2013年6月30日日曜日

サーバント×サービス 番宣



局:BS11
放送日:2013/06/29
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


4月からループ映像番宣も放送されていたけど、アニメ本編っぽい映像の番宣。上がBS11, 下がMXの同じフレームの分布。

中間的な分布で特別大きい分布ではなく、バランス志向といった感じの普通のHV画質で、若干暗部を持ち上げた明るく少し淡い質感になっている。グレイン風ノイズのちらつきがあっても、ノイズの粒は大半が潰れてすっきり絵になっている。派手に動くところもないので圧縮劣化が気になることはなさそうだけど、ノイズ効果の影響で背景の描写は少し潰れ気味になっているところが多い。

WORKING'!!再放送後、本編終了直後の1回目は新番組、ANIME+の表示なしで、番組間CMの2回目は新番組、ANIME+の表示付きだった。BS11番宣特有の横方向の崩れや、今期出てきた片フィールド状態などの劣化はなく、動画では判別できないくらいの差しかないものの、2回目の方が細部の潰れや線の乱れはしっかり増えていた。



局:TOKYO MX
評価:HV1280


MXはBS11以上にノイズの粒が潰れてすっきりした絵になり、分布でも周囲が暗くなっている。

劇的な差ではないけれど、圧縮劣化もBS11より少なく、背景の描写もBS11より良く残って少し緻密な絵になっているカットが多い。逆に色の滲みはMXの方が多く、細かい描写の色はBS11の方が少し鮮やかに見える。

少しソフトに仕上げているので線も十分滑らかに見えるけれど、ジャギの特徴がはっきりした線になっている。おかげでどこを見ても縦720のジャギがわかりやすく、これもHV1280。

ロウきゅーぶ!SS 番宣



局:BS11
放送日:2013/06/29
制作:project No.9
評価:HV1280


横長分布だった1期とは異なり、縦ボケのない円に近い分布になった。

1期は縦ぼけの影響で線の黒さが場所によって大きく異なっていたけれど、SSでは線の乱れも少なくバランスが良くなった。

ただ、全体では下のような小さい分布になるぼかし効果の強いカットの方が多く、元から淡い絵なのに効果でさらに明るくしているところが大半で1期よりソフトな映像になっている。鮮明さの方が印象に残りやすいし、1期より悪くなったと感じる人の方が多くなってしまうかも?

そのソフトさが効いているのか、この番宣も大きく動くところでも圧縮劣化も多くなく十分安定している。

動きのあるカットがほとんどの番宣ではっきりした特長が残っていないフレームがほとんどだけど、特にCGの部分は乱れのない縦720のジャギがはっきり残っていてこれもHV1280。


戦姫絶唱シンフォギアG 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/28
制作:サテライト
評価:HV1280

BS11でもこれは特に劣化のない番宣。

1期と大差ない小ぢんまりした円に近い分布になるソフトなHV画質。それでも線もそれほど細くなく適度に暗いので、精細感は強くなくても見た目の鮮明さはまずまず。大きく動くカットも多いけれど、鮮明さを抑えているからか圧縮劣化も少なく安定して見える。

それでも派手に動くだけに拡大すると線も少し荒れていてはっきりした特徴がなく、この番宣だけでは十分な精度で確認できるところが見つからなかった。春前のMXの番宣はしっかりHV1280だったし、この番宣でも断片的ながら縦720に近い特徴も散在しているので、1期同様これもHV1280だろう。

電脳コイル 1話


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2013/06/25
制作:マッドハウス
評価:HV1280


BShi時代の2009年に見たフレームと同じところ。

BShiはわずかにぼける局だったけれど、似たような分布でもキッズの方がわずかに伸びが悪く見えるところが多い。それでも線がしっかり暗いくっきり画質なので、鮮明さはほとんど変わらず、ノイズ効果の強い絵でも線の乱れは十分抑えられている印象。

