2014年1月3日金曜日

劇場版 FAIRY TAIL -鳳凰の巫女-


局:テレビ東京
放送日:2014/01/03
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

公開当時のCMでチェック済みだけど再確認。

わずかに四角感はあるものの大きな円に近い分布で、線もしっかり黒い高コントラストのすっきりくっきり画質。人物が極端に鮮明だったり、影のつけ方が適当だったりするので、人物が浮いて見えてしまうカットもちらほら。

放送ではほとんどベタ塗りになっているけれど、背景にはわずかにちらつきも見え、動きのある部分では圧縮劣化も少なくない。それでも動画で見て荒れた感じは弱く、見た目の安定感はまずまず。
 
しっかり補間の効いたリサイズを使っていて元絵の特徴も良く残っているけれど、線の輪郭のノイズには綺麗に縦720のジャギが出ていて、これも黒帯なし16:9のHV1280。

そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠 CM


局:TOKYO MX
放送日:2014/01/01
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280



ソフトなカットが大半のCMで、比較的鮮明なところでもこの程度。線があまり暗くなく彩度も抑えた淡い質感の絵で、2期や前の劇場版の鮮明画質と比べるとかなりボケの強い絵に見えてしまう。

アイムズらしいというべきか、AICの特徴そのままの細すぎるくらい線の細い絵で縦720のジャギもわかりやすく、これも映画でも黒帯なしの16:9で作られたHV1280。

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- CM



局:BS11
放送日:2013/12/31
制作:サンライズ
評価:HV1280


やや小ぢんまりした円分布のどちらかというとバ
ランス志向なHV画質。映画のCMでは動きが激しいカットばかり選ぶこともあって、画質評価には向かないものが多いけれど、これもボケたカットが大半で、アプコン並みに小さい分布になるところが目立つので本編映像で印象が大きく変わるかもしれない。

CGが浮かないように強くぼかした感じがするシーンも多いけれど、シャープフィルタで強引に鮮明にしても線が非常に滑らかに見えるくらい丁寧に仕上げている印象。

線の輪郭に注目すると高精細な映像っぽい特徴も多いけれど、断片的ながら細い線には縦720のジャギもしっかり残っていて、前作に引き続きHV1280。

映画 かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!



局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2013/12/29
制作:サンライズ・亜細亜堂
評価:HV1280+/810


線の少ない絵が影響したのか境界がはっきりしない分布になっているけれど、かなり大きな円分布になる鮮明精細HV。

ノイズ効果があっても一見べた塗りに近いすっきり画質で、線もしっかり暗くっきり感の強い鮮明画質に見える。線が十分暗いので絵で見るとまったく気にならないけれど、少し線に乱れや輝度ムラがありリサイズ品質は良くない。


映画でも黒帯なしの16:9。少しリサイズでの乱れはあるものの、縦810の特徴もしっかり残っている1440x810のHV1280+。サンライズ絡みでは映画でもまだ数少ない1280x720超作品の一つ。

2013年公開の続編、きょうりゅうのたまごもサンライズ+亜細亜堂表記だけれど、他局でのCMでは黒帯なし16:9の1440x810で同一フォーマットを維持している。ただ、キッズでこの映画放送後に流れた宣伝映像は、何故か片フィールドを捨てた縞無し24fpsの劣化版になっていた。

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! CM



局:TOKYO MX
放送日:2014/01/03
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280



特に鮮明なカットは少し横長でもかなり大きな分布になる。ただ、鮮明に見えるカットで演出的な意図が特になさそうに見えるところでも分布差が大きく、全体の質感が統一されていない感じが少し気になる。線もしっかり暗い高コントラストの上、線が輪郭強調気味になっているくっきり感の強い鮮明HVだけど、映画というよりテレビアニメっぽい絵に見えてしまうかも?

MXではほとんどべた塗りのすっきり画質に見えるけれど、その特徴の割には圧縮劣化が多く、元はしっかりノイズ効果があったものが潰れて見えなくなっているだけだろう。

少しジャギ感の残る線で縦720の特徴もわかりやすく、これも黒帯なし16:9のHV1280。

ソードアート・オンライン II 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/12/31
制作:A-1 Pictures?
評価:HV1280


PVっぽい作りにも見えるし2期本編では使わない映像かもしれないけれど、比較的鮮明なところでもやや小ぢんまりした分布になる。コントラスト高めでも線はそれほど黒くなく、ノイズ効果もあって全体にソフトなHV画質になっている。

多少線にムラが見えるところもあるけれど、ジャギ感の弱い滑らかな線でリサイズ品質は悪くない。

線の乱れも少なく、特に細めの線には縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

ソードアート・オンライン Extra Edition



局:TOKYO MX
放送日:2013/12/31
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


新作カットの分布。

人物より背景の方が鮮明なところも多く、背景の要素が強いところは一回り大きな分布になるけれど、人物中心のカットではこの程度の円に近い分布になる。

線の太さのバラつきが大きく、線の黒さも場所によって大きくことなるけれど、大半は十分暗いのでくっきりというほどのでメリハリはなくても高コントラストで鮮明なHV画質に見える。

全体に細めの線での描写が多く、気になるほどではないけれどジャギ感の強い線になっていて縦720の特徴も非常にわかりやすく、これもHV1280。シリーズ本編と非常に近い特徴で、ほぼ同じ質感を維持して作ったようだ。




局:BS11
放送日:2013/12/31
評価:HV1280


これもMXに近い分布で、絵で見ても違いはわかりにくいけれど、MXがわずかにボケたような劣化になっているのに対し、BS11はボケは少なくてもブロックノイズになりかかった8ピクセル周期の崩れが目立つ荒れた線になっている感じで、劣化の特徴は異なっている。

崩れていてもBS11の方がわずかに情報量の多い絵に見えるカットが多いけれど良い絵に見えるかは微妙。テレビの鮮明化処理との相性でも印象も変わるだろうし、環境に左右されやすい映像かも。どちらが良いかも好み次第になりそう。

熱風海陸ブシロード



局:TOKYO MX
放送日:2013/12/31
制作:キネマシトラス
評価:HV1280


大きめの円に近い分布でも6角形っぽい形になるところがほとんど。明るいシーンは線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で非常に鮮明。背景と人物で明るさバランスの乖離が大きく、一部カットで人が背景に浮いて見えてしまうところが少し気になるかも。

はっきりちらつきが見えるくらいのグレイン効果もあるけれど、MXではバランス良くノイズが潰れた感じで、ノイズ感を残しつつも圧縮劣化が十分抑えられえているように見える。

線も細すぎず十分滑らかに見えるけれど、リサイズでの乱れもほとんどないので、縦720の特徴もきれいに残っていてこれもHV1280。




局:BS11
放送日:2013/12/31
評価:HV1280


BS11もわずかにノイズが多いものの、似たような分布で見た目の鮮明さはほとんど変わらない。

ただ、圧縮劣化は全体にBS11の方が多く、地味な動きでも線が崩れているところが目立つ。背景の微妙な描写も圧縮劣化で潰れてしまい、MXの方が緻密な映像になっている。フレーム毎に比較すればMXの方が崩れているところも容易に見つかるし、動画では違いがわからないくらい似た画質に見えるシーンが大半だけど、安定感はMXの方が圧倒的に上と言えるくらいの差がある。