2011年4月8日金曜日

電波女と青春男 番宣


局:TBS
放送日:2011/04/07
評価:HV1280

これはもう諦めてL字解消後のデータでチェック。

通常ないリサイズの影響で伸び悩んだ感じの分布になっているけれど、中間的なHV程度の鮮明さ維持している。細めの線では少し黒浮き気味のところはあるものの、映像としては高コントラストでくっきり感の強い鮮明画質。本放送では大きめの円分布になりそう。

局でのL字化とその逆処理という余分なリサイズを繰り返しているけれど、細部の特徴もほとんど崩れていないようでノイズ部分には縦720のジャギが確認できこれもHV1280。

そふてにっ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/04/07
評価:HV1280


番宣より少し縦の伸びが悪く見えるけれど、特に変わった感じもなく、中間的な大きさのHV分布。

全体に簡素な作画だけど明るく鮮明。ほとんど潰れている感じだけどノイズ効果も使っているようなちらつきはあるものの、非常に軽微な効果で、むしろすっきり画質という表現の方が合いそうな状態。ただ、そのノイズ効果の影響で、情報量の少なそうな見た目の印象の割りには圧縮ノイズも少し多め。

リサイズによる劣化もなく、比較的細い線も多いので乱れのないジャギもよく残っていて、これも正確に縦720のHV1280。


どうでもいい話だけどMX公式番組表での小さい画像がぽてまよに見えてしまい、ぽてまよ再放送?と一瞬勘違いしてみたり・・・

けんぷファー für die Liebe


局:TBS
放送日:2011/04/07
評価:HV1280

これもL字のない部分のフレームでチェック。

条件が悪いところではなので、番宣で見たところよりも悪いけれど、小さくても似た傾向分布で縦はアプコン並みボケが強く、横も若干伸びの悪いソフトなHV。分布としてはかなり悪いHVだけど、少し太めで線もしっかり暗く見た目の印象はそれほど悪くなく、アプコンぽっく感じるほどでもない。

そのままではほとんどわからないけれど、強めのシャープフィルタで補正すると乱れのない縦720のジャギが残っているところもあり、これでもHV1280の映像。横は少し解像度の高い元絵の特徴もよく残っているので、元絵の解像度不足ということはないのだけれど、縦は少し絵を拡大した状態に近い少し粗いジャギのような乱れが出ているので、これも縦の劣化は比較的早い段階で発生していたように見える。

まりあ†ほりっく あらいぶ 1話


局:テレビ東京
放送日:2011/04/07
評価:HV1280

ほぼ常時L字での放送。

ここはL字のない通常の状態のフレームだけど、まずまず大きめの分布は番宣と大差なし。高いというほどではないけれど、コントラストも十分で少し輪郭強調もあるくっきり画質。

ジャギ感もほとんどなく、元絵の特徴もよく残っていてわかりにくいけれど細めの線には縦720のジャギが出ているところがあり、これもHV1280。



L字状態の同じ絵のところをFullDeLetterLでL字解消した時の分布。横に少し伸びが悪くなり流石に少しボケているものの、差は僅かで普通に見ていて気付くのが難しいくらいの劣化で済んでいるテレ東。

むしろ周囲のノイズ分布が消え少しすっきりした分布になっているように見えるけれど、リサイズは拡大でも縮小でもぼかしフィルタに近い副作用があるので、その辺りの影響なのかな?

Steins;Gate 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/04/07
評価:HV1280


番宣で見たところよりもかなり大きな分布になるところもあり鮮明といえば鮮明な映像。ただカットによって差も大きく見た目にも印象が異なるなど、演出としてもややちぐはぐな感じがしてしまう。

全体としては暗いシーンも多く、逆に積極的に白とびさせていたりと高コントラストな映像でも、1フレームで見ると明るい部分は線の黒浮きも激しくコントラストを低めにしていることもあって、分布の割りにははっきりしないシーンも多い。逆に効果を掛け忘れたような高コントラストのカットもあるので狙った質感なのだろう。

線に注目するとわかりにくいけれど、ノイズには縦だけでなく横も1280x720の特徴が出ているところが多くこれもHV1280。元絵の解像度不足なのかリサイズでの乱れの影響でそう見えるのかわからないけれど、少し粗いジャギが見えるところもあった。

大文字で表記されることが多いけれど、映像中での表記に合わせてSteins;Gateにしています。

フジログ 1話


局:tvk
放送日:2011/04/07
評価:HV1280-i(SPICE)

入門編CMも大量に流れていたけれど、しっかりHVでの放送。でもこれまた縞。ややジャギ感の残る線でコントラストも少し抑え目だけど十分鮮明に見える。

大雑把に確認した範囲では文字なども全て1280x720で入っていてすべての要素が縞状態なので、副作用なく簡単に縞解消できる。



縞解消後の分布。evenly720併用だけど多分補正が強すぎて、少し変な形になってしまった感じだけど、面倒なのでやり直さず。縞解消後の映像の品質を確認するのにもこの分布は便利だったりする。