ただBShiではノイズ効果が潰れず残っていたところが多かったのに対し、キッズではことごとく潰れると同時にディテールも飛んでしまいBShiよりベタ塗り感の強い絵になってしまっている。BSプレミアムと比べると欠点の多かったBShiだけど、今の劣化したキッズよりは良い画質になっていた。

革命機ヴァルヴレイヴ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2013/06/03
制作:サンライズ
評価:HV1280

TBS, BS-TBSと同じところ。

もやっとした分布でも他局より大きくなることが多いBSアニマックスだけど、TBSと比べても横の伸びが微妙に悪い。

暗くはっきりした線なので見た目の鮮明さはあまり変わらないけれど、圧縮劣化の多さは相変わらずで、ざらついた絵に見えてしまうくらいモスキートノイズも多く線も崩れ気味。

BS-TBSで豪快に破綻したフレームは例外として、それ以外では細部の潰れもBS-TBSより酷く良い要素が見当たらない。BSアニマックスとの相性もかなり悪い作品と言えそう。

新世界より 1話


局:BSスカパー!
放送日:2013/06/01
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

チェックする機会も少ないので新世界よりのBSスカパー放送を見ておこう。テレ朝チャンネルテレビ朝日の1話と同じところ。

分布でもはっきりテレ朝CH>テレ朝になっていたけれど、ぼけの少ないテレ朝CHに近い分布になる。

線の乱れはBSスカパーの方がテレ朝CHより少なく、わずかながら鮮明な絵になっている。特に暗いシーンでの線の崩れが少ない。背景の描写などに注目すると、テレ朝CHもしっかり健闘していて、CHの方がノイズ効果の潰れが少なく、緻密な絵になっているところが多かった。

テレ朝は他2局とは比較にならないレベルでブロックノイズも多く、線の崩れや細部の潰れも酷い分布差通りのがっかり画質。テレ朝CHも特に高画質な局ではないけれど、テレビ朝日との相性は最悪だった。

名探偵コナン 697話


局:日本テレビ
放送日:2013/05/11
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280+/810


通常回もHD化したコナン。数少ないSD作品なので月に1回くらいチェックしてきたものの、4月以降5/11の放送まで未チェックで気付ず。自分で確認した情報ではないけれど新年度初回の4/20の新作通常回からHD化していたようだ。

スペシャルは前からHD化されていたけれど、698話以降の新作回はすべてHDになっているので、一時的ではなくちゃんとHDに移行したと考えてよさそう。これで30分枠でSD制作の国産新作アニメはジュエルペットハッピネスのみになった。

画質的には近年のスペシャル回とほとんど変わらず、縦810のジャギもきれいに残る1440x810のHV1280+。線もしっかり黒いベタ塗りすっきり画質で十分安定して見えるけれど、鮮明な映像だけに軽微でもモスキートノイズや圧縮劣化での周期的な線の崩れがあり、褒めるほど上質な放送画質でもない。

イナズマイレブンGO ギャラクシー 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/05/08
制作:OLM
評価:HV1280+/810


時間がなく後回しにしているうちに夏クールに入ってしまう、ということでいくつか遅すぎる話題を消化。
分布も大差ないけれど、前シリーズから変わった特徴は見当たらず縦810のジャギもはっきり残る1440x810のHV1280+。

2013年6月28日金曜日

神のみぞ知るセカイ 女神篇 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/06/27
制作:マングローブ
評価:HV1280


もう少し小さい分布になるところも多いけれど、特に鮮明なカットはかなり大きな分布になる鮮明HV。

ただ最近のマングローブ作品同様、鮮明さを優先したようなリサイズで少し粗い線になっていて、分布でも上下に×形の影が出ている。線もわずかに輪郭強調気味になているし、1期,2期よりは少し鮮明に見える絵になっている。

このリサイズでは縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが強く出ていて縦720のジャギははっきりしないけれど、元は正確に720だったのは間違いなく引き続きHV1280。

