2013年4月3日水曜日

ダンボール戦機ウォーズ 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/03
制作:OLM
評価:HV1280+/810


前シリーズ同様かなり大きな分布の鮮明HV。

ノイズ効果のちらつきが見えモスキートノイズっぽい圧縮劣化も出ているけれど、ノイズの粒はほとんど潰れてすっきりした絵になっているので、見ていて気になるような粗さは感じない。



リサイズもかなり上質で高精細な映像っぽく見えるけれど、全体に縦810の特徴がはっきり残っていて引き続き1440x810のHV1280+。夜アニメのHV1280+化が1440x810を飛び越えて進んでいるので、1440x810も高精細HVと言っていいのか微妙なサイズになってきたけれど、このアニメは線が黒に近いコントラストの非常に高い映像なので見た目の鮮明さやくっきり感はまったく負けていない。

旅するぬいぐるみ ~traveling “Daru”~


局:BS11
放送日:2013/04/02
評価:HVFULL

元はドームシアター用の作品らしいけれど、PVやCM含めてHDなのに去年DVDが出ているのみ。

かなり大きな円分布になる精細鮮明HV。通常の映画とは異なる上下60ピクセルずつの珍しい幅の黒帯付き。黒帯を除く映像の範囲は1920x960なので2:1になる。

癖のない高コントラスト映像でも線も極端に黒くなく、少し彩度を抑えて落ち着いた質感に仕上げている印象。BS11ではノイズ効果のないすっきり画質に見えるけれど、軽微ながら圧縮劣化で少し乱れが出ているので元映像には軽微なグレインがあったのかもしれない。

矩形でないスクリーンに変形して映すためにかなり高精細な映像になっている。作画時の線の癖が残るような作りの影響か、正確に1920x960で作られた映像と断定できるほどはっきりとしたジャギの特徴は見つけられなかったものの、断片的でも黒帯込みで縦1080に近いジャギも広範囲に残っているのでフルHDレベルの映像と言ってしまってもよさそう。

LINE TOWN 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/03
制作:小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
評価:HV1280

少し横長の小ぢんまりした分布になる少しソフトな映像。OFFLINEとはかなり特徴の異なる画質だけど、線が太めでしっかり黒いのでくっきり画質で見た目の印象さはあまりない。


意図的にやっているのだろうけど、彩度抑えめのパステル調背景なのに、人物などの輪郭線がほぼ黒なので、浮いて見えるところがある。

線の輪郭がはっきりせずジャギの特徴もほとんど見えないけれど、少し明るく補正すると、縦720の特徴が残っているところがあるのでHV1280で間違いないだろう。

DD北斗の拳 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/02
制作:亜細亜堂
評価:HV1280


特に鮮明なところは少し横長の楕円分布になるけれど、一回り小さい縦の伸びももう少し悪くさらに横長が強調されたような分布になるところもあった。絵で見ても縦に少しボケた状態がわかるところも多い。

少し明るさは抑えめだけれどコントラストも十分高い癖のないくっきり画質で、環境に影響されず鮮明に見えそう。ちらつきがわかるくらいのグレイン風ノイズもあるけれど、放送では大半は潰れてすっきりした絵になり、圧縮劣化も気にならないレベルに抑えられてる。

番宣でははっきりしなかったけれど、放送では細かい描写を中心に縦720のジャギもわかりやすく残っていて、これもHV1280。

うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000% 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2013/04/02
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


MXが全話SD枠確定っぽい時間なので、番宣で比較しておこう。上がMX, 下がBS11。

全体としては一回り小さな分布になるカットが多いけれど、鮮明なところは若干横長でも大きな楕円分布になる。軽微なノイズ効果もありモスキートノイズも少なくないけれど,粗く見えるような乱れもなく安定感は十分。

1期と比べると一回り小さいものの、番宣のカットで見ると線が少し太くなっているので、むしろ1期より鮮明に見える。1期同様、高コントラストでも暗部を少し沈めた感じの絵で見た目の印象はあまり変わらないし、特に何も変わっていないように見える環境がほとんどかも。

