2012年5月27日日曜日

BLOOD-C The Last Dark 特番 総集編前編



局:TBS
放送日:2011/07/08
評価:HV1280


TBS1話でチェックしたフレームが無かったので別のところで比較。TBSは別ソースでなので局間比較には向かないけれど、映像を見る限り誤差の範囲と考えても大丈夫だろう。

ということで上からTBS, BS11, MXで並べてみたものの、3局ともほとんど差のない分布で違いもよくわからない。静止画で比較すると局の癖も見えてくるけれど、動画ではロゴなしでは判別不可能なくらい同レベルの画質になっている。

TBSは圧倒的に良い点もないけれど、目立つ欠点もなくバランスの良い画質に見える。



局:BS11
放送日:2012/05/26
評価:HV1280


周囲のノイズ分布が僅かに多いBS11。絵で見てもモスキートノイズが他局より多く、ノイズが見えやすい環境では他局より少しざらついた感じに見えることもありそう。

逆に背景の描写など微妙な表現の潰れが少なく緻密な絵になっているところとか、細かい描写の色の滲みが少ないなど他局より良い要素もあり、傾向は違っても悪い画質というわけでもない。ノイズを上手く隠してくれる環境では他局より見栄えのする絵になるかも?

これも横1440経由。



局:TOKYO MX
放送日:2012/05/26
評価:HV1280

BS11よりTBSに近く、全体にノイズが少なくすっきりした絵になっていて、輪郭の黒系の線はBSより細く引き締まって少し鮮明な絵になっている。ただ色の滲みが大きく、色を伴う細かい描写は崩れが目立ち、カットによっては少し見劣りするところもあるなど一長一短。



BS11と地上波で差が出るアニメも多いけれど、このアニメはどちらかというと局の癖に影響されにくい映像なのかも。

劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女 CM



局:テレビ東京
放送日:2012/05/26
評価:HV1280

少し前から流れていたけれど、劇場版のCM。

テレビシリーズは開始以来(多分)一貫してSD-ipのアプコンを維持しているけれど、映画はしっかりHV、は当たり前の話かな。

比較的安定したフレームでも圧縮劣化のノイズで周囲が明るくなっているものの、大きめの分布で鮮明さは十分。ノイズ効果もほとんどなく、線も十分暗いすっきりくっきり画質。
 
補間もしっかり効いたリサイズで線も滑らかでジャギ感も弱いけれど、細かい描写には縦720の特徴もしっかり残っている。映画でも黒帯なしの16:9なので最初から1280x720の16:9で作っているHV1280のパターンだろう。

じょしらく 番宣


局:TBS
放送日:2012/05/25
評価:HVFULL


アニメ映像ではない番宣なのでチェックする意味もないけれど閑散期なので見ておこう。

イラスト的な1枚絵が基本のこの手の映像では普通という感じで珍しくもないけれど、しっかりフルHD相当の巨大分布の鮮明映像。ただ横方向のリサイズを何度も繰り返した跡もあり、静止画で見ると少し汚い絵になっている。


境界の彼方へ CM



局:TOKYO MX
放送日:2012/05/23
評価:HVFULL


アニメ映像を使ったCMでもスルーしているものが多いけれど、画質視点でも十分凄い映像なのでチェックしておこう。

見事な巨大分布。線はそれほど黒くなく、極端なくっきり画質ではないけれど、普通のテレビアニメとは違う精細感のある鮮明画質。縦1080の特徴もはっきり残るフルHD相当の映像。

大きく動くカットが多く劣化も目立つけれど、ノイズ効果のないすっきり画質なので派手な動きの割には破綻状態のフレームはそれほどなく、放送画質としては頑張っている感じ。

PV的な作りの映像だけど、カット数が多すぎて情報詰め込み過ぎという感じもあり、ちょっとごちゃごちゃした印象がしないでもない。



局:BS11
放送日:2012/05/25
評価:HVFULL


MXより横の伸びがよく、さらに鮮明なBS11でのCM。激しく動くところでもMXより圧縮劣化が抑えられている。

MXより大きな分布でもやはり横はばっさり切れていて、これも横1440経由の映像。

はじめの一歩 New Challenger 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/05/20
評価:HV1280


日テレ1話と同じところ。

一見BSアニマックスの方が大きく見えるけれど、ノイズの影響で明るい部分はむしろ少し小さくなっているところも多い。それほど荒れているわけでもなくノイズが見えにくい環境では気になることもなさそうだけど、圧縮劣化で線が崩れて細かい描写も潰れ気味で少し見劣りする絵になっている。

