦は枠に収まらないくらい伸びが良く、横はばっさり切れた巨大分布になる。CG部は比較的ジャギ感の強い線になっていて、縦1080の特徴もはっきり残るフルHD相当の映像。

モデルの輪郭には乱れのないCGらしいジャギがはっきり見えるけれど、服などの模様は全体に線が滑らかで、フルHDでも粗が見えないかなり高解像度のテクスチャを使っているようだ。CG作品ではテクスチャの解像度不足で出力解像度以下の粗いジャギが見える映像も珍しくなく、しっかり作り込んだ映像になっている印象。

ただ少し気になるのは実写との合成で、すべて実写あるいはすべてCGで作った映像では発生しない光源やピントのズレが大きくCGが少し浮いて見えたり違和感が残るカットが多かった。