2012年2月26日日曜日

D.C.II~ダ・カーポII~ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/02/25
評価:SD-ip/486(A)

初回放送時3話でチェックしているけれど、極初期でフレームの選択もいい加減だったので、直接の比較に余り意味はないかも?SD-ipでも少し残像が残りやすいアプコンで、少し荒れ気味で縦が伸び悩み気味に見えるけれど普通のアプコン分布でそれほど変わったところはなさそう。

カットによっては線が細くなりすぎて黒浮きが目立つところもあるけれど、全体としてはコントラストも高め。HV含めさらに鮮明なアニメもあったけれど、まだ額縁やコンポジも珍しくなかった頃でアプコンとしてはこれでも上質な方だった。

2012年2月25日土曜日

夏色キセキ 番宣


局:TBS
放送日:2012/02/24
評価:HV1280

かなり大きな円分布の鮮明HV。明るい絵でも線もしっかり暗い高コントラスト映像で、ノイズ効果もないすっきりくっきり画質。人物が小さく描かれるカットの多い番宣だけど、そんなところでも線が黒浮きが目立つこともなく、全体に似たような質感に見える辺りはサンライズらしい作り。

ただ、狙った質感かもしれないけれど背景と人物で明るさバランスの傾向が違うので若干浮いて見えるところは少し気になるかも。

細かい描写には縦横とも1280x720のジャギがはっきり残っていてこれもHV1280。普通に見て気になるような粗さほとんどなく、鮮明くっきり画質としては十分優秀だけど、細かい描写では解像度限界でジャギ感の強い線になっているところも多く、少し鮮明さを欲張りすぎた感じがしないでもない。

2012年2月24日金曜日

HUNTER x HUNTER 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/02/23
評価:HV1280

日テレ1話と同じところ。

BSアニマックスの方が僅かに大きな分布になる。線も僅かながら引き締まって見えるところもあるけれど、アニマックスらしいモスキートノイズの多い映像でブロックノイズも日テレより多い。背景も若干潰れ気味だったりと欠点の方が目立ち、日テレの方が好印象。

ただ、フレーム毎比較していくと日テレの方が劣化が多いところも容易に見つかるくらいの差なので、ロゴを隠して判別するのは難しいかも。

将来、旧作を展開を合わせて並行して放送とかアニマックスでないと出来なさそうな企画とか・・は無理かな?

2012年2月22日水曜日

NANA-ナナ- 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/02/22
評価:SD-ip/486(A)

日テレでは額縁だったけれど、2006年放送でここでは未チェック。

若干横長になっているけれど、円に近いアプコン分布で、アプコン処理も標準。アプコンでかなりボケた映像でもグレイン風ノイズの影響か圧縮劣化も目立ち、ブロック化しかかった線の崩れが結構出ている。

映像全体としては高コントラストの映像でアプコンとしては十分鮮明に見えるカットもあるけれど、細い線の黒浮きが激しくどこかはっきりしない絵になっているところも多い。

2012年2月19日日曜日

LASTEXILE BD DVD BOX CM


局:TBS
放送日:2012/02/17
評価:SD-p/480

SD-pらしい縦長分布だけど、小さめでソフトなアプコン画質。

地味な動きのカットも多いけれど、安定したフレームの少なく、1ピクセル程度の誤差があるかもしれないけれど、比較的状態の良いところでは720x480に十分近いジャギの特徴が残っているところもあった。

ブラック★ロックシューター 1話


局:BSフジ
放送日:2012/02/18
評価:HV1280

フジテレビ1話と同じところ。

地上波でも十分大きめの分布だったけれど、 BSの方が一回り大きくさらに鮮明。モスキートノイズも少ない分すっきりした絵になっていて、細かい描写も潰れず色の滲みの少なくフジの方が良い要素が見当たらない。動きの激しいところの安定感もBSの方が高く、いつも通りフジテレビの悪さが際立つ。

これも横1440経由ソースでの放送。

2012年2月18日土曜日

トワノクオン 第一章


局:WOWOWプライム
放送日:2012/02/17
評価:HV1280

MXでは常時タイトル表示付きだったり半分だけだったりと画質以前に落ち着いて視聴できない酷い放送だったけれど、その辺りは気にせず映像部分の差を見ておこう。

MX初回放送時見たフレームと同じところ。僅かながらWOWOWの方が大きな分布で少し鮮明な絵になっていて、拡大して見ると線も少し引き締まっているところが多い。ただ、これもbonesらしいはっきりした線で描かれているところが大半なので動画ではほとんど違いがわからない。さらにすっきり画質でMXでも圧縮劣化が目立つところは少なく見た目の印象差ほとんどない。