魔界王子 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/06/27
制作:動画工房
評価:HV1280


若干角ばった感じになるところが多いものの、大きめの円に近い分布になる鮮明HV。線もしっかり暗い高コントラスト映像で、環境によらずくっきり画質に見えそう。潰れているだけかもしれないけれど、ノイズ効果のほとんどなさそうなすっきり画質で、圧縮劣化もそれほど目立たない。

全体に線も滑らかに見えるけれど、拡大してみると特に細い線には乱れのない縦720のジャギもはっきり残っているHV1280。継続のマジェスティックプリンス含め夏は3本になる動画工房だけど、本放送もこのままであれば久しぶりの完全なHV1280作品になりそうだ。

ローゼンメイデン 番宣


局:TBS
放送日:2013/06/27
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873



一目で1280x720クラスの映像ではないとわかる精細感の強い鮮明HVで、四角っぽい分布ながらかなり大きな分布になる。スタジオディーン3作品はHV1280+で揃いそうだ。

同枠だった去年のさんかれあの縦869とは異なり、義風堂々の番宣と同じ873、元は1552x873だろう。

さんかれあと比べると少し小さい分布になっているけれど、少しソフトな分さんかれあのようなジャギ感の強い線から滑らかな線に変わっているし、より上質な高精細HV画質に仕上がっている印象。線は適度に暗いものの、黒に近い線のくっきり画質だったさんかれあと比べると明るく、コントラストも抑え目。ほとんどノイズ効果のない映像で圧縮劣化は少なく、高精細な映像としては比較的安定した放送画質になっている。

ステラ女学院高等科C3部 番宣


局:TBS
放送日:2013/06/27
制作:GAINAX
評価:HV1280?


アプコンっぽい絵に見えるわけではないけれど、アプコン並みの小さい円分布なるところがほとんどで、かなり強いぼかし効果の掛かった映像になっている。映像全体ではコントラストも低い方ではないけれど、強いぼかしの影響で線が黒浮きが目立つ。さらに彩度低めの淡い質感も加わり環境によってはソフトというよりボケた絵に見えてしまうかも?

ぼけているから気にならないだけかもしれないけれど、ソフトな分圧縮には有利なのか派手に動くところでも線が崩れるような圧縮劣化は少なく、比較的安定した映像に見える。

細かい描写の残り具合から考えて元がSDの可能性はなさそうだけど、ぼかしが強すぎて線の特徴がはっきりせず、断片的には縦720~675辺りの特徴も見えるものの番宣映像では正確な数字を確認できそうにない。ということで?付きで本放送待ち。

げんしけん 二代目 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/06/27
制作:Production I.G
評価:HV1280

もう少し小さい分布になるカットが多いけれど、安定したフレームはちょっと伸び悩み気味の円に近い分布になる。黒というほど暗い線ではないけれど高コントラストの癖のないすっきりくっきり画質になっている。

荒れて見えるほどではないものの、放送ではほとんどつぶれていてもノイズ効果がしっかりあり、圧縮劣化も少なくない。

リサイズでの乱れはほとんどなく、縦720のジャギもつまらないくらいはっきりに残っていて、これもHV1280。


2013年6月27日木曜日

戦勇。 第2期 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/06/26
制作:Ordet×LIDEN FILMS
評価:HV1280


一期同様、大きな円分布になる高コントラストのすっきりくっきりHV。

・・・なんだけど、この番宣一見してすぐわかるくらい明るすぎる絵で、明らかに輝度のスケールがおかしい。1期の映像をわざと変換して見るとよく似た色になるので間違いないだろう。明暗両方向に引き伸ばされているけれど、超過部分は切り捨てられてしまっているので補正しても自然な色合いに戻すことができない。

補間も効いてわかりやすいというほどではないけれど、リサイズでの乱れも少なく縦720の特徴もしっかり残っていて、これも引き続きHV1280。

たまゆら ~もあぐれっしぶ~ 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2013/06/26
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280