2012年5月26日土曜日

バカとテストと召喚獣 1話

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/19
評価:HV1280+
 


テレ東BSJAPANと同じところ。


どの局も似たような分布だけど、キッズだけ圧縮劣化のノイズが多く周囲が明るくなっている。その分伸びが良く見えるけれど、明るい部分はテレ東より悪い。

動きの少ないところにもブロックノイズが出ていて、絵で見てもテレ東よりディテールの潰れや線の乱れも酷い。普通に見て気になるほどでもない環境も多いだろうけど、比較するとBSJ>テレ東>キッズと不等号で表現できるくらいの差がある。


部分的にはフルHDの要素もある高精細アニメだけど、いつも通り横1440経由の映像。結局横1920を維持した映像未発見のままキッズの1920放送も終わってしまいそうだけど、特に誉めるところもない微妙画質だっただけに移動に伴って傾向の異なるエンコーダに更新されることがあれば見た目の画質が向上する可能性も0とは言えないかも?

怪 ~ayakashi~ 1話


 ★4:3アニメです


局:フジテレビNEXT
放送日:2012/05/07
評価:4:3-ip/486(A)


2006年冬のノイタミナ。フジテレビでの放送は見ていなかったのかまったく記憶にないけれどノイタミナでは貴重な4:3作品。

にぎやかな分布の通りコンポジソース。動きのない部分ではコンポジ由来ノイズもある程度抑えられているけれど、動くところはクロスカラーも豪快でカラフルな映像になってしまっている。コンポジ由来ではないノイズも全体に多く、当時の視点で見ても気になるくらい汚い画質。まあ似たような画質を2009年まで続けたTBSの存在を考えれば時期的に仕方ないという感じもするけれど、この作品だけ例外的に低画質なだけに、ちょっともったいない感じ。

ギャラクシーエンジェル ア・ラ・カルト 3期11話


★4:3アニメです


局:TOKYO MX
放送日:2012/05/14
評価:4:3-ip/486(A)


うっかり3期1話を見落としてしまったので2週目の11話(2話構成なので3期11回の方がいいかな)で見ておこう。

普通の4:3アプコンだけど、2期回に比べ縦の伸びが悪くなった。テレビで見ても気付きにくい差だけど、分布通り縦に少しボケているために水平に近い線は少し黒浮き気味になってしまっているので、2期回の方が鮮明に見える。原因は良くわからないけれど、アプコン処理の差でもなさそうなので、4:3SDの段階で既に劣化した状態だったのだろう。

2012年5月13日日曜日

カードファイト!! ヴァンガード 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/05/13
評価:SD-i/486(A)

アニマックス公式でHD画質で放送になっているけれど、当たり前のように本編はテレ東、BSJAPAN同様の縞アプコン。この作品はOPはしっかりHDなのでマシな例かもしれないけれど、キッズもだけど局が示すHV, HDの情報には不適切な作品は少なくない。局でアプコンして放送しているか、というところも基準になっていないし、どういうルールで表示しているのかもよくわからない。


他局と同じフレームの分布で、わかりやすいSD-iの似たような分布だけど、いつものアニマックスらしい圧縮劣化の多い荒れた画質になっている分、周囲が明るくなっている。しっかり黒い線のくっきり画質なので見た目の印象差は少ないけれど、ノイズの見えやすい環境では少しざらついた感じがすることもありそう。




評価:HV1280


OPの分布。これもテレ東と同じところ。

似たような分布だけどこのフレームはBSアニマックスの方が劣化が少なく、細かい部分もテレ東より良く残っている。

といっても全体としてはBSアニマックスの方がノイズが目立ち、テレ東の方が安定した映像になっているところが多かった。

2012年5月12日土曜日

風の谷のナウシカ


局:日本テレビ
放送日:2012/05/11
評価:HVFULL


2年前とは比較にならない巨大分布の精細鮮明HVでの放送。

前回と同じフレームだけど、前回は微妙な幅の額縁状態だったのでアプコンとHVという違いだけではないけれど、ここまで劇的に変わっていると細かいことは気にすることもないかな。前回放送より全体に明るく、赤みの強い絵になっている。

