2014年10月4日土曜日

ガンダム Gのレコンギスタ 1話


局:TBS
放送日:2014/10/03
制作:サンライズ
評価:HV1280

十分大きな円に近い分布でも若干濃淡があるように見える。上下に×状の分布も見え、これも鮮明さを優先したような癖のあるリサイズで拡大されている影響。リサイズの影響ではないところでも元から線がガタガタというほどジャギ感の残る線になっているところの多さが気になった。

この分布パターンのアニメも数多く見てきたけれど、低解像度HD映像で鮮明さ稼ぐ強引な手法なので、大画面などでは粗さが気になってしまうこともありそう。UCの後半辺りでは乱れのない上質なりサイズを使っていたサンライズがガンダムでこういう映像を出して来たのは意外。

若干赤みの強い色温度低めな色合いに加え、軽微な色収差効果の色ズレもある。フィルムのような古い映像っぽくしたいからなのかもしれないけれど、どちらかというと手抜きとか安っぽく感じられて中途半端な印象。

×状の分布になる映像共通の特徴で毎回のように書いているけれど、縦720というより1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが全体にはっきり残っている映像でこれもHV1280。ようやく1440x810のテレビアニメも作り出したサンライズだけど、HDへの移行でもSD作品が長く残ったように1280x720が消えるのはまだ先になりそうだ。

曇天に笑う 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/10/03
制作:動画工房
評価:HV1280+/810

演出的にぼかしを使ったカットも多いので、もう少し小さい分布になるところも多いけれど、鮮明なシーンは大きな円分布になる精細HV。線が黒というほど暗くないのでくっきり画質というほどのメリハリはないけれど、低コントラストというほどでもなく十分鮮明に見える。線も細くテレビで見ても1280x720ではないと思えるくらいの精細感がある。

軽微なノイズ効果もありカットによってはノイズの粒が見えるところもあるけれど、圧縮劣化も抑えられて安定した放送画質に見える。
 
リサイズでの乱れも少なく縦810のジャギが綺麗に残っていて、夏の野崎くんに続き1440x810のHV1280+。本数が多くないので順調にHV1280+率が上がっているというわけではないけれど、2014年も基本は1440x810、諸事情で時々1280x720だった動画工房。

少しジャギ感の残る線が多いものの、綺麗な円分布になる通りリサイズでの乱れもほとんどなく、1440x810をしっかり活かした映像になっている印象。

旦那が何を言っているかわからない件 1話


局:tvk
放送日:2014/10/03
制作:セブン
評価:HV1280

真ストレンジプラスに続きアプコン以下の極端に小さな分布になるセブン作品。異常に強いぼかしに加えコントラストを抑えた淡い絵なので、鮮明なSDよりはっきりしない絵に見えてしまう。誤魔化したくなるような粗さがあるわけでもなく、意図してこのバランスにしているのだろう。

ボケているのでわかりにくいけれど、今回も圧縮劣化の影響で8ピクセル単位の線の崩れが全体に出ている影響で、一見縦675に見えるような特徴になっている。繰り返し書いているけれど、このパターンの劣化はセブンの短編の他、シンエイ動画とfeel.作品に際立って多く、放送映像での解像度判定が難しい。

今回も放送映像では1200x675に見えてしまうけれど、比較的鮮明な本編中の文字表現のところでは、ほぼ正確に縦720の特徴が残っているので、1280x720で作られた映像が劣化しただけだろう。雑な言い方だけど、動画圧縮では、人が認識しやすい鮮明な部分を優先して残す傾向が強いので、このアニメのような淡い絵や線の輪郭がソフトな映像では縦675化現象が起こりやすいようだ。

牙狼〈GARO〉-炎の刻印- 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/03
制作: MAPPA
評価:HV1280

こぢんまりした分布のソフトHV。最近のアニメの中ではぼかし効果強めの映像の一つだけど、作画時の線が細めで、ぼかしの影響があっても極端な黒浮きが少なく、適度な精細感や鮮明さある。癖のない明るさバランスで環境を選ばず見やすい映像と言えそう。

絵として似ているわけではないけれど、全体に彩度を抑えた淡い絵でも、場所によっては鮮やかな色を使う辺りは、TERRAFORMARSに似た演出手法に見える。

特にCGはジャギ感の強い線になっているけれど、普通のアニメ作画でも線の細さが災いして、全体にジャギの特徴が目立つ映像で、その粗さを誤魔化すために若干強めにぼかしたようにも見えなくもない。CG意外は滑らかな線に見えるところが多く、気になるところもないけれど、大画面などでは粗さがはっきり見えてしまうところもちらほら。

ぼかしやリサイズでも乱れはほどんとなく、縦720のジャギもきれいにく残っていてこれもHV1280。

selector spread WIXOSS 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/03
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900

鮮明なカットで比較すると1期1話より大きな分布になるところが多かった。映像としても少し鮮明になったけれど、グラデーション多用の作りは変わらないものの少し弱まり黒浮き気味の線が減ったことでくっきり感が増した絵になった。

他には特に目立った変化はなく、1期同様縦900ちょうどのジャギがはっきり残る、元は1600x900のHV1280+で再開。