小さいというほどでもないけれど、小ぢんまりした分布のソフトHV。黒というほど暗い線でもないけれど十分暗く、それほど細くもないのでボケて見えるほど甘い絵にはなっていない。

ソフトに仕上げているので映像で見ても気にならないけれど、彩色時の2値画像のガタガタの線の特徴が元絵に強く残っていて、少しジャギ感の強い線になっている。細かい描写も若干潰れ気味で少し古いHVアニメっぽい特徴にも見える。

リサイズは特に乱れもなく、縦720のジャギもはっきり残っているカットもあり、これも引き続きHV1280。

テレビシリーズ1期はここで確認した中では国産最後の低画質化アニメで、痛々しいくらい酷い状態での放送だったけれど、まあ今回は大丈夫だろう?




局:tvk
放送日:2013/06/25
評価:HV1280


いつも通りMXより一回り小さい分布になるtvkだけど、元が少しソフトなHV画質なので映像で比べると判別が難しいくらい似た印象のカットも多い。

ただ静止画で見ると縦540化現象で線が崩れているところも多く、MXよりかなり荒れた絵になってしまっている。

<物語>シリーズ セカンドシーズン 猫物語(白) 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/26
制作:シャフト
評価:HV1280-HALF

さらに続くBS11の片フィールド番宣。横の伸びは良いけれど、縦に潰れて上下に傘状の分布も見える。鮮明なタイトルや文字も片フィールドになっていて輪郭がガタガタになっているので絵の部分より片フィールドの異常状態がわかりやすい。


局:TOKYO MX
放送日:2013/06/26
評価:HV1280

MX番宣の同じフレーム。正常な映像なので縦方向の崩れもなく、素直な円に近い分布になっている。

コントラストも高めで分布も十分大きき鮮明な映像だけど、線があまり暗くないカットが多く、黒浮きが激しい細い線もあるので環境によっては少しソフトなHV画質に見えることもありそう。

しっかり補完の効いたリサイズで元絵のジャギもよく残っているけれど、特に細い線には縦720のジャギもきれいに残っている、というところはシャフトらしい特徴で引き続きHV1280。

2013年6月26日水曜日

義風堂々!! 兼続と慶次 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/06/25
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873?


動きのあるカットのフレームでノイズも多いところだけど、縦の伸びもかなりよく巨大分布と言ってもよさそうな高精細HV。線もしっかり暗く高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。

ただ作画面の話だけど、しっかり動くカットもあるのに動画をけちった感じがするカットも多い番宣。演出で意図してやっているのかもしれないけれど、ちょっと安っぽい感じがしないでもない。

スタジオディーン制作では、さんかれあ八犬伝が整数で16:9にならない縦869のHV1280+だったけれど、この作品はそれより少し上で873辺りに見えるカットが複数あった。番宣の映像だけでは873と断定できなかったけれど、1552x873は整数で16:9になるので撮影サイズの選択としてはありそうな組み合わせ。さんかれあ、八犬伝も拡大処理で少し欠けていただけで元は同じ1552x873だったのかもしれない?

夏3作品あるディーンだけど、八犬伝2期もHV1280+だろうしローゼンメイデンも来るかな?

2013年6月25日火曜日

きんいろモザイク 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2013/06/24
制作:Studio五組
評価:HV1280

これも劣化したBS11番宣を見ているけれど、MXの番宣も少し荒れた状態だったので比較してみる。

下のBS11番宣で見たところと同じフレーム。

BS11に比べると少し横の伸びが良くなっているものの、MXでも噴出し上のノイズが見え、絵で見ても線が崩れた状態になっている。BS11でも触れた縦方向にも少し崩れ気味でリサイズの質に問題がある。

どうやら局に関係なく提供された番宣は少し荒れた映像だったようで、BS11ではさらに局内編集時の劣化が加わっていたようだ。本放送がこの状態のままというのも考えにくいので、どちらの局も一回り以上大きな分布に変わると思うけれどちょっと心配になる番宣。