上下21ピクセル幅の黒帯付きで、ジブリ系HV映像の標準パターン。このフレームでは上、左、下は今回の放送の方が絵が広いものの、右側は前回のアプコンでは見えていたところが切れてしまっている。映画、特にフィルム由来の映像ではよくあるけれど、アプコンでは見えていたところがHV化で見えなくなっている部分がある。

グレインも圧縮劣化で汚い潰れ方になっているようなところもほとんどなく、フィルム由来のソースでの放送画質としてはまずまず。デジタル化の時点でどの程度の解像度だったのかがわかるような特徴は見つからないものの、縦1080を超える絵を縮小したような特徴も残っているので、フルHD相当の映像と考えて良さそうだ。

AKB0048 1話


局:BS11
放送日:2012/05/09
評価:HV1280


tvk1話と同じところ。

tvkはボケの影響で縦長の分布になっていたけれど、BS11は横の伸びも良く小ぢんまりした分布でも綺麗な円分布になっている。ただ、比較的状態のよいフレームでもこの程度で、tvk同様アプコンを疑いたくなるくらいさらに小さな分布になるところはBS11でも多かった。

それでも分布差の通りBSの方が鮮明でtvkよりはHVらしい絵に見えるところが多く、細かい描写の多い背景のカットでは格段に緻密な絵になっているので、tvkとの比較であればロゴを隠しても容易に判別できる環境も多いだろう。

エウレカセブンAO 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/05/09
評価:HV1280


TBS, BS-TBSと同じところ。


BSアニマックスの方が大きな分布に見えるけれど、周囲が明るくなっている通りノイズの多い、いつものBSアニマックス画質。

bonesらしい線のしっかり黒いくっきり画質なので、普通に見比べてもそれほど印象差のない環境の方が多いだろうけど、ノイズの多さはアニマックス>TBS>BS-TBSでアニマックスがもっとも荒れて見える。BS-TBSはかなりすっきりした絵になっていて線の輪郭も乱れも少ない。元からあるグレイン風のノイズの効果がほぼ完全に潰れてしまっているだけなので良い画質という話でもないけれど。

黒子のバスケ 1話

局:BSアニマックス
放送日:2012/05/07
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。


大差ない分布だけど、BSアニマックスは周囲が明るくノイズの多い絵になっている。このフレームに限らず全体に似たような傾向で。普通に見ていて気になるほど荒れているわけでもなく、破綻という表現を使いたくなるほど酷い劣化は稀だけどノイズが多いだけでなく線も少し滲み気味。

MXとBS11は同等と言った方がよいくらいの差しかなく、ロゴなしでの判別も難しいけれど、BSアニマックスとの比較であれば見分けられる環境も多いかも?

いぬのえいが


局:TOKYO MX
放送日:2012/05/06
評価:HV1280+


BS移行前なので比較してもあまり意味はないけれど、CS時代の日本映画専門chで見たところと同じアニメパート内のフレームの分布。

似たような分布でもMXの方がノイズが少ない分周囲が暗く、横の伸びも僅かに良い。絵で見てもMXの方が線の滲みも少なく僅かながら鮮明になっているけれど、極太線のPC作画アニメ映像なので、見比べてもほとんど差は感じないだろう。若干色に差があり、MXの方が少し赤味を帯びている感じに見えるけれど、どちらがオリジナルに近いかは不明。

1作品の比較しかしていないので不適切な評価かもしれないけれど、BS移行で若干向上した感じはあってもそれほど大きな差はなかった日本映画専門chなので、BSでもMXと同等か若干劣るくらいという感じなのかも?

侵略!イカ娘 1話



局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/05
評価:HV1280


上はテレ東, BSJAPANと同じところ。

このフレームはシーンチェンジ近辺で劣化が目立つキッズではブロックノイズも多い酷い状態で他局より崩れた分布になってしまっている。他局でチェックしていたフレームが、運悪く劣化していたとも言えるけれど、酷く劣化したフレームは全体に存在するし、テレ東やBSJAPANで不安定なところでもここまで崩れることはないので、キッズの悪さを示してと言ってもいいだろう。




とはいえ、悪いところだけでは可哀相なので、他の場所も見ておこう。キッズでも劣化の出ていないところはテレ東などと大差ない分布になる。ただ、このフレームで比較してもキッズだけ他局より圧縮劣化が多い傾向は変わらず、細かい描写もテレ東より潰れ気味で良いところがない。


