2009年3月31日火曜日

おじゃる丸


局:BShi
放送日:2009/03/31
評価:HV1280+


1920x1080制作と思えるアニメのリサイズなしでの放送を確認できる最初の機会ということで、あに瓶的には春からのBShiアニメで一番の注目作のおじゃる丸。

地上波より横の伸びがかなりよく、過去に見たことがないというほど突出した大きさでもないけれど巨大な分布。

縦は境界がはっきりしないのに横は切ったような感じになる分布はよく出てくるけれど、横方向にリサイズを行なったようなリンギングが出ていて、1920x1080の最初の状態(があったとして)そのままでの放送ではなかったようだ。それでも地上波より大きく、より精細感のある絵で、縦方向には1080のジャギしか見えない。横方向にはボケがあって期待したような1920のはっきりとしたジャギは確認できず、ちょっと残念。

たまに2重に線がみえるようなところもあって?な気分になったけれど、リサイズでの劣化などではなく、どうやら円を描く時に描き出しと終わりのところで線が少し重なる部分が別の線として見えてしまっただけのようだ。そんな手描きの線の繋がりまで見えてしまうのはすごいことなのかも。縦の分布は地上波も変わらないのでNHK-Eの放送でも見つけられるだろう。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 1話


局:BShi
放送日:2009/03/31
評価:HV1280+


よいところは十分大きなHV分布で劇場版の分布と大きさは同程度で、絵の特徴も似ている。


これもジャギがはっきり確認できるところは少ないけれど、劇場版同様1440x810程度に見えるところが何箇所かあったので、それに近いサイズかも。

火の鳥 1話


局:BShi
放送日:2009/03/31
評価:HV1280+? HV1280に変更やっぱりHV1280+?


円に近いHV分布。暗いシーンなどではもっと小さな分布のところも多いけれど、よい場所でこの程度なので少しソフトな質感。


ジャギがほとんど見えず、フィルタで強調しても場所によって違う数字に見えてしまい、OPのCG部も圧縮での劣化でよくわからないのでお手上げ。

比較的鮮明な絵で圧縮での劣化が少ないところでも1280x720と思えるところはないので、とりあえずHV1280+に分類しておこう。

追記
ちょっと縦720を補間弱めのアルゴリズムで拡大した後ぼかした状態と思える崩れがあるので、HV1280に変更。別の話数で再検証の予定。

マリー&ガリー 1話


局:NHK-E
放送日:2009/03/31
評価:HV1280+

巨大分布ではないけれど、十分大きなHV分布。

全体に線がギザギザになっているのが見え、HV1280-iのような縞も出ているところもあり、フィールド単位での拡大?と考えられる劣化はあるけれど、HV1280-iとは異なる分布で何かが違う。

横方向にはほぼ正確に1440のジャギが出ていることから、1440x810サイズからのフィールド単位での拡大と考えてみたもののフィールドに分けてみても810の1/2の405の特徴はない。

この状態を説明できる処理に到達できるかはともかく、時間がかかりそうなのでしばらく保留。

以下の内容はおそらく間違い

追記
フィールドに分けてみたのが間違いで、フレームで見ると元が縦810だったのは間違いなさそう。それを何故かフレームで縦1080に拡大している。

フィールド単位でのリサイズの結果としか思えない縞は縦810の時にすでに存在していて、別のサイズの映像を何故か縦810にインタレ保持でリサイズしたという2段階の処理がこの不思議な映像の秘密のようだ。

最初のサイズ ==(フィールド毎リサイズ)==> 1440x810 ==(フレームで拡大)==> 1080i

の青の部分まで判明(といってもまだ検証中)。放送された1080iの映像を工夫して1440x810に戻せば、最初の解像度もわかり、そのサイズへインタレ保持でリサイズすれば元の正常な絵に近い映像を再現できそう。ただ、縞の少なさから最初のサイズの縦解像度は810より大きいように思え、HV版のよれよれアニメの可能性も高くあまりよい状態に戻せないかも。