局:BS11
放送日:2013/06/12
制作:Studio五組
評価:HV1280

幻影ヲ駆ケル太陽 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/06/24
制作:AIC
評価:HV1280


最近はBS11番宣をチェックした後のMX番宣はスルーすることが多いけれど、BS11とは異なる特徴だったので見ておこう。

下のBS11番宣で見たところと同じフレームの分布。上下の崩れがなくなり縦の伸びも自然な円に近い分布になっている。

BS11の番宣は片フィールドを拡大した状態になっていたけれど、MXではそのような加工はなく、ちゃんとフレーム分の情報が残っている。BS11で重ねられた文字やロゴは片フィールドになっていなかったので、元映像からおかしかったと推測してしまったけれど、BS11では現時点までに2つの番宣が片フィールド状態になっているので、局での編集が原因だった可能性が高そう。

映像としてはまともなMXだけど、片フィールド分情報が欠落した状態が有利に働いたのかBS11の方が全体に圧縮劣化が少なく安定して見える。

圧縮劣化の影響でちゃんとフレームで確認できるMXでも特徴がはっきりしないカットがほとんどだけど、直線的な細い線などにはきれいに縦720のジャギが残っているフレームもわずかにあり、やはりHV1280で間違いなし。



局:BS11
放送日:2013/06/21
制作:AIC
評価:HV1280-HALF

原因が局にあるとすると、以前からの横方向の崩れだけでなく、片フィールド状態の番宣も今後増えてしまうのかも?

犬とハサミは使いよう 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/06/24
制作:GONZO
評価:HV1280


大き目の円に近い分布。線も若干太めでしっかり黒いくっきり画質のカットが多い。見た目にはすっきり画質になっているけれど、派手に動くところが多いにしても圧縮劣化は少なくなく、元はしっかりグレイン風ノイズを使っているかもしれない。

線も非常に滑らかに見えるけれど、拡大してみると単純なリサイズだけでは実現できそうにないくらい滑らかな特徴。若干輪郭強調気味になっているし、フルHDに拡大後に何らかのフィルタでより鮮明な絵に仕上げているのかもしれない。

そんな特徴の線でも、リサイズでの乱れはなく縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。番宣用の編集だと思うけれど、最後の分割カットは映像をフルHDサイズで加工していて通常カットより精細な映像になっていた。

BROTHERS CONFLICT 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/06/23
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280

15秒なのに前半はイラスト使用のキャラ紹介というちょっと変わった番宣だけど、後半のアニメ映像の分布。

若干四角感はあるものの大きな分布になる。極端に黒くはないけれどしっかり暗い線の高コントラスト映像で、見た目にはすっきりくっきり画質に見える。

リサイズも上質で線も滑らかに見えるけれど、比較的線が細く、解像度限界で縦720のジャギの特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。気にならないレベルだけど、場所によっては解像度限界でジャギの特徴がはっきり見えてしまっているところもあった。

2013年6月22日土曜日

有頂天家族 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/21
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280-i(SPICE)

これまた上下に影付き番宣だけど、こちらはおなじみフィールド毎の拡大の縞HV状態。

映像に重ねた文字などは縦1080になっているので縞解消すると文字が崩れてしまうパターン。見ていない作品も多いので過去にもあったかもしれないけれど、PAの縞HVはtrue tears以来GONZO縞だったのに、この番宣はSPICE縞になっているし、本放送では改善される可能性が高そう。
 PA作品の中では比較的コントラストが高い方で、縞の劣化はあるものの癖のないすっきりくっきり画質になっている。グラデーションも少なくべた塗りも多い。

縞の特徴から縦720→1080と拡大しているので、これもHV1280。

幻影ヲ駆ケル太陽 番宣



局:BS11
放送日:2013/06/21
制作:AIC
評価:HV1280-HALF


ブラッドラッドに続き上下に影のある分布になる番宣。理由も同じで1080iの片フィールドを拡大した絵で縞なし24fpsになっている。これも本放送ではちゃんとフレームの情報のある映像になるだろう。