この作品も横1440経由。

さんかれあ 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/05/05
評価:HV1280+


これもTBS1話と同じところ。

TBSより横の伸びが少しよく、さらに鮮明な映像になっているけれど、横がばっさり切れた分布の特徴は変わらず、これも横1440経由。

高精細映像の情報量に負けて豪快にブロックノイズが大量発生しているところも有るけれど、背景のディテールなどもBSの方が緻密になっているところも多く、もう少し安定してくれれば十分優秀な放送画質になりそうなだけにもったいない。安定したフレームで比較するとBSの方が良く見えるところも多いけれど、普通に見ていても破綻が気になるところもあるし、色の安定感も上のTBSの方が好印象になることの方が多そう。

あっちこっち 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/05/05
評価:HV1280

時間が取れず1週遅れになってしまったけれど、TBS1話と同じところ。

似たような分布だけど、僅かながらBSの方が伸びが良く、絵で見ても線の輪郭が少し引き締まって見えるところが多い。ただ、背景などのコントラストの差の少ない描写はBSの方が潰れが目立ち、全体としてはTBSの方が緻密な絵になっている。ただどちらかというと元から簡素な作画なので、意識して見比べない限り差はほとんど感じないかも?

番宣同様ブロックノイズだらけの破綻フレームもあるけれど、全体に動きが地味なことも影響しているのか不安定というほど劣化が目立つこともなく、BS-TBSの中では安定している方だろう。

いつも通り横1440経由のソース。

ウォーリー


局:NHK-G
放送日:2012/05/05
評価:HVFULL




2008年の3DCG。

NHK地上波ボケの影響だけではないだろうけど、縦長の楕円分布になる鮮明なCG映像。巨大分布というわけではないけれど、縦1080っぽい特徴が強く出ていてフルHD相当の映像と言ってよさそう。ただ上128, 下149ピクセル幅の黒帯付きシネスコサイズなので、絵のある部分では縦は803程度。左右を切って16:9にする方が個人的には抵抗があるけれど、16:9のフルHD映像に比べると地味な数字に見えてしまう。

細かい描写を見るとCGらしいジャギ感の強い線になっているところもあったけれど、ぼかし効果含め見た目にはCGっぽい粗さもなく、オリジナル映像がどの程度の解像度だったのか断定できるようなわかりやすい特徴は見つからなかった。ただ、4Kクラスの映像から縮小したような特徴もなく、オリジナルもフルHD~2Kクラスの映像だった可能性が高そう。



16:9にするのに横を切るか、黒帯を加えるかの選択の結果というだけの話だけど、

2012年5月8日火曜日

ダンボール戦機W 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/05
評価:HV1280+

テレ東BSJAPANと同じところ。


どの局も似たような大きな分布の鮮明HVだけど、キッズはBSJAPANよりテレ東に近く、BSJAPANが最も鮮明。

キッズにしては劣化の目立たない安定した映像という感じに見えるけれど、比較すると他局より全体にノイズが多く、背景の細かい描写はテレ東より潰れているなど、キッズらしい欠点も見えてくる。ノイズの見えやすい環境であればロゴを隠しても判別できるかも。

しまじろうのわお! ぼうけん!ちゃれんじじま


局:BS11
放送日:2012/05/05
評価:HV1280

テレ東と同じところ。


テレ東でも大きな分布だったけれど、BS11では横の伸びがさらに良くなっている。線もしっかり黒いくっきり画質なので、絵の部分だけを比較して容易に判別できるような差はないけれど、BS11の方が線も引き締まってより鮮明な映像になっている。軽微なノイズ効果はあるけれど、BS11でも圧縮劣化は十分抑えられていて安定感も十分。

この番組も横1440経由の映像だけど、最近は横1440の限界に近い鮮明さを持った映像が増えてきたからか1920-1440間のリサイズが1往復違うだけでも分布差が出やすく、BSの方が大きな分布になる作品も多くなってきた感じ。

劇場版 ジャングル大帝


局:NHK-Eテレ
放送日:2012/05/05
評価:HV1280+


BSプレミアムと同じところ。

NHK地上波ボケの影響でBSより小さい分布になってしまっている。BSより黒浮きした線も少し太くなっているけれど、グレインが潰れてすっきりした絵になっているので、好みによっては地上波の方が好印象になることもありそう。

ただ都合よくグレインだけ潰れているわけもなく、細かい描写や背景のディテールも失われてしまい、BSの方が情報量の多い緻密な絵になっているので、ざらついた感じはするとしてもBSの方が良く見える環境が多くなりそう。

