2011年4月9日土曜日

プリティーリズム オーロラドリーム 1話


局:テレビ東京
放送日:2011/04/09
評価:SD-p/486

番宣はHVだったのに、まさかのアプコン低画質化放送。一部HVのカットも混ざっているので、意図的な低画質化ではなく何かのトラブルなのかも。

上がテレ東、下がBSJAPANのアプコン部分の同じフレーム。リサイズで出たノイズの影響で周囲に影が見えるけれど、縦長のSD-pらしい分布になっている。番宣でHVだったカットでもSD化されているところがあり全体に特徴も似ているので、アプコンパートの大半はHVだった映像をダウンコンバートした上で再アプコンした状態だろう。



局:BSJAPAN
放送日:2011/04/09
評価:SD-p/486

BSも似たような分布で、静止画で拡大して比較すると僅かにBSの方が安定しているように見えるところは多いものの、普通に見てわかるような差もなく、判別不可能なくらい似た状態。



評価:HV1280

BSの方のHVカットの分布。もちろんテレ東でもちゃんとHVになっている。HVとしては大きいわけでもないけれど少し四角感はあっても円に近い。太めのしっかり黒い線のすっきり高コントラスト映像でとても鮮明に見えるカットが多いけれど、演出で少し甘くしているところも多く、HVなのにアプコンの部分より少しソフトに見えるところもある。CGのところはHVが多いようだ。

普通のアニメ絵のところもCG部分も縦720の特徴が残っていて、HV部はいずれもHV1280。


アプコンのところも、元の線が少し太めなことでSDに縮小しても線が黒浮きする副作用が小さくコントラストも維持できているので、精細感はなくてもくっきり感は十分。ある程度離れてみれば印象差は大きくなく、視聴環境によってはカットによってアプコンだったりHVだったりすることにも気付かないこともありそう?

全体がSD化されたわけでもなく混沌としているので意図的な低画質化とは考えにくく、すぐに改善するかはともかくいずれ全体がHVになりそう?

ジュエルペット サンシャイン 1話


局:テレビ東京
放送日:2011/04/09
評価:SD-p/482.5


番宣通り引き続きアプコン。縦の伸びもよく縦ボケの酷いHVならこれより悪いものもある。

少し線に粒状感があるカットなど若干気になるところもあるけれど、HVっぽいと感じるくらい線のジャギ感も弱いところも多く、適度なコントラストもありアプコンとしては十分鮮明に見える優秀な画質は相変わらず。

ジュエルペットは以前から画面下に少し太めの黒帯がついた状態が続いているけれど、1080→486にするとほぼ6ピクセル幅の帯になることから、元は720x480で単純に黒帯をつけて486にしたものから1080にフレームで拡大?と考えてみたこともあるけれど、比較的ジャギがはっきり見えるところでも486の特徴が見つからず正確な数字は不明。

HVでは高解像度の特徴も十分な精度で判断できる映像が多いのに対し、ちゃんとフレームで拡大されたSD-pアプコンは何故かとてもわかりくい状態になっていて、縦は1ピクセルの精度で判断することが非常に難しい。以前のシリーズより縦方向にもジャギが見えるところが多いようなので、少し時間をかけて調べれば正確な数字も判断できるかも。


追記
ジャギの特徴だけで判断すると、黒帯込みで486という予想は間違っていて、SD-pでは何故か多い482.5程度の中途半端な数字になっている。この数字の意味の一つの仮説としては486→1088に拡大した後に縦8ピクセル分切った時の数字が近いけれど、実際どんな処理によるものなのかは不明。黒帯込みで482.5なので絵の部分では477程度しかない。横も正確に720ではなく711と少し小さい数字だった。チェックできるフレーム数はそれほど多くないけれど見た範囲では全体に共通の特徴。最初から711x477というのはないだろうし、元は720x480か720x486だったものがHV化までの過程で少し欠けてしまった辺りが妥当な推測かな?

