2010年12月6日月曜日

化物語 1話


局:WOWOW
放送日:2010/12/06
評価:HV1280

上がWOWOW、下はBDの同じフレームで、MX, BSJとも同じ。

MX,BSJは周囲のノイズ分布が少なく、僅かに小さい分布に見えるけれど、BD,WOWOWが鮮明というわけではなく、グラデーションのディザノイズの分布が大きく広がっているためで、絵として見た時の質感はほとんど変わらない。このフレームは絵としてはまったく修正されたところはないけれど、放送版とBDで作画修正以外の部分でも処理が異なっていた可能性もあるので他局との比較には向かない素材かも?修正後の映像をBSJで放送すればWOWOWに近い分布になりそうな気もする。BDと同レベルの劣化の少ない放送版を見ることはできないので憶測にすぎないけれど。

先にBDを見てその凄さを知ってしまっているだけに、辛口視点で見てしまってる気もするけれど、WOWOWといえどシーンチェンジや大きく動く部分ではブロック化しているところもあり、動きの少ない場所でも目に付きにくい部分では潰れていたりと安定感はBDには遠く及ばない。とはいっても、1話ではないけれどあれだけ動くまよいOPも比較的ベタ塗りに近いからか目立った破綻はほとんどなかったり、全体としても普通に見ていて気になるような劣化は十分抑えられていて放送画質としては非常に優秀。




BDは1280x720の特徴がはっきり残っていて、直接1920x1080に拡大した状態をそのままの収録したように見えるのに対し、BSJは別のリサイズの名残りと思えるノイズが出ている。BSJ1話でフルHVに拡大した状態のまま放送なのでは?という感じのことを書いたけれど、BDと比較すると1440経由の映像のように見える。WOWOWも似たような劣化があり、BDとはのノイズのパターンが少し異なる。

ただ先月辺りから実写含めWOWOWの番組をいくつか調べてみたところ、1440を経由したものがほとんどたけど1920を維持した要素を持つ映像もいくつかあった(アニメなのでそのうち書く予定)。BDとの差が圧縮劣化の影響の可能性もありそうで実際に1440に縮小した影響とは断定できず次に続く。