エンジェル・ハート 1話

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/03
評価:SD-p/484


このフレームはアプコンっぽい分布に見えないけれど、明るい部分は縦長の楕円分布になっていて、ちゃんとフレームで拡大された比較的上質なアプコン画質。アプコンの割りには圧縮劣化が目立つキッズらしい不安定な映像で、 劣化によるノイズの影響で境界がはっきりしない分布になっているだけのようだ。



ジャギの特徴がはっきり残っていないところも多いけれど、細かい描写の多いカットのフレームでは十分な精度で確認できるところもあり711x484程度の少しユニークな数字。上に細い黒帯もあり絵のある部分では縦481辺りになっているように見えるけれど、リサイズでのボケで境界が曖昧になっているので元は縦480かな?

日テレも額縁でなかったと思うけれど同等の画質だったかは不明だけど、近年アプコンをやり直しているとすれば他でも見かける特徴になりそうなので、日テレ放送当時にアプコンしたソースそのままなのかもしれない。

2012年5月3日木曜日

うぽって!! Blu-ray DVD CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/05/02
評価:HV1280


テレビ放送がないのでCMで。


少し縦長な感じだけど大きな分布の鮮明HV。編集や1440放送でのリサイズなどで横方向に少し劣化しているだろうし、BDでは横の伸びは良くなりそう。

暗部を少し持ち上げた感じのコントラスト抑え目の映像でくっきり感の強い絵ではないけれど、淡い絵でもボケを感じるようなバランスの悪さはなく十分鮮明に見える。作画でもXEBECとわかる特徴的な絵になっているけれど、画質でもいつものXEBECらしい特徴になっている印象。

しっかり補間の効いたリサイズで元絵の特徴も良く残っているけれど、線間隔の狭いところや細い線には縦720の特徴がはっきり残っていてこれもHV1280。

氷菓 2話 ED


局:TOKYO MX
放送日:2012/05/02
評価:HVFULL


EDの分布。ぼかし効果もありED全体がこんな感じの分布になるわけではないけれど、鮮明で細かい描写もそれなりにあるところは縦長の巨大分布になる精細HV。EDもOP同様綺麗に縦1080のジャギが残っているフルHD相当の映像。

フルHDでも線が細すぎて線がガタガタになっているところもあるくらいの精細さ。京アニはSD時代から解像度限界まで鮮明にしてしまう癖があるけれど、フルHDになってもまだその傾向は続いている感じ。

本編は1話同様縦955.5辺りの中途半端な特徴で変わっていないけれど、1話で多用していたぼかし表現が減り、背景のボケも少なく高精細HVらしい鮮明さが感じられるところが増えた感じ。表現上線が非常に重要なアニメにおける被写体深度再現のぼかし効果は実写以上にボケた印象を与えてしまい、過剰な効果でバランスの悪い絵に見えてしまう作品も多い。個人的な好みの話かもしれないけれど、2話程度の効果の使い方の方が自然に見え好印象。

2012年5月2日水曜日

フルメタル・パニック! 1話


★4:3アニメです
 


局:キッズステーション
放送日:2012/05/01
評価:4:3-p/486?


鮮明なところは似たような四角っぽい分布になる。ちゃんとフレームで拡大されているので縦の伸びも良く、4:3の範囲で720程度のジャギの残っていて見た目の鮮明さHV960と同程度。明るい絵で線もしっかり暗いくっきり画質で4:3アプコンとしては十分すぎるくらいの鮮明映像。

単純なリサイズでは難しいくらい線が滑らかなので、アプコン後に線の輪郭を整えるフィルタ処理を加えているのかもしれないけれど、元絵の特徴が消えてしまうような強引さもなく自然でバランスの良い画質に仕上がっている感じ。

ソースは上質と言っても良さそうだけど、これもすっきり画質に見えてもノイズ効果があったようなちらつきがあり、キッズでは劣化の目立つ映像になってしまっている。ブロックノイズ大量発生で破綻気味に見えるところもあり、放送画質としてはそれほど良い状態でもない。

元の縦解像度を1ピクセルの精度で確認できるところが見つからなかったけれど、上8、下2ピクセル程度の黒帯付きなので、元が720x480を黒帯をつけて720x486にした後、アプコンと同時にサイドパネルを加えてHV化、辺りが実際の処理に近そう(ちょっと憶測入り)。