コントラスト高めのすっきりくっきり画質で、ノイズ効果もほとんどなく、派手な動きの割りには圧縮劣化もあまり目立たない。

縦方向の特徴は
片フィールドの影響で粗い線になっているけれど、横方向の特徴を見るとAICらしくないジャギ感の弱い滑らかな線になっているところが多い。それでも拡大してみると比較的わかりやすく横1280の特徴が残っていて、これも元はHV1280。放送予定の文字も片フィールド分の情報しか残っていないけれど、"新番組"の文字やANIME+のロゴなどはちゃんと縦1080の特徴になっているので、局の編集での劣化ではなく提供された番宣映像は最初から片フィールド状態だった可能性が高そう。まだ見つけていないけれど、他局での番宣も同じ状態になりそう。

2013年6月21日金曜日

君のいる町 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/06/20
制作:GONZO
評価:HV1280

ぼかし効果の強い映像で、特に縦の伸びは平均的なアプコンと大差ない。

高コントラストのカットと明るく淡いカットと見た目の印象が大きく変わる映像が混ざっているけれど、どちらも似たような小さな横長楕円分布になる。演出的な効果の差だと思うけれど、動画のまったくないカットも多いちょっと雑な作りに見えるPVっぽい番宣なので、本放送で傾向が変わるかも?

高コントラストの部分で見ると、ボケは強いものの線も極端に細くなく適度に暗いので、この分布でも十分鮮明な絵に見える。はっきりとしたノイズ効果も見えず、圧縮劣化は少なめ。

ボケが強すぎて線にジャギ感もなく滑らかではっきりしないけれど、自転車の細かい描写を見ると縦横とも1280x720のジャギがはっきり残っているところもあり、これもHV1280。

2013年6月19日水曜日

神さまのいない日曜日 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/18
制作:マッドハウス
評価:HV1280

横の伸びは良いけれど横長分布で縦に少しぼけた絵になっている。過去の横長分布の作品同様、垂直に近い線ははっきり見えるのに水平に近くなるほど黒浮きが目立つカットもあるけれど、線も細すぎず適度に暗いところが多く、縦ボケが気になるカットは少ない。

効果多用で派手な色の映像だけど、そんな絵作りが気になるような違和感もなく、コントラストも高めで全体としては見易い絵に仕上げている印象。パンなどのカメラワークのあるカットが大半の映像だけど、それ以外にも手ぶれを再現したような微妙に動くカットが多かった。

グレイン風ノイズも使っているように見えるけれど、ほとんど潰れてすっきりした絵になっているからか、圧縮劣化もあまり目立たず荒れた映像というほどの不安定さは感じない。


ただ、拡大してみると線の輪郭の特徴は少し崩れてしまっているフレームばかりで正確に縦720と断定できる特徴が見つからない。それでも比較的安定したフレームを見ると線間隔の狭いところなどに縦720に近いジャギも見え、線の輪郭ノイズにも横1280に近い特徴が断片的に残っているのでこれもHV1280で間違いないだろう。

2013年6月13日木曜日

ブラッドラッド 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/12
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280-HALF


横の伸びは良いけれど縦に潰れて上下に傘っぽいノイズも見える微妙分布。といっても問題は番宣編集時の劣化で1080iの映像の片フィールドを拡大した状態になっているだけなので本放送は改善されるだろう。同じ特徴の映像はBSアニマックスの番宣に多く、片フィールド分の情報しかないので縞なし24fpsの映像になっている。


暗部を持ち上げた感じのコントラスト抑え目の映像で線もあまり黒くないけれど、低コントラストというほど淡くもなく十分鮮明さを感じられる環境が多いだろう。ノイズ効果は潰れているのかすっきりした映像で圧縮劣化も少なく比較的安定している。
 片フィールド分の情報しかないので縦の数字は判断できないけれど、横方向の線の輪郭ノイズに1280のジャギが残っているので元はHV1280で間違いないだろう。