地上波でも十分安定して見えるくらいなので、WOWOWではまったく劣化が見えないくらい安定しているかというとそれほどでもなく、大きく動くところやシーンチェンジ辺りではブロックノイズも相応に出ていて平均よりちょっといいくらいの放送画質と言った感じ。

WOWOWでは1920ソースの放送も良く見かけるようになってきたけれど、これは横1440経由の映像だった。

エウレカセブンAO 番宣 2回目


局:TBS
放送日:2012/02/17
評価:HV1280

2回目といっても、前回は空と文字の状態を見ただけなので、アニメ映像としては初めて。

やや小ぢんまりした分布だけど、動きのあるカットが多く条件が悪いことも影響している感じなのであまり参考にならないかも。鮮明さ優先したようなリサイズを使っているところもあるので、本放送の安定したフレームはもっと大きな分布になるだろう。

bonesに多い太めでしっかり黒い線で描かれたすっきりくっきり画質で鮮明さ十分。細かい描写もないわけではないけれど、番宣のカットだけ見るとやや簡素な作画に見えなくもなく精細な印象は弱め。

意図的なものかもしれないけれど粒状感ある線で線がガタガタに見えるとところがあり、縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っているちゃんとしたHV1280映像のようだ。

2012年2月11日土曜日

ラストエグザイル-銀翼のファム- 総集編2


局:TBS
放送日:2012/02/10
評価:HV1280, SD-ip/479

総集編と言っても実質1期まとめ的な映像で大半は少し癖のあるSD-ipのアプコン。縦は479と中途半端な数字になっているので元は480のソースがあってそれを使ったのだろう。DVD用なのかな?

平均的なSD-ipと比べ動きのある部分でもフィールド毎の拡大ではなくフレームで拡大されたところが多く、縞の量はかなり少なめ。縞解消してもはっきり違いがわかるほどの改善になるところも少ないだろうし、混合状態で面倒ということも含めそのままでも十分かな?

雑な調整だけどアプコン部分のあに瓶的縞解消設定としては、
Destripe(240, 12, 6, 3, 2)
辺り。

アプコンとしては平均以上という感じはするものの理想というわけでもなく、この映像作るならちゃんとフレームで拡大した上質なアプコンを使えばいいのにもったいない。

HVのカットは通常回同様HV1280。

2012年2月9日木曜日

君が望む永遠 Next Season Blu-ray CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/02/08
評価:HV1280

2007年秋頃から始まったOVAシリーズらしい。

若干横長の小さい楕円分布になるボケ気味のHV。アプコンっぽい分布になっているわけでもなく、見た目にもよくあるソフトなHVという感じで、制作時期を考えればそれほど悪いHV画質でもないかも?ただ、暗部を持ち上げた感じの低コントラスト映像で線もあまり暗くないので、環境によってはかなり甘い絵になってしまうこともありそう。

実際のところはわからないけれど、最初からHV制作していたと思える程度の線の細さになっていて、低解像度の絵を強引に鮮明にしたような不自然な特徴もない。JCではないけれどJCフィルタのかかったHV画質に近い。

若干乱れはあるものの少し補正すると縦720の特徴もそれほど崩れず残っていてこれもHV1280のようだ。

メジャー 第3シリーズ 1話


局:BSプレミアム
放送日:2012/02/08
評価:HV1280

1話は2期1話同様リサイズの影響で線がガタガタになっていて、奇妙な形状の分布になる。1~3期までスタジオ雲雀で変化なく、画質も似た傾向。線も太めで鮮明なすっきり画質でフィールド毎のリサイズで縞になってしまう映像ほど悪い状態でもないけれど、環境よっては線の荒さが見えてしまうだけにもったいない。

3期1話は横1920を維持したマスターで、文字などにはリサイズ跡が無く、非常に低ノイズですっきりした映像になっている。継続的にチェックしていないので2期まで含め、どの程度1920回があったかは未確認。

2012年2月8日水曜日

魔法少女まどか☆マギカ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/02/08
評価:HV1208

TBS1話と同じところ。

TBSより少し大きな分布に見えるけれど、圧縮劣化のノイズの分布が重なってだけで、絵としてはむしろTBSの方が鮮明に見えるところが多い。モスキートノイズも多めでブロックっぽい劣化が目立つフレームも少なくなく、ノイズの目立ちやすい環境では少しざらついた絵に見えてしまう。