ジャギ感もほとんどなく線も滑らかに見えるけれど、細い線には乱れの少ない縦720の特徴もしっかり残っているところが多く、引き続きHV1280。一部回がマルチ編成になる新作アニメも過去にあったけれど、全話SDになりそうな時間を選んだ作品はなかっただけに嫌な前例になってしまいそう。



局:BS11
放送日:2013/04/02
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

BS11は新番組の表示付き。


どちらも似たような分布だけど、番宣ではMXの方がわずかに伸びが良く、絵でみてもBS11より線が細く引き締まって見える。BS11固有の番宣劣化も出ていないので、容易に判別できるほどの違いはなく、ほぼ同じような画質に見える環境がほとんどだろう。

ゴルゴ13 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/04/02
評価:HV960


テレ東1話チェック時、フレームの選択が不適切で状態の悪いところしかデータを残していなかったけれど、同じ絵のところで比較してみよう。上がMX, 中央はテレ東1話をやりなおした分布。

アプコンとしても小さすぎるくらいボケの強い映像だけど、この分布でも縦540のジャギがはっきり残っている。SDを一旦960x540に拡大したような跡も見当たらず、映像の特徴から判断すると異常と言いたくなるくらいの超ボケボケHV960のようだ。テレ東よりかなりマシになっているけれど、状態のよいレタボズーム以下の分布なので映像としては酷くぼけたアプコンにしか見えない。追記本編より鮮明に見えるOP, EDや提供カードにも縦横960x540のジャギがはっきり残っていて、映像は960x540で統一されていた。


テレ東、BSJAPANの放送と比べると絵が広くなっている。逆にいうとテレ東では周囲が少し切れた状態だった。



局:テレビ東京
放送日:2008/04/11
評価:SD-ip/486(A)

テレ東1話の分布。1話放送時にここにアップしたところは別のところ。MXでも小さすぎるくらいの分布けれど,テレ東ではさらに豆粒分布だった。ノイズも酷く周囲が明るくなっている。

アプコンの分類を始めた後、6話で確認しているけれど,この状態でも縞の状態から普通のSD-ipアプコンで、レタボ経由ではない。

MXの放送が当時から存在したマスターなのかはわからないけれど、劇ボケHV960だったものを低画質化でSD経由にしたことで、デジタル放送史上屈指のボケ放送になっていたのかも?





上のフレームは線が少なく悪い分布に見えてしまうので、MXで比較的まともな分布のところも一応見ておこう。上に比べると少し大きく見えるけれど、放射線状に一番伸びているところの差ほとんどない。

線が少ないフレームでは暗い分布になりやすく上のような分布になるフレームは避けているけれど、2008年前半まで絵と分布の相関もよくわからず、不適切なフレームのチェックや的外れな解釈も多かった。

トレインヒーロー 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/02
評価:HVFULL

中国製3DCG作品。

これも枠を超えるくらいの巨大分布になるフルHD相当の映像。

鮮明さは申し分ないものの、作りこみも甘い箱庭感の強いCGで、低予算なんだろうな、と思ってしまうくらい映像的な魅力の乏しいアニメに見えてしまう。

マイリトルポニー ~トモダチは魔法~ 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/02
評価:HVFULL


アニメ制作はカナダの会社らしいけれど、2010年からスタートしたアメリカアニメ。日本版放送基準で2013春扱い。

上下も隅の方は少し暗くなっているけれど、枠を超えるくらい縦の伸びのよい巨大分布で、縦1080のジャギもきれいに残っているフルHD相当の映像。細かい描写も多く精細な緻密なシーンも多い。

派手に動くところでは相応に圧縮劣化も出ているけれど、高精細でもノイズ効果がないようなすっきりべた塗り画質で安定した放送画質になっている。

太く色付きの輪郭線で描かれている中、目の部分が白黒はっきりしているので目の存在感が強いのが印象的。

黒い線で区切られない色の塗りわけがほとんどなのでテレ東では少し色のにじみが気になるところもある。色に強い局であればさらにメリハリのある絵になりそう。