2013年10月6日日曜日

ログ・ホライズン 1話


局:NHK-Eテレ
放送日:2013/10/05
制作:サテライト
評価:HV1280


NHK地上波ボケの影響で横の伸びが悪く、上質のアプコンなら余裕で可能そうな小さい分布のソフトHV。少し明るさを抑えた絵でも線も十分暗く、コントラストもそれほど低くはないけれど、強いぼかしの影響で線が黒浮き気味になっているところも多く、環境によっては少し眠い絵に見えてしまいそう。

グレインっぽいチラつきは見えないけれど、ぼけた絵の割には動きのある部分でブロックノイズも出やすく、不安定な放送画質になっている。潰れて見えないだけで元はしっかりノイズ効果が掛かっているのかも?

元絵特徴も良く残っていて線も滑らかに見えるけれど、細い線などには縦720のジャギもしっかり残っていて、これもHV1280。

キルラキル 1話



局:TBS
放送日:2013/10/04
制作:TRIGGER
評価:HV1280


普通のアニメ動画っぽいカットは、アプコンを疑いたくなるような分布なるところがほとんど。線が太めでしっかり暗いので絵としてはそれなりの鮮明さはあってもHDらしい精細感のないシーンも少なくない。


ノイズに埋もれてはっきりしないけれど上下に×状の分布が見えている。これも補間の効かないリサイズで1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎのある映像で、縦720→1080と拡大されたのは間違い。




CGのカットは傾向が異なり横長でもHDらしい大きな分布になる。CGにアニメ作画の絵を混ぜているところも、1枚絵を動かすようなカットもHDらしい特徴で、通常のアニメ絵の動画だけが極端にボケている謎仕様。

アニメ動画部分のみSD並みの低解像度絵を1280x720に拡大した可能性もありそうだけど、SDと断定できるような特徴はなく、独特な質感に仕上げるための処理でボケただけのHD映像に見える。逆に、確実に1280x720で作られた絵と判断できるようなところも見つからなかった。

ゴールデンタイム 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918


これも巨大分布の高精細HVで、2本HV1280+維持のJC。Refrainより線が黒に近く、明るい高コントラストの映像に加え少し輪郭強調気味になっている。多少効果で線が明るくなっているところもあるけれど環境によらずくっきり画質に見えそう。

グレイン風ノイズが無かったように見えるすっきりした絵で、MXらしくない情報量の多い絵になっている。ただ背景重視ではないので、この作品も石のざらつきとか木目とか、見えても見えなくてもあまり影響ないようなところが大半かも。

比較的鮮明なカットはジャギの特徴もしっかり残っていて、これも縦は918になっていた。本編よりわかりにくく断定するほどの確信はないものの、OP, EDとも同じサイズ。

JC標準として定着するとは限らないけれど、2作品揃ったということでこの辺りで落ち着くかな?

リトルバスターズ! ~Refrain~ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/05
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918


過去のJCフィルタ作品以上のボケ画質だった1期から劇的に変わり、比較にならない巨大分布の鮮明精細HVになった。ここは中でも鮮明なカットで伸びも良いけれど、高解像度でもあまり鮮明さを追求していないバランス志向の落ち着いた質感で、一回り小さい分布になるところが多い。全体線が細く黒というほど暗くもないので、くっきり画質というほどのメリハリは感じない環境の方が多くなりそう。

このアニメもノイズ効果のほとんどないすっきり画質で、背景の細かい描写も非常に良く残り、昔のMXでは不可能だった緻密な映像になっている。全体に簡素な背景なので緻密といっても壁のざらつき表現とか、潰れても誰も気にしないようなところが大半だけど・・・。

逆に、動き耐性の悪化の影響もしっかり出て、シーンチェンジや動きが大きいところの破綻が気になるところがちらほら。

番宣は縦900に見えたけれど、どこカットも900に近い特徴でも少しずれていて918。また見慣れない数字が出てきたけれど、9の倍数とわかりやすい数字の通り1632x918で16:9になる。MXの変化が影響したのか、横1440しかない放送でも正確に1632の特徴が残っているフレームもあった。

OPも本編と同じ。EDも同クラスの高精細映像だと思うけれど、動画もなく横に絵が流れるだけでも線の輪郭の特徴が崩れてしまい、放送では正確に同じサイズなのか判断できそうにない。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/04
制作:アスリード
評価:HV1280


ここは大きな四角感のある分布になっているけれど、下のように横伸びが少し悪く縦長の楕円っぽい分布になるカットの方も多かった。

上のような鮮明なカットを含め全体に線がかなり明るくはっきりせず、この分布でもあまり鮮明な絵に見えない。

上下にうっすらと×状のノイズが見えるけれど、鮮明さを優先したような癖のあるリサイズの影響。特に背景はリサイズ以前の作画でもジャギ感の強い線になっているところが多いので粗さ気になる環境もありそう。

動きの少ないところは気になるような乱れは少ないものの、弱い効果でもグレイン風ノイズがあって圧縮劣化も多め。BS11と比較した方がわかりやすいだろうけど、細かい描写も比較的良く残っているように見えるし、MXの変化がプラスにもマイナスにも同じくらい影響したような状態かも。

リサイズの特徴通り、縦720というより1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが強いパターンのHV1280。



縦長になるところも絵で見比べると違いが良くわからない程度の差だけど、横方向に少し乱れた特徴は、BS11の番宣でたまに出てくる横方向崩れに似ている。

雑な処理での劣化という感じもするし、急な修正が入ったとかイレギュラーな編集作業が原因であれば、2話以降は全体が上のような分布になるかも?