運よく劣化が少ないフレームでは背景のディテールなどでもBSアニマックスの方が残っているけれど、全体としては細部の描写がTBSより潰れてしまっているところが目立ち、画質面ではTBSの方が上と言ってしまっていいくらいの差がある。

一部しか比較していないけれど、映像的にはTBSでは見えてなかったところが見えていたり少し違うところもあった。

かんなぎ Blu-ray BOX CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/02/07
評価:HV1280

tvkのCMと同じところ。

tvkより一回り大きな分布で少し鮮明になっていて、MXと比較するとtvkは劣化で線が崩れたように太くなっていたのがよくわかる。

MXでも縦方向に少し乱れが出ていて非常に優秀というほどの良さでもなく、同時期のトップクラスのHVアニメと比較すると見劣りするところもあるけれど、見た目には荒れた感じもほとんどなく、2008年作品としては上出来なHV化と言ってもいいかな。

ぽてまよ 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/02/07
評価:SD-ip/486(A)

普通のアプコンだけど小さめの分布になる。JCらしい淡い質感で環境によってはボケ感の強い絵になることもありそうだけど、極端な線の黒浮きもなく気になるほどの悪さは感じない。額縁ではなかった局もあったようだけど、MX, tvkとも額縁でMXのみコンポネソースだったので、比較するまでもなくキッズの方がまともな画質。

比較的簡素な絵のアプコンにしては圧縮劣化も多く出ていて、拡大して見るとブロック化しかかった周期的な乱れも見える少し不安定な放送画質だけど、線の輪郭の甘いアプコンなので少し乱れたところで視聴上ほとんど影響はなさそう。

SDorHV制作の情報が出ているか認識していないけれど、文字などの鮮明な要素にはリサイズの副作用ノイズっぽい輪郭強調ノイズがはっきり見えたり、動きのある部分でフィールドで拡大されたを縞解消しても縦の伸びがあまりよくないなど、ダウンコンバート処理を行ったような特徴があるので、少なくともHVマスターは存在していてそれをSD化しさらにアプコンした映像のように見える。

実際HVマスターがあったとしてもアプコンした絵にHV解像度で文字を入れただけのパターンかもしれないし、HV制作でも直前まで放送していたのだめ1期と同じHV960の可能性もありそうな時期でもある。絵の部分には元の状態を推測できるような特徴は残っていない感じので、この映像からは憶測しか語れないそうにない。

2012年2月7日火曜日

persona4 the ANIMATION 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/02/07
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

似たような大きな分布でほとんど差はないけれど、BSアニマックスの方が横方向に僅かに伸びが悪くばっさり切ったような分布になっている。モスキートノイズも多くTBSと比較するとノイズや細かい描写の乱れも目立ち安定感に欠けるアニマックスらしい画質。それでも酷い劣化は少なく、普通に見ていて気になる環境も多くなないだろう。

2012年2月6日月曜日

ももへの手紙 CM


局:TBS
放送日:2012/02/03
評価:HV1280+

動きの少ないところはかなり大き目の円分布になる鮮明HV。暗いシーンが多く、若干コントラスト抑え目な映像なのでくっきり感も強くないけれど、高解像度の映像とすぐわかるくらい精細な絵で全体に線も細め。逆に細すぎてはっきりしない線になってしまっている感じもするので、環境によってはメリハリのない映像に見えてしまうこともありそう?

このCMも黒帯なしの16:9の映像。1ピクセルの精度で断定できるほどはっきりしたジャギではないけれど、縦は900ちょうどになっているように見えるところが複数あった。元は1600x900で最初から16:9で作っていると考えたくなる特徴。

ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵 CM


局:TBS
放送日:2012/02/03
評価:HV1280+

これも動きの大きなカットが多いCMで、動きのある部分は効果としてのぼかしも多用していてアプコンと大差ないくらい小さい分布になるほどボケた絵になっているところも多いけれど、比較的動が少なく背景の精細な描写が崩れず残っているところは、十分大きなHV分布になる。

複数バージョンのCMを見かけたけれど、こんな分布になるところは極一部。少しコントラスト抑え目の映像にぼかし効果もあるので、線の黒浮きも目立ちはっきりしない絵になっているところも多い。