線の乱れが見えてしまうこともある目立つ縞なので、補正効果が十分感じられる環境も多い映像かも。

花咲くいろは 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/04/07
評価:HV1280

MXと同じところ。

ほとんど変わらない分布で、見た目の印象差はほとんどないけれど、僅かにキッズの方がノイズが多く、ブロック化し始めた感じの劣化も見えるものの、逆に細部の特徴はMXより残っているところもあり、どこに注目するかでも評価が変わりそうだけど、動きの少ないカットでも線が荒れた状態になってしまっているだけに、MXの方の安定感の方がよく見える環境が多そう。

キッズではまだ1920を維持した映像は未発見だけど、いつも通りこれも横1440経由の映像。

戦国BASARA 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/04/07
評価:HV1280+

TBS1話で見たところと同じ。

非常によく似た巨大分布で、絵で見てもロゴ無しでは見分けがつかない。

縦の伸びもかなりよく、線も十分黒さを維持していて、ノHV1280の普通のアニメとは何か違う、と感じられる精細で鮮明なHV1280+画質。

元絵はもちろんさらに上の解像度だけど、縦864のジャギも乱れなく綺麗に残っていて、元は1536x864の高解像度アニメ。このクラスではもう少し上の1600x900が多く、それよりは少し小さいとはいえ、HVが当たり前になった最近でもほとんど1280x720なだけに、今でも余裕でトップクラスの解像度ではある。

へうげもの 1話


局:BSプレミアム
放送日:2011/04/07
評価:HV1280


境界がはっきりしない分布になっているけれど、十分大きめのHV分布。周囲が少し明るくノイズが多い分布だけど、その大半は少し強めのグレイン風ノイズの影響。当然ブロック化した劣化もないわけではないけれど、BShiであればかなり大規模なブロックノイズが見えそうなところも十分安定していて、落ち着いた画質に見えるのはプレミアム効果だろう。

グレイン風ノイズもあり、すっきり画質ではないけれど、全体い細めな線だけど圧縮劣化も十分抑えられているので崩れるようなところもなく、この手の映像の放送画質としてはかなり優秀。

かなり細めの線で描いていることもあって、線は少しジャギ感も残るところが多く、縦横とも1280x720の特長がとてもわかりやすいHV1280。




文字も含んだままのEDの分布。見慣れた横が切れた巨大縦長分布で、これも横1440経由の映像のようだ。

このような横が切れた分布のときは1440経由の可能性が非常に高いと言って大丈夫だと思うけれど、逆に横の伸びが良いから1920を維持した映像と断定するのは困難。960x540撮影のbonesでも大きな分布になることがあるように、処理次第では鮮明さを維持しつつ拡大することも可能。分布だけで判断すると誤認が起こりやすいの注意が必要です。

ファイアボール チャーミング 1話


局:BSJAPAN
放送日:2011/04/07
評価:HVFULL

MXと同じ場所。

少し横の伸びもよくなっているけれど、縦長巨大分布で、1920放送のBSJAPANでもいつも通り1440経由の映像。

といっても、地上波は全体に目に付きにくいディテールが削られやすいこともあって、細かい微妙な描写はBSJAPANの方がしっかり残っているところが多く、逆にMXは少しのっぺり下絵になっている。といってもMXも十分頑張っているので、ロゴを隠して見比べても動画で判別するのは結構難しい。

といっても何か違う、という程度の差は感じられる環境も多いだろうし、見れるならBSの方がいいだろう。まあMXは前後がマルチ編成とか、録画にも不都合が出やすい枠ということの方が画質より問題になるかも。

最初からフルHD制作ということを発表していたらしい。HV化が進んだといっても国内ではフルHD映像はまだまだ希少種なので、他とは違うという意味で十分インパクトある表現だけど、ここを見てるような人はともかく、ほとんどの人にはフルHDもHVも同じと思われてしまいそうな気がしないでもない?

SKET DANCE 1話


局:テレビ東京
放送日:2011/04/07
評価:HV1280

番宣通り、大きな円分布のすっきり鮮明HVだけど、カットによっては下のように縦に少しボケた横長分布になるところもあった。

明るい絵で極端に細い線を避けてしっかり黒く、さらにリンギング風ノイズによる輪郭強調も若干あって非常に鮮明に見える。下の分布の方がボケにより線がなめらかに見え、上のような分布のところでは僅かにジャギ感が残るところがあるけれど普通に見て気付くようなものではなく、鮮明HVとしては十分優秀な画質。




ボケているといっても差は僅かなので、普通に見ていて違いに気付くのは不可能だろうけど、静止画で見ると水平に近い線の方が僅かに黒浮き気味になっている、というのは横長分布共通の特徴。この作品では運良く二つのパターンを見つけたけれど、同じアニメの中でも特徴の異なる映像が混ざるのは珍しいことではありません。

下の分布のカットの方は分かりにくいけれど、上のような分布のところは乱れのほとんどない縦720のジャギが綺麗に残っていて、これもHV1280。もちろん下の分布になるところでも少しシャープフィルタで補正すると縦720のジャギもはっきり確認でき解像度としては同じ。