さらに追記

前シリーズまでは違っていたと思うけれど、EDが60i縦スクロールテロップ化と映像も60iのままスクリーンに映っているような変形を行なっているため、フレームでの拡大が不可能ということでSD-ipになっている。かなり縞は出ているけれど-iではなく-ipで、ここも486ではなく482.5になっているようだ。かなり強引だけどDestripe(256, 11, 6, 3, 66)辺りで補正可能。補正後の線がよれよれになっているけれど、縞解消の副作用などではなく、60iのままの無理な変形を行なったために最初からよれよれ絵になっていただけ。60iで動く時点で妥協が必要なわけでこの縞は無視でいいような気もする。

聖痕のクェイサーⅡ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

1期のような縞はないものの、全体に少し横長のHVとしては小さい分布になるところが多い。見た目にはアプコン?と思うほどのボケ感はないけれど、ぼかしで線の黒浮きもあり環境によってははっきりしない絵に見えてしまうこともありそう。番宣ではさらに効果でソフトにしたカットも多いので、さらに小さいアプコンと大差ないような分布になってしまうところも多かった。

ボケている割りには縦720のジャギも比較的綺麗に残っているHV1280。

ソフトな質感のカットを選んでる感じがしないでもないので本放送ではもう少し鮮明になるかも?とは思うものの、720→1080のリサイズではほとんど絵の崩れはなく1280x720の状態からボケ状態なので、縞問題があってもそれなりに鮮明に見えた1期よりソフトな画質になりそう。

Dororonえん魔くん メ~ラめら 1話


局:TBS
放送日:2011/04/08
評価:HV1280+


普通に見てもHV1280クラスのHV映像とは異なる鮮明な画質だけど、縦の伸びもかなりよい大きな分布になる。上下隅まで伸びるほどではなく残念ながらフルHD相当の映像ではないけれど、まだまだ貴重なHV1280+作品。

ほとんど線に乱れがなく、線も細いので正確に縦900のジャギが非常に綺麗に残っていて元は1600x900。横1440放送でも横1600の特徴もとてもよく残っていて、リサイズに伴う歪みもほとんどない。

ぼかしも弱くコントラストも十分な上、この高精細さに加え若干輪郭強調気味になっていることもあって、他ではあまり見ない独特な印象の映像。どちらかとい うとジャギ感の強い絵で、解像度の高さを精細さや鮮明さに活かした感じ。高解像度でもバランス志向の作品もあり、同じ1600x900のプリキュアとも雰 囲気が異なる絵になっている。

Aチャンネル 1話


局:TBS
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

番宣から変化なく、横伸びは良いけれど縦の潰れた横長楕円分布。明るくコントラストも十分なので、縦ボケで少し黒浮きはしていても見た目には十分鮮明に見える。




全カットを調べるのは不可能なので見落とすことも多く珍しいことでもないけれど、これも特徴が異なるカットも相当量混ざっていた。

少し小さいながらも縦ボケもなく水平に近い線が黒浮き気味になっていたりもしない。この部分は横の伸びが悪いので、上のようなところとの印象差はほとんどなく、画質だけを気にしながら見るというようなことをしない限り普通に見ていて違いに気付くことはないだろう。演出的な効果などの方が印象差が大きいので、何か違う、と思っても処理の違いではない場合も多い。

どちらも大きな円分布の鮮明HVと比べると微妙な分布で拡大してみると僅かに線は崩れている感じになっているけれど、普通に見れば十分なめらかに見え、くっきり感が強いというほどではなくても十分鮮明なすっきり画質で特に不満を感じることもなさそう?

上のような分布になるところはわかり難いけれど、どちらも縦720の特徴はそれなりに残っていてこれもHV1280。

30歳の保健体育 1話




局:BS11
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

奇妙な混合状態はMXから特に変化なし。特徴が異なるのであまり意味はないけれどBSでも3個所を別にチェック。それぞれMXと同じ場所なのはいつもの通り。

同じ話の繰り返しになるので、詳細はMXの方を見てください。

上はアバンのフレーム。縦の伸びが悪いものの、ここは普通のHV画質。



評価:HV1280-i

OPは縞HV。

BS11でもMXでも圧縮劣化は出ているけれど、同じフレーム内でも、BSの方が崩れが小さいところ、逆にMXの方が崩れが小さいところが混在して比較が難しいけれど、このフレームに関して言えばBSの方が安定している。



