2010年7月9日金曜日

屍鬼 1話



局:フジテレビ
放送日:2010/07/08
評価:HV1280


少し四角感のあるHV分布で、全体ににたような分布になる。演出的な意図もあるかもしれないけれど、カット毎にコントラストのバランスがかなり異なり特に線は非常に暗かったり、かなり黒浮き気味になっていたりと全体としてちょっとちぐはぐな印象。作画要素の話で狙ったのか失敗なのかわからないけれど背景と人物の質感がずれて違和感が強いところが先に気になってしまう。

四角分布になるだけにリンギングも強めだけど輪郭強調効果になっていることに加え作画も十分精細なので、この分布でも良い画質に見える。

補間の効いたリサイズで元絵の高解像度の特徴が強く残っていてわかりにくいけれど、これもノイズ部分に縦720の特徴が確認できるのでHV1280で間違いなさそう。

ストライクウィッチーズ2 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/08
評価:HV1280

カットによって差が大きいけれど、よい場所では大きな円に近い分布になる鮮明なHV。全体に明るく見やすいバランスの上、線もしっかり暗くコントラストも高く精細感もそれなりにあり、くっきりHVの見本のような画質。

ジャギ感が残らない程度の僅かなぼかし(補間)はあるものの、静止画で見ると少し周期的な線の乱れも見えてしまうところもあるけれど、鮮明さを優先して結果なので仕方ないところ。解像度不足ぎりぎりの細さの線なのでジャギの特徴はしっかり残り正確に縦720のHV1280。

細部が潰れてしまっているので、この作画であれば売れることを前提にもう少し上の解像度を狙ってほしかったところだけど、普通に見て気になるレベルでもない。圧縮劣化も少なく放送としてはトップクラスの画質なので、これより上をテレビアニメに求めるのは欲張りすぎか。

劇場版ポケットモンスターDP アルセウス 超克の時空へ


局:テレビ東京
放送日:2010/07/08
評価:HV1280+


巨大という感じにはなっていないけれど、境界がはっきりしない大きいHV分布。上下に15ピクセル幅の細い黒帯付きなところも去年の前作の放送と同じで、分布も大差ない。

通常のアニメ部分はグレイン風ノイズがあったようなちらつきがあり、ややソフトな線になっているけれど、その分ジャギ感はなく元絵から十分高解像度だった特徴も確認できる。ただ十分な精度で数字を確認できるところは見つけられず、1080よりは小さいけれど1000は越えているように見える。

アニメではないタイトルの部分は比較的綺麗にジャギが見えているけれど色の劣化も影響して結局よくわからず、フルHDに近い高精細作品ではあるけれど、それ以上の情報を放送映像から確認するには相当時間をかけないと駄目なようだ。