2014年1月8日水曜日

妖怪ウォッチ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/01/08
制作:OLM TEAM INOUE
評価:HV1280+/810, HVFULL(EDのみ)

大きな円分布の鮮明HV。線があまり細くないので精細感は弱めでも、OLMらしいメリハリのある明るく高コントラストのくっきり画質に見える。

僅かにちらつきがあるようにも見えるけれど、緩やかなグラデーション塗りでもベタ塗りに近いすっきり映像で安定感もまずまず。



どちらかと鮮明さを優先したような線で輪郭に少し揺らぎがあってわかりにくいけれど、リサイズの副作用で出た線の輪郭ノイズには縦810の特徴が綺麗に残っていて、1440x810のHV1280+。

3DCGのEDは縦1080のジャギがはっきり残るフルHDになっている。フラッシュ系2DCGの短編アニメではフルHDも珍しくなくても、国産3DCGのフルHD映像はまだまだレアな存在。ただ、エンディングアニメーション制作レベルファイル以外は何も表示がなく、これが国産CG映像なのかは怪しいところ。

ハマトラ 1話



局:テレビ東京
放送日:2014/01/07
制作:NAZ Inc.
評価:HV1280


グレインのようなちらつくノイズでなく、固定のノイズテクスチャを重ねているので周囲が明るい分布になっているけれど、絵と要素としては大きな円に近い分布になる。これも基本は線がしっかり暗い高コントラストのくっきり画質。上下に×状の分布が見え鮮明さを優先したリサイズも使っている。

目が疲れるくらいの効果多用カットもあるけれど、大半は通常より暗め、彩度高め、グラデーションの勾配がきつい、という設定的な違いがあっても、見た目の印象ほど効果多用の映像ではなく、彩度を下げて明るく補正るだけでも特に個性的でもない普通のアニメ映像といった感じの絵に変わる。

固定ノイズはざらつきがはっきりわかるくらい強い効果になっているので、特にパンするカットではテレビ画面が汚れているように見えてしまうところも多かった。確認した範囲ではカットを超えてまったく同一のノイズパターンを固定して使っているようだ。グレインよりは圧縮には優しく、強いノイズ効果の割には、劣化も目立たず線の乱れも少ない。



上下に×状のノイズが見える分布では共通の特徴だけど、縦720の特徴ははっきり見えないけれど、1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎがはっきり残るHV1280。

うーさーのその日暮らし 覚醒編 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/01/07
制作:サンジゲン/ライデンフィルム
評価:HV1280


1話は大半が前番ミスモノクロームスタイルの普通のアニメ作画。次回からは全編1期同様のCGに戻りそうなので今回はアニメ絵のカットを見ておこう。


アプコンっぽい分布ではないものの、小さい分布のボケHDはモノクロームに近い淡くソフトなHV画質に見える。

モノクローム1話の頃とは少し処理が異なるのか、ジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴で、この分布でも縦720の特徴がはっきり見えるところが多かった。

CGのところは2話再チェックするけれど、サンジゲンのCGパートは何故かうーさー一期より荒れた絵になっていってはっきりした特徴が残っていなかった。似たような絵に仕上げていても、1期とは違う作りなのかもしれない。

バディ・コンプレックス 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/01/05
制作:サンライズ
評価:HV1280


MX先行1話見たフレームと同じところ。

ほとんど変わらない分布だけど、比較した場所はどこも先行放送よりノイズが増えていた。絵で見ても少しざらついた絵になり、その影響か圧縮劣化での乱れも増えている。

放送前の映像を見る手段はないので憶測だけど、先行放送ではタイトル常時表示などを加えるなどの処理があり、その編集過程でノイズ効果が少し潰れた影響がプラスに働き、先行放送では圧縮劣化が少なくなっていたのかも?本放送1話ではノイズ効果がしっかり残っている素材を放送したことで圧縮に少し負担がかかり劣化が増えてしまった、と考えたくなるくらいの差がある。



局:BS11
放送日:2014/01/07
評価:HV1280


MXより少し圧縮劣化が多い分周囲が明るく、僅かな差でも伸びも微妙に悪く見えるところが多い。

高コントラストのくっきり画質なので鮮明さはほとんど変わらないけれど、BS11の方が線の乱れや細かい描写の潰れが目立つ。 探せばMXの方が荒れたフレームも大量に見つかるし、MXもどちらかというと劣化の多い不安定画質だけど、MXの方が情報量の多い落ち着いた絵に見える環境が多くなりそう。