2013年4月19日金曜日

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス


局:テレビ朝日
放送日:2013/04/19
制作:シンエイ動画
評価:HV1280+/864

 
大きな分布だけど巨大というほどでもない。周囲が明るい分布になっているけれど、全体にモスキートノイズも多く、ブロックノイズっぽい8ピクセル単位の線の崩れも目立ち、相変わらず不安定さが気になるテレ朝。放送している局も多いので、テレ朝より上質な画質で視聴できる局もあるだろう。


荒れていても線も太めでしっかり黒いので、鮮明さは十分。圧縮劣化での乱れはあってもリサイズ品質は悪くなく,線も十分滑らかに見える。比較的簡素な作画に見えるけれど高精細な描写があるカットもあり、テレビシリーズより緻密な映像になっている。

ジャギ感がなくなるくらいにぼかしているのではっきりした特徴がないフレームが多いけれど、新聞のような紙が重なった描写など線の間隔が狭いところには縦864のジャギもしっかり残っていて、元は1536x864のもえたんBASARA。映画ドラえもん含め、最近のシンエイ動画の劇場版は1536x864で統一されているようだ。

黒帯なしの16:9、文字は普通に縦1080で入っているので、これも最初から16:9で作っている可能性が高そう。

変態王子と笑わない猫。 1話


局:BSアニマックス
放送日:2013/04/18
制作:J.C.STAFF
評価:HVFULL

MX, BS11と同じところ。

似たような横がばっさり切れた巨大分布だけど、BS11はもちろんMXと比べても横伸びが悪い。

モスキートノイズもBSアニマックス最も目立ち、線も少し荒れ気味。BSアニマックスが得意な色視点で見ても、劣化の影響か他局より滲みや細かい描写での色の喪失が多い。さくら荘ではMXなどで入っていたテロップが消えていたけれど、このアニメでは必死テロもそのまま。さらに放送も遅い、と良いところが見つからない。無料枠での放送はあっても有料局なのに・・・

3局で比較するとMXの安定さが際立って見える。グレイン風ノイズがほとんど潰れているのでオリジナルの質感から少しずれた画質だろうけど、MXはすっきりした絵になっているのにディテールもしっかり残っているし,線の乱れもほとんどなく圧縮劣化も少ない。


HV1280クラスのアニメでの元絵のサイズは、横1300台後半から高いものでは1600近く見えるものもあり、撮影時に80~90%くらいに縮小して使っているけれど、この作品は元絵もフルHDぎりぎりでほとんど縮小せずに使っているところが多いようだ。大半のフレームはぎりぎりでも文句なしのフルHD相当の映像になっているけれど、わかりやすいところではズームのカットで最も拡大されたフレームを見ると、かなり粗いジャギが見えてしまっているところがある。もうひとつのフルHDのニャル子も似た傾向があり、EDの1枚絵のスクロールのカットは絵が拡大された状態になっていたりする。

もちろんHV1280クラスの映像でもズームを使っているカットでは元絵の解像度不足は良くあることけれど、少し余裕があるので不足は起こりにくい。MXでフルHDでも少し粗いと書いたけれど、その辺りの余裕の無さも影響しているかも。

デート・ア・ライブ 2話



局:TwellV
放送日:2013/04/15
制作:AIC PLUS+
評価:HV1280

TwellVの1話を録り損ねたので2話でMXと比較。

比較しなければ伸びもそれほど悪くないけれど、TwellVはtvk型のボケ局なのでMXより横の伸びが特に悪くなっている。

ボケの影響でMXよりすっきりした絵に見えるけれど、同時にディテールも失われてのっぺりしている。シーンチェンジ近辺ではMXより圧縮劣化も目立ち,細部の潰れや色の滲みもあり、MXより良い要素は見当たらない。




局:TOKYO MX
放送日:2013/04/12
評価:HV1280