2010年10月15日金曜日

十二国記 1話


★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/10/06
評価:HV4:3


この1話は先週の放送だけど、判断が難しそうな映像で先送りしていたため遅れての更新。

最近の鮮明HVと比較しても遜色ない円に近い巨大分布。演出による効果もあるけれど、高コントラストのシーンも多くくっきり感も十分。さすがに近年の高精細作品と比べると補間も弱く、リサイズでの乱れも僅かにあるけれど、元から十分高解像度なので普通に見て気になることもなさそう。

僅かとは少し荒れていることもあって誤差なくとはいかないけれど、細い直線的な線にはジャギの特徴も比較的よく残っていて、縦840に見えるところがあった。縦840で正方画素と仮定すると4:3の範囲での横は1120になり、実際それに近いジャギやノイズが見えているので、1120x840かそれに十分近いサイズだろう。

今更ここで書くまでもないくらいの映像だけど、横は僅かに甘くなっているものの縦は840の数字に見合う細かい描写も潰れず綺麗に残っているので、多少誤差があるとしても4:3でもHVという点は間違いない。

鉄のラインバレル 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/10/14
評価:HV1280-i(GONZO)

TBS放送時と同じ場所。分布もTBSと大差なく、同じように縞HVで、もちろんGONZO縞。

横の伸びもHVとしては悪く、優秀なアプコンと大差ない分布の通りどこか眠い画質だけど、線が太めなので極端に黒浮きした線は少なく、極端にボケ感の強い映像というほどでもない?

ボケの影響で、縞が見えにくい分縞HVの割りには落ち着きのある映像に見える(誉めてない)ので、縞解消しても見た目の印象はあまり変わらないかも。

海月姫 1話


局:フジテレビ
放送日:2010/10/14
評価:HV1280

十分大きめの円に近い分布。線周辺に弱くリンギング的ノイズもあり、少し四角感のある分布になるカットも多いけれど、しっかり補間された線でジャギ感はほとんどなく、線はとてもなめらかに見える。

線も暗くコントラストも十分で、高いレベルでバランスのとれた鮮明HV。グレインもなく巨大分布になるような欲張った鮮明さもないので、圧縮劣化も少なく放送画質としては安定している印象。

ジャギ感のない絵ではあるけれど、細い線やノイズには正確に縦720のジャギが残っていて、これもHV1280。

探偵オペラ ミルキィホームズ 2話


局:TOKYO MX
放送日:2010/10/14
評価:HV1280, HV1280-i(GONZO)

予告の時点で予想できたけれど、先週に引き続き縞縞カットと正常カットが混ざった状態に、MXL字も追加。分布でわかる通り、ここは縞カットの分布だけど、横の伸びはかなりよく縞解消すると円に近い分布になる。

縞HVもその発生原因がリサイズにある点では特異な存在だけど、縞と表現した通りフィールド間の差によるコーミングの一種。誤判定を100%排除するのは難しいけれど縞判定した上で縞部分だけ縞解消した絵に差し替えれば、混合状態でも理想に近い映像にする作業もある程度自動化できる。

今回はL字中も縞カットと正常カットが混合ということで、面倒な作業をするくらいなら(他局が視聴できるなら)他局の録画を使った方がいいけれど、今回の放送で出来る限りよい状態にする場合、L字解消を先にしてから縞解消を行ないさらに僅かに残るL字部分を削るという手順が無難。ややこしい映像なので丁寧に処理してもあまり綺麗な絵にならないかも?