額縁状態のOPの文字は縦1080で入っているけれど、OPの最後の1枚絵3カットは絵としても額部分込みで1080になっている。言い換えると1440x810映像をリサイズせずに額を加えて1920x1080にした状態で、演出的な額縁画像以外での額縁HV映像はかなり珍しい。最後の鮮明な3カット以外のOPはHV相当ではなく、フレームでリサイズしている分-ipの額縁よりかなり上質でもレタボ分の情報しか残っていない普通の額縁画質。

レベルE 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/05/01
評価:HV1280


テレ東1話と同じところ。


 同じくらいの横長楕円分布に見えるけれど、キッズはノイズの分布が重なって輪郭がはっきりせず明るい部分の伸びも少し悪くなっている。

見た目はべた塗りに近いすっきり画質だけど、軽微なノイズ効果があり、情報量の多い絵が苦手なキッズでは動きのほとんどないところでも圧縮劣化で線が崩れ気味で不安定になってしまっている。

すべての点で劣るわけでもなく、これも横1440経由だけどリサイズが少ないことが効いているのか背景のディテールなど細かい描写はキッズの方が良く残っていて緻密な絵になっているところもある。ただ全体としては劣化の方が目立つので、テレ東の方が落ち付いて見やすい環境の方が多いだろう。

BSプレマップ アニメ キングダム


局:BSプレミアム
放送日:2012/05/01
評価:HV1280


アニメ映像以外の要素も多い番宣映像だったけれど、普通のアニメっぽい絵のところは中間的な分布になる。線は極端に黒くないけれど適度に暗く、くっきり感の強い絵ではなくても鮮明さは十分。


3DCGパートはジャギ感の強いガタガタの線になっているし、動きやデザイン含め2012年作品とは思えない陳腐なCGで泣けてくるけれど、まだ試作段階映像かもしれないし、本放送ではそれなりの絵になることに期待しておこう?

大きく動くカットが大半で、BSプレミアムでも圧縮劣化が酷くわかりにくいところがほとんどだけど、動きの少ないところでは縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

AKB0048 1話


局:tvk
放送日:2012/04/29
評価:HV1280


tvkぼけの影響もあるだろうけど、小さめ分布のボケHV。このフレームまだマシな方で、平均的なアプコンにも劣るくらい小さな分布になるところも少なくない。映像全体のコントラストは高めでも線があまり黒くないので、環境によってはかなり甘い絵に見えてしまいそう。

それでも明るさのバランスは丁寧(あるいは苦労して)調整したのか、不自然に見えるところは稀で、画風と思えば普通に見て気になるような悪さは感じないかも?

圧縮劣化は多いけれど、元映像はボケていてもリサイズでの乱れものほとんどなく、動きの少ないカットの細かい描写には綺麗に縦720のジャギも残っていてこれもHV1280。

高精細HVも多いのにAKBの他にもQBやしろくまのようにJCフィルタを超える極端なボケHVも多い両極端な2012春期。

さんかれあ 番宣



局:BS-TBS
放送日:2012/04/28
評価:HV1280+


これもTBSと同じところ。


地上波同様横がばっさり切れた分布の通りこれも横1440経由の映像だけど、TBSより横の伸びが少し良い。元が横1440を超える精細映像なので1920-1440間のリサイズの繰り返しによる劣化の影響が大きくなっているのだろう。

テレビで見てわかるほどはっきりした差があるわけでもなく、偏った視点で見ないとBSの方が高画質とは言いにくいけれど、極端に細かい描写ではBSの方が崩れが少なく見えるところもあり、安定したフレームであれば分布通りBSの方が鮮明になっている。


高精細でもノイズ効果のないすっきり画質というところが効いて、破綻気味のフレームはそれほど目立たずBS-TBSの中では安定している方。それでも地上波と比べると劣化は多く、多少鮮明さで劣るとしてもTBSの方が良く見える環境が多くなりそう。

あっちこっち 番宣


局:BS-TBS
放送日:2012/04/28
評価:HV1280


TBSと同じところ。

似たような分布でもBSの方が僅かに横の伸びが良いけれどノイズが多く周囲が少し明るくなっている。伸びは良くても絵で見るとむしろBSの方が線ははっきりしないところが多い。豪快にブロックノイズが出ているフレームもちらほらあるいつも通りの不安定BS-TBS画質で、BSの方が上の要素も特に見当たらない。

横1440経由。