きんいろモザイク 番宣


局:BS11
放送日:2013/06/12
制作:Studio五組
評価:HV1280

小ぢんまりした分布。左右にノイズの分布が見えるけれど、BS11番宣固有の劣化で横方向に絵が少し崩れている。

局内編集しているというつぶやきもあったので、BS11の番宣だけに出てくるこの特徴は局の機材の問題で間違いなさそう。ただ、設定の問題なのか別機材なのかわからないけれどすべての番宣が同じように劣化しているわけではない。

中妹のような極端な低コントラスト映像ではなく不自然さを感じることはないけれど、暗部を持ち上げたコントラスト抑え目で映像で線も少し黒浮き気味でソフトなHV画質に見える。

BS11番宣の劣化は横方向に乱れるけれど、何故か縦方向も少し崩れ気味。その状態でも縦720の特徴がはっきり残っているHV1280なので、どうも最初から縦方向の乱れは元からで撮影時のリサイズ品質が悪かったようだ。最近の五組作品では見かけない欠点なので本放送では改善されるかな?

2013年6月9日日曜日

キングダム2 1話


局:BSプレミアム
放送日:2013/06/08
制作:ぴえろ
評価:HV1280


1期1話と比べても似たような大きな分布だけど、線もしっかり暗くカットが増えくっきり感が増して見える。最近多い鮮明さ優先のリサイズを使っていて、×形のノイズ分布も出ている。気になるような粗さは感じないものの、縦横1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが強く、線の輪郭は1期の方が滑らかに見える。

ノイズ効果もしっかりかかっていて、BSプレミアムでもシーンチェンジ近辺を中心にブロックノイズも少なくない。それでも半分くらい潰れていてべた塗りに近いすっきりした絵になっているところもあり、不安定さを感じる環境は少ないかも。

縦横1.5倍に拡大した特長から1引き続きHV1280。絵なしの文字だけカットもあるけれど、本編中の文字は縦1080で入っていた。BSプレミアムでは横1920維持のソースでの放送もあるけれど、横方向のリサイズ跡がしっかり残っていて今回も横1440経由の映像。

2013年6月8日土曜日

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation 番宣


局:TBS
放送日:2013/06/07
制作:ラルケ
評価:HV1280



なんとなく六角形っぽく見えるところが多いけれど、大きな円に近い分布の精細鮮明HV。

映像全体のコントラストは高いものの、細い線での描写も多いために若干線が黒浮き気味。テレビの鮮明化処理で十分鮮明な絵になる環境がほとんどだろうけど、くっきり画質というほどのメリハリはないので、鮮明化効果の弱い環境では少しソフトなHVに見えるかも。
 軽微なノイズ効果は使っているっぽいけれど、ほとんど潰れて圧縮劣化も抑えられてTBSでは十分安定した放送画質になっている。

乱れの少ないリサイズで線も滑らかに見え、元絵の高精細な絵の特徴もよく残っているけれど、特に細い線には縦720のジャギの特徴もはっきり見えこれもHV1280。

2013年6月5日水曜日

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- CM


局:BS11
放送日:2013/06/04
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864

動きのあるカットが多い条件の悪い映像で、アプコン並みの小さい分布になるところも多いけれど、比較的安定したフレームではそれなりに大きな分布になる。細い線での描写も多く、精細感のある絵になっているものの、コントラスト抑え目で線もあまり黒くなく、鮮明な印象は強くない。

ノイズ効果を使っている割に派手に動くカットでも圧縮劣化は抑えられていて、CM映像にしては安定した放送画質に見える。

線の輪郭の微妙な特徴もしっかり残っているフレームもあって断片的ながら縦864のジャギも見え、これもIGのHV1280+標準、もえたんBASARAの1536x864。