上下に132ピクセル程度の太い黒帯付きのシネスコサイズ。十分な精度で確認できるような特徴のあるフレームも僅かで誤差が大きい可能性もあるけれど、比較的鮮明なフレームのジャギは黒帯込みで縦810にかなり近いようだ。仮に横が1440とすると絵のある範囲では1440x612辺りの数字になる。

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's CM


局:テレビ東京
放送日:2012/02/02
評価:HV1280

劇場版のCMを3作品ほど

公開まで時間もり実際の映像を使ったCMなのか不明だけど、動きの大きなカットばかりを選んで編集したような映像なので比較的安定したフレームでもはっきりしない伸び悩み気味の分布になってしまっている。

全体としてはもっと小さい円分布になるところが大半だけど条件が悪いだけでなので、劣化の少ない安定したフレームでチェックしている他作品と比較する価値は薄い。この手の劣化の目立つ映像しかないCMは調べてもよくわからないことも多く、ここに書かないことも多いけれど、そういうこともあるという説明も兼ねてそのまま載せておく。

比較的簡素なベタ塗りに近い絵なので、動きの大きなところでも破綻という表現を使いたいほど劣化したところは多くなく、コントラスト高めで線も十分暗いこともあって十分鮮明に見える。

圧縮劣化で1ピクセル精度で断言できるような特徴の残っているフレームは見つからないけれど、線間隔の狭い描写には縦720に十分近い特徴が残っているのでこれもHV1280だろう。黒帯なしの16:9なので、これも最初から16:9で作っている可能性が高そう。

2012年2月5日日曜日

かんなぎ Blu-ray BOX CM


局:tvk
放送日:2012/02/04
評価:HV1280

他でも放送されいるかもしれないけれど、tvkで見つけてしまったので、仮という感じだけど冬新番も出揃ったし折角なのでチェックしておこう。

やや小ぢんまりした円分布のソフトなHV。再撮影の謳い文句通り、細かい描写には1280x720の状態で1ピクセル幅しかないくらいの描写になっているところもある。最初からSDを前提にしていたのか線も少し太めでしっかり暗いので、分布の割には鮮明に見えるところも多い。

元絵の解像度が不足しているように見えるところが多く、似たようなソフトなHVと比べても若干甘い絵に見えるところも多い。ただ、tvkの劣化も影響している可能性もあり、BDはもちろん他局でのCMではもっと良い映像になるはずなので他で見かけたら再確認した方がよさそうだ。

低解像度の絵を拡大しても鮮明にするには何らかの犠牲を伴うので仕方ない話だけど、強引なフィルタ処理で鮮明にしたアプコンは離れてみれば鮮明さだけは十分でも線が歪んだり波打ったり静止画で見ると結構陳腐な絵に見えるものも少なくない。面倒でもちゃんと撮影からやり直すとしっかりHVの絵になるのが良くわかるCM。

再撮影という言葉も良く聞くようになってきたけれど、ごまかしでない映像を見てしまうと、既にアプコンBD化された売れたSD制作アニメもリマスター商法の新パターンとして再撮影でもう一回稼ぐという流れも増えてくるかも?まあ過去を振り返れば、売る側は最初からそのつもりでアプコンBDを出している例も多いと考えたくなるけれど。

ズーブルズ! 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/02/05
評価:SD-i/486(A)

フルHD相当の番宣だったのに、本放送は常時縞の低画質アプコン。

縞アプコン後にHVで文字が入っているので縞解消すると文字が劣化するパターン。映像としては縞解消した方が良くみえると思うけれど、はっきりとした輪郭線がないところでは色の境界の劣化が目立つようになってしまう。この作品を縞解消してまで視聴する(子供に視聴させるにしても)人もほとんどいなだろうけど。

スマイルプリキュア! 1話


局:テレビ朝日
放送日:2012/02/05
評価:HV1280+


この程度の分布も珍しい存在ではなくなってきたけれど、相変わらず大きな分布になる。演出でコントラストを抑えたシーン多いけれど、通常のカットは高コントラストのくっきり画質で非常に鮮明。太目の線での描写がスイートより多くなった感じもするけれど精細な描写も相変わらず多い。鮮明でもジャギ感のほとんどない滑らかな線で、高解像度をバランス良く活かしている優秀なHV映像に見える。

軽微ながらノイズ効果をかけたようなちらつきもある情報量の多い絵だけに放送には厳しく、動きの少ないところでもモスキートノイズや細部の崩れも出ていて少し荒れた絵になってしまっているのは仕方ないところか。