もはやHDとは呼べない本編。

ここもそれほど差はないけれど、BSの方が崩れが少ないように見える。

得意不得意もあり映像との相性次第で変わる例は過去にもあるので、どの局だからという視点より、実際の映像で判断する方がよさそうだ。

変ゼミ 1話



局:BS11
放送日:2011/04/08
評価:HV1280


中間的なHV分布。横は少しソフトになっているけれど縦方法には少し鮮明になっていて少し縦長の楕円分布になるところが多い。

簡素な作画ですっきりした絵に見えるけれど、軽微なノイズ効果も使っていてわずかなちらつきも見える。少し黒浮き気味の線も多いけれど、コントラストも十分の落ち着いた画質で見やすい。これも微妙に圧縮ノイズが多い感じに見えるけれど、気になるような劣化はなく普通に見ていて気になることもなさそう。

リサイズでも乱れもなくこれも縦720のジャギが綺麗に残っていて容易にHV1280と判断できる。これも1920-1440リサイズの特徴が出ていて1920を維持した映像ではなかった。




局:TOKYO MX
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

これも上と同じフレーム。

僅かにMXの方が大きく見えるものの、全体としてはほとんど差のない大きさで見た目の印象差もほとんどない。僅かにBSの方が圧縮劣化が多く普通に見てわからないレベルながら線も乱れも少し大きいけれど、逆にグレイン風ノイズの潰れはMXの方が大きく若干すっきりした絵になっていて、分布で見ても周囲が少し暗くなっている。

ノイズが潰れているといっても、完全に消えているわけでもなく、フレーム間のちらつきとしてノイズ効果を残っているので、オリジナルの雰囲気を完全に壊しているわけでもなく、放送画質としてはMXの方が上手い処理という感じがするけれど、後は好み次第といったところか。似たような特徴差はBS1920局と地上波間ではよくパターンだけど、BS11は他BS局ほどの優位性がないだけに悩ましいところかも。

よんでますよ、アザゼルさん。 1話



局:BS11
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

以前のBS11ではありえなかった、少し横長感のある大きな分布の鮮明HV。明るいシーンでも線はしっかり暗く高コントラストのくっきり画質。ノイズ効果もないすっきり画質だけど、僅かに線周辺がざわついていて圧縮ノイズが少し多い感じが残る。見た目にはそれほど情報量が多い感じはしないところでも、ブロック化した部分がちらほら出ているなど、やはり1920が負担なのかな?

乱れのないとても綺麗な縦720のジャギがほとんどの場所に残っていてわかりやすいHV1280。

BS11はボケの影響で横1920を維持しているかどうかの判断すら不可能だったけれど、ボケがなくなったことでその判断も容易になった。横方向にリサイズの副作用ノイズもはっきり見え、これも横1440経由の映像。提供クレジットの文字部分だけBS1&BSプレミアムにとてもよく似たノイズ付き1920の特徴が出ているけれど、最初から1920なのか、鮮明化処理によってそう見えるかはNHK含めまだ検証不足で不明。




局:TOKYO MX
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

MXの同じフレーム。

大きさはほとんど変わらないけれど、僅かながらBSは横に、MXは縦に伸びがよい。MXでも相応に圧縮ノイズは出ているものの、若干少ない感じで、BSより線の乱れも抑えられているように見える。

MXよりBSの方が細部の潰れが若干少なく、ほとんど同等でもMXの方が少し安定しているけれど、逆にBSの方が僅かにノイズは多いものの、ディテールが残りやすい、といった傾向になるものが多そう。

普通に見た印象差はほとんどないけれど、はっきりBS11の方が上という部分はなく、BS11の方が目立つ劣化が多いので個人的にはMXの方が好印象。

Rio Rainbow Gate! 1話 再


局:BS11
放送日:2011/04/08
評価:HV1280

1月の初回放送と比較。

横の伸びの悪いBS11ボケが消えて微妙な色の劣化も解消しMXに近い分布になったけれど、このフレームではMXより少し小さく見え、周囲が少し明るい=ノイズが少し多い。

ボケ解消よりも赤ロゴでなくなったことの方が印象差としては大きい、というのが個人的感想。