2008年5月15日木曜日

のらみみ 7話


局:TOKYO MX
放送日:2008/05/15
評価:LB-ip/362

ペルソナ@MX以外にレタボズーム例がないので、あえてのらみみ。
動き検出アプコンであるとわかってこの分布を見ればレタボからのアプコンだとわかりそうだけどど、分布だけからだとスクイーズの縞アプコンでもありそうな分布なので誤認しやすい。分布が似ていると目で見た印象も似ていることが多いので、逆のパターンでスクイーズなのにレタボと思われているアニメもいくつかありそう。
フレームで見ると分布が似てしまうことがあるけれどフィールド単位で見れば縦解像度の差が大きいので、レタボとスクイーズの判断したければフィールドで比較するのが無難かな。

イメージの見方 改訂版

これは何?

デジタルハイビジョン放送のアニメのキャプチャをFFT変換した画像。

何がわかるの?

何がわかるのか、を調べている状態ですが、
 ・HV制作、アプコンの区別
 ・アプコン方式の判定
 ・画質の精細度、ノイズの傾向
がなんとなくわかります。

イメージ見方の基本

中央の明るい部分の広がり方で判断します。

・分布が大きいほど高解像度、高精細
・横方向に解像度が高い場合、左右に広く分布
・縦方向に解像度が高い場合、上下に広く分布
・円に近い分布の場合、輪郭線周りのノイズが少ない
・四角になるとノイズは増えるがシャープに見える
・模様等は、分析したフレームの絵の特徴が見えているものですので
 画質としては重要な要素ではなく分布する広さで評価します

明るい部分が遠くまで伸びてるほど解像度が高いとはいえるものの
ノイズも影響しますので広がっているもの=高画質ではありません。

注意点

4:3アニメはサイドバーをつけて16:9のテレビで見た状態での結果です。
そのため、16:9アニメに比べて横に伸びます。

分類について

アプコンの場合、分布限界が存在するため、明るい部分の外縁の輪郭が
はっきり見える例が多く、HV制作とアプコンの判別に有効です。
といっても分布からの判断が困難な例もあります。

また、アプコン方式の違いにより縦方向の分布に特徴的な傾向があり
分布からその方式を推定できますが、
このような分析を行なわなくても絵で見て判断できます。

NARUTO疾風伝 279話


局:テレビ東京
放送日:2008/05/15
評価:SD-ip/486

円に近く伸びがいい。分布としては優秀なアプコン。とはいえこれも動き検出アプコンで、パンするカットも多く、平均すると縦の劣化は静止部分のこの分布よりかなりぼけた状態。

もえがく★5 再々


局:BSフジ
放送日:2008/05/15
評価:SD-ip/486

先日やり直したばかりですが、ロゴの話だけだったので、評価のために再々チェック。
といってもこれも普通のSD-ip。

クリスタル・ブレイズ 6話


局:tvk
放送日:2008/05/14
評価:額縁-ip/486

再評価するまでもないけれど。
ドット妨害輝線のところで縦の伸びが綺麗に切れて連続性のない別の分布が見えるけど理由を調べるたいと思わないので放置。面白い額縁の分布ではきみあるの蝶付きがあったけど、いずれも本来の絵以外のノイズなんだろう。

おんみつ姫 @アニクリ15 再


局:BShi
放送日:2008/05/14
評価:HV1280+

アニクリ15の一括放送がまたあったので、前回あまりの汚さで実質放棄したこのアニメだけど、判定手法も向上したので評価のやりなおし。
縦の解像度が810あり、HV1280+。しかもそれを動き検出アプコンと同等の処理で1080i化しているために、ほぼ全フレームが動き回るこのアニメではほとんどのフレームで縞が出て悪化した上、レート不足でこれもほとんどすべてのフレームで何らかの破綻が見えるために、最終的にテレビに表示される画質はアプコン以下と言ってもいいくらい悲惨。

他のアニクリ15作品は前回のチェックで十分だと思うのでここから。

1080i化は動き検出(ip)でなく常時フィールドズーム(i)でした。タイトルだけ別処理だったのを誤認。
そもそも60iで動く箇所多数、フレームでの拡大自体無理で、適切な画質で放送不可能な素材といえる。このアニメに限った話ではないけれど、芸術家はあらゆる枠を無視して創作するべきだと思っているものの、プロなら表現メディアの特性くらいは意識して仕事すべきだと思う。

BLEACH 170話


局:テレビ東京
放送日:2008/05/14
評価:SD-ip/486

先週見たばかりですが、評価追加で。というか画質向上してたり・・。まともなipアプコン分布になってワイド化直後のボケ感はなくなった。