上質なリサイズでの乱れもほとんどなくジャギの特徴もわかりにくいけれど、少しフィルタで補正すると縦900の特徴が綺麗に見えるところも多く、元は引き続き1600x900。

普通に見て破綻気味に見えるかは環境次第だろうけど、恒例の3DCGEDは情報量が多い上に動きも大きいので圧縮劣化で細部はぼろぼろになっていて正確な数字は見出せないけれど、背景の線を見ると縦720に近い特徴が出ているところが多く、ここはHV1280クラスの映像だろう。

BRAVE10 5話


局:TOKYO MX
放送日:2012/02/04
評価:HV1280, HV1280-i(GONZO)

フィールド毎の拡大で縞になっているカットが大幅に減少した5話。以前からちゃんとフレームで拡大されたカットも混ざっていたけれど、ようやく正常カットの方が多くなった感じで改善傾向にあるようだ。暗いカットも多いしぼけ気味のHV画質なので劣化もそれほど目立たないし、気にならない環境も多そうだけど誰も得しないダメ処理は消えた方がいい。

リサイズの問題はなくなっても全体に小さめの分布になるところが多い。この分布でも縦720のジャギの特徴も綺麗に残っているので、どちらかというと撮影までの処理の問題でジャギ感の強い絵になってしまったものをぼかして誤魔化したように見えてしまう。

アマガミSS+ plus 1話



局:BS-TBS
放送日:2012/02/04
評価:HV1280


これもTBSと同じところ。

TBSより少し横の伸びが良くなりさらに大きな分布になっている。絵で見ても線の輪郭がはっきりして鮮明になっている。これも横方向にリサイズ跡があり、横1440経由の映像だけど、かなり鮮明度の高い映像だったので、他の作品に比べ地上波の余分なリサイズの影響が大きくなったようだ。

鮮明さでは地上波より上だけど、その鮮明さが逆にBS-TBSの圧縮劣化を招いた感じで、破綻気味のフレームも多く、NRで誤魔化せず普通に見ていてもブロックノイズが見えてしまうところもちらほら。エンコーダの改善でかなり上質な放送画質になりそうなだけにもったいない。

BSの方が線の輪郭は鋭利になっているものの、はっきりとした黒い線で描かれているのでTBSでも十分すぎるくらい鮮明な絵に見えるし、背景のディテールなどはむしろBSの方がつぶれてしまっているところが多いくらいなので、総合的な評価としてはTBSの方が高画質と言っていいだろう。

キルミーベイベー 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/02/04
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

全体にほとんど変わらない分布になるところがほとんどで鮮明さでは同等。彩度高めの絵でBS-TBS色もそれほど気にならないけれど、細部の色の滲みが目立ち、ところどころブロックノイズが見える不安定さはいつも通りのBS-TBS画質。これも横1440経由。

TBSより良い要素は見当たらず、OPなど動きの大きなところでは破綻気味のフレームも多いけれど、比較的簡素な絵で動きも少ないので、本編では普通に見ていて気になるような劣化もそれほど目立たず酷いというほどでもない?

2012年2月4日土曜日

TO



局:BS-TBS
放送日:2012/02/04
評価:HV1280

BS-TBSで2009年に放送されているけれど、1920化という変化もあったので比較してみよう。

似たような分布でも今回の放送の方が横の伸びが少し良く僅かに鮮明になっているように見えるところが多い。

拡大して線の特徴を比較すると元が同じ映像だっとは思えないくらい異なっていて、今回の放送の方が圧縮劣化が少し増えているように見える。逆に今回の方が細かい描写も潰れず良く残っているところもあり、1920化で少し特長が換わっていても同レベルの画質で大差ないといった感じ。

これも横1440経由の映像。

ダンボール戦機W 1話


局:BS JAPAN
放送日:2012/02/04
評価:HV1280+

テレ東1話と同じところ。

BSの方が横の伸びが少し良く、僅かに鮮明になっているけれど、太めでしっかり黒いはっきりとした絵なので映像で比較するとほとんど判別できない。それでも静止画を拡大して比較するとBSの方が細かい描写も良く残っているところが多く、色の滲みなどはBSの方が少なく細かい塗り分けも良く残っている。

地上波よりブロックノイズの多いフレームも探せば容易に見つかるけれど、ノイズ効果なしでベタ塗りに近いすっきり画質というところが効いているのか動きのあるカットの地上波の方が圧倒的に安定しているわけでもなく、総合点数を付けるすればBSの方が上と言ってしまってもよさそう。

再確認するまでもないけれど、縦だけでなく横方向にも1440x810のジャギが綺麗に残っているHV1280+映像。

これも1440経由のソース。

2012年2月3日金曜日

東のエデン 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/02/03
評価:HV1280

フジテレビ初回放送時
と同じところ。

アニマックスの方が少し大きく見えるけれど、圧縮劣化でのノイズの分布が重なって見えているだけで線の輪郭も崩れ気味。

背景の描写などもフジより潰れが目立つ、いつものBSアニマックスらしい微妙画質。



局:フジテレビ
放送日:2009/04/09
評価:HV1280

当時のチェックそのまま。

大きな分布が普通の時代になってしまったので、今の視点で見ると小さいと思ってしまうけれど、ソフトな分ジャギ感のほとんどない滑らかな線に見える。

リサイズでの乱れもほとんどなく、全体に縦720のジャギが綺麗に残っているわかりやすいHV1280。

今のフジテレビとは異なり、圧縮劣化も目立たず細かい描写の潰れも少ない安定した映像だった。戻らないかな・・・



局:WOWOW
放送日:2011/04/29
評価:HV1280

WOWOWも変化があったので今の状態ではないけれど。
去年春のWOWOWの放送も見ておこう。

フジより少し伸びが良く僅かに鮮明でノイズも少ない。微妙な表現も崩れず良く残っていて放送としては非常に安定している優秀な画質。

それでも当時のフジより圧倒的に緻密な絵というわけでもなく、動画では判別困難なくらい当時のフジは健闘していたように見える。

WOWOWでも横1440経由のソースでの放送だった。

つり球 番宣


局:フジテレビ
放送日:2012/02/02
評価:HV1280


全体に小さめの円分布になるソフトなHV。

全体に暗部を持ち上げた感じの低コントラスト映像だけど、線も黒浮き気味ながら適度な暗さを維持していていて分布の割にはボケ感はあまり感じないカットも多いけれど、かなり甘い絵に見えるところもあり、くっきり感は弱め。

手描きの線の味を残そうとした、という感じに見えなくもない荒れや輝度ムラもあるけれど、縦720のジャギの特徴もしっかり残っているところが多く、これもHV1280。



番宣では良くあるパターンだけど、見た目にもまったく質感の異なる最後のタイトルのカットの絵はアニメ絵でなくフルHD解像度でイラストを加工して動かした状態なので巨大な縦長分布になる。最後のカット以外でもアニメ絵っぽいくない絵や文字などは縦1080で入っている。

アニメ映像部分も編集過程で劣化しているかもしれないし、本放送はフジテレビでも少しすっきりした絵になるかも?

ブラック★ロックシューター 1話


局:フジテレビ
放送日:2012/02/02
評価:HV1280


小さいわけでもないけれど、どこか伸び悩み気味の微妙な分布なのはフジテレビボケの影響?全体に少し四角っぽい分布になるところが多い。

比較的コントラストの高い映像で、線も十分暗く鮮明に見えるところが大半だけど、部分的に線が細く少し黒浮き気味になっているところもあり、輝度効果も手伝ってくっきり感は弱めに見える環境も多そう。

大きく動くところはしっかり崩れているし、線の周囲に軽微なモスキートノイズが目立つフジテレビらしい画質だけど、すっきり画質という印象は弱い割にはグレイン風ノイズも皆無と思えるくらいちらつきがなく、劣化の目立たない映像になっている。

しっかり補間の効いた乱れの少ないリサイズで元絵の特徴も良く残っているけれど、細かい描写や線周辺のノイズには正確に縦720の特徴も良く残っていてこれもHV1280。

今期の夜アニメといえそうな作品も出揃った感じだけど、久しぶりに1280x720超の作品がない2012冬。

フジログ 1話



局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/02/02
評価:HV1280-i(SPICE)

tvkと同じところ。

tvkより横の伸びが良く大きな分布になっているけれど、tvk同様の縞HV。



縞解消後の分布はほぼ円に近い形になり、tvkの悪さが良くわかる。

tvkの方がボケていて色のにじみも目立つけれど、CGで線も比較的はっきりいることもあって絵として見ると印象差はそれほどない。キッズの色付きロゴに対し、ロゴなしのtvkというわかりやすい利点もあるし、縞HVの時点で出来の悪い画質なのでtvkの方が好印象になりそう?

もちろんこれだけの分布差があるので、ロゴ消し&縞解消前提であればキッズの方